【感想・ネタバレ】ラディカル・ホスピタル 1巻のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

都内のある(架空の)総合病院の話。主に外科病棟をメインとしたドタバタ喜劇である。
病院に入院した人、医療関係者なら「あるある」である(医師に見せたら大笑いしていた)。
この巻の各話を通してみると、外科医とナース(作品では看護婦。2002年3月より看護師に統一)のやり取り、入院患者とナース・外科医の日常、各医療関係者(薬剤師・放射線技師等)の話が繰り広げられる。
経験上分かるのは、薬剤師とナースのやり取りで、当時の薬物乱用の話があるが、薬剤師曰く「この薬局には麻薬(例:ヒロポン(現在は処方箋薬)等)や睡眠薬もあるけど魅力は感じない。私が仕切っているから」としながらも、大腸検査(腸カメラ)前処置用下剤(約2ℓ)を推して「必ず出るわよ。しかも腹痛無し」と発し、ナースが「うーんステキ♡」と言わせるのが面白い。(女性は便秘が多いと言うネタですが、腸カメラ前処置の下剤投与はかなりキツいです。味はスポドリ風でしたが、トイレに籠もりきりで、最後は愛のグリセリン浣腸(略して愛グリ浣。この巻で登場)されました(ーー;))
また、コールを受けたナースが病室に行くと、患者が「大部屋に移してくれ!」と懇願。言うまでもなく、個室は大部屋より室料が高く普通に1万円を超える訳で...。(病院では大部屋の空きがない限り、緊急入院患者は個室に入れがちです(経験者))
これから病院に入院する方は笑いながら予備知識として、病院に入院した事がある方は「あ、それあったわぁ」と笑い飛ばせる良い作品です。
あ、外科主治医が手術の際に Doctor X(大門未知子) みたいに「私、失敗しないので」なんて、絶対言いませんから。(笑)

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2021年10月20日

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