感情タグBEST3
Posted by ブクログ
すっごく噴き出しちゃうシーンと、すっごく泣きたくなるシーンがこれだけ同居してる小説ってなかなか無いです。
私は一人っ子で、兄弟も姉妹もいないから、正確には分からないけど、すれ違う家族が互いの境界線を二度と越えることなく、命を終えてしまうことがどれだけ悲しいことなのかは、身近に見ているので、少しは知っています。
どうしようもない絶望と、ぽっかり空いた心の穴。埋めるために、その人はとても頑張ってました。私も少しは支えたつもり。沢山話をして。
でも、やっぱりその穴を埋めたのは、同じ思いをした家族でした。境界線を越えられた、生き残った二人でした。
そんな二人をつぶさに見てきたので、この本の2話目では、その時のことを沢山思い出しました。
こんな思いはしたくないから…私は家族をこれからも大事にしようと思います。矢崎さんもそう思って書いたのだと思います。
それから、最後のお母さんと美帆ちゃんの話。もうあの手紙には、本気で泣きそうになりました。
子供がとても欲しいのだけど、一身上の都合により、今は子供が持てない私。
母親って、父親より多分もっと複雑で葛藤が多いのかもしれないと最近思うんですよ。
だって、自分の身体からぽこりと派生したのが、子だからね。自分の一部のように思って、所有しているかのように扱ってしまったり、自分とあまりに違っていて戸惑って、ほんとに自分の子供かと思ったりすることって、きっとある。
そして、そんな疲れてる自分に、ハッと気づいて、ショックを受けて、一人で悩んでるお母さんってきっといっぱいいるんでしょうね。
昔みたいに、地域でみんなで子供を育てる、という環境があるといいんですけどね。今は個々で閉じこもってる社会ばかりで、お母さんは孤立しがちです。
でも、この本で語られてるように、お母さんというのは、子供の年の数くらいしか、お母さんとしての経験値は積んでないんですよ。ここで言うなら7年ですか。
手探りなのは当たり前ですよね。なかなか子供が分からないってのも、当然だと思う。子供はうまく気持ちを相手に伝えられるだけの言葉を持ってなかったりするし、自分の身体から出てきたといっても、全く別の存在なのですから。
悩み苦しんでるお母さんたちに、読んで欲しい話でした。悩んでるのは、あなただけではないと言ってくれているような。優しい1冊です。自分が母親になったら、必ず読み返したいなと思いました。
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2012年最後、そして2013年最初に読んでみた作品。
ぶたぶたさんシリーズの世界感というか、空気って好きです。
読み終わった時にほっこりした気分になれます。
いいなぁ…
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はじめてこのシリーズを読ませて頂きましたが、荒れた心に絆創膏を貼ってくれるような世界観だと思いました。
私も登場人物の雪音ちゃんと心情が重なる部分があったので、ぶたぶたさんみたいな人(?)が近くにいてくれたらなと思いながら読み進めていました。
このシリーズの他作品も読みたいです。
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予備知識なしに読んだので、はじめは混乱した
でも、とにかく登場人物たちの気持ちに共感できるので、
応援したくなったり、自分もがんばろうという気持ちにさせてもらった。
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ぬいぐるみのお泊まり会と聞いてメルヘン全開の展開を予想していたら、結構シリアスな雰囲気も。でもこのシリーズ共通の読んだ後のほっこりは相変わらず。絵本が読みたくなりました。
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ぶたぶたさんシリーズの一冊ですが、初めて読みました。
シリーズの他の巻を読んでいなくても充分楽しめました。
ぶたのぬいぐるみ、山崎ぶたぶた。
一眼レフを持っていて、車の運転ができて、お料理も出来て、お酒もたしなむおじさん。妻子持ち。
ぶたぶたさんは一体何者なんだ?!
というか何なんだ?!…というのが気になりますが、そういうのを気にしたらだめなんでしょうね。
登場人物たちもぶたぶたさんに戸惑いつつも普通に受け入れているのだから。
ふんわり優しい空気が流れていて良い小説でした。
なんというか、夢がある。
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ぶたぶたさん、最新刊。
知人が、過去のぶたぶたシリーズを貸してくれて、大ファンになったのは、昨年の話。
あれから何度も大人買いを考えましたが、まだ実現にはいたらず(笑)
今回もぶたぶたさんは、関わりのあった方々みんなを幸せにしてくれる。
幸せにしてくれる。というのは、違うのかも。
幸せに気づかせてくれる。が正解かな。
今回の話の中で、子供の気持ちが理解できず、どう接して良いかわからない母親のお話が、ストンときた。
もし、本当に山崎ぶたぶたさんがいたら。。。
絶対、一緒にビールを飲んで語りたい。
また大人買いを考えた(笑)
Posted by ブクログ
なかなか面白い設定。ぶたぶたさんが、こうなった訳を知るには、前の本を読まないといけなそうだ。彩子目線での美帆とのやりとりと悩みが、印象に残った。親子って難しいけど、愛はいろんなものを超える強さがあるとわかった。ところどころ、誰のセリフかわからなくなるのは、私のダメなところ。よく理解しきれなかった。
Posted by ブクログ
また、アップするのを忘れてた
ぶたぶたさんは今回は不思議なボランティアの人、いや、ぬいぐるみ、いや、なんだろう。
なんでもいいや、ぶたぶたさんだし。
優しくて、今回も面白かった。
「こんとあき」は大好きな絵本の一つだけれど、
あれ読むといつも何故だか泣きそうになるんだ。
ということを思い出したりした。
しかし、間宮さんの弟の謎が。。。
解けてない!
ものすごく気になるんですけど。
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ぬいぐるみおとまり会と言うのが実際に行われていることを知らなかったので新鮮だった。けれど、メインは登場人物の物語だったのでぬいぐるみおとまり会のことももうちょっと詳しく知りたかった。またシリーズとは知らずに読み始めたので、ぶたぶたさんが普通に登場して馴染んでいるのに少し戸惑ってしまった…。
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山崎ぶたぶたさん、是非お会いしたいです!w
なんとも言えない不思議な感覚と、簡単にイメージしながら読み進められるので、ぶたぶたさんの世界に浸ることができました!
ぶたぶたさんシリーズは、まだこれしか読んだことがないので他の作品も読みたいです。