感情タグBEST3
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タナトスシリーズの高槻の上司・湊が出てくるが、別物の新作。
88の妖怪を使役する無敵でおかっぱで黒縁眼鏡の中学生・出屋敷市子の物語。
市子(表紙上)によく連れ添っている主要妖怪は、
携帯やカメラなどを情報操作するキセルおやじ天狗・溝越史郎坊(表紙右)
身の回りの世話とかする九尾の狐・助六(表紙左)
物理攻撃専門で男と女2つの頭を持つ白蛇・みずは&みずち(表紙下)
市子は小さい頃から修行とかしたらしく、神通力を操る超人で大人びてて、他人と会話もしないから、学校で浮いた存在で、それでイジメられても超能力で簡単に打破するから学校で浮いた存在だった。
でも市子を携帯で撮ったことで幸運が続いた葛葉芹香や、市子の死をタイムループで救った父親の大雅(友人が高槻の上司・湊)など、1人だった市子が徐々に人との交流をするようになる。
市子が人との関わり方を学び成長する物語で、市子のちょっとしたツンデレを楽しむライトノベル作品
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テイスト的には森見作品好きにはどストライクな設定というかキャラの感じや世界観かなと読みながら思ったりもした。
汀作品はタナトスシリーズを一作読んでいるだけだが既存の作品などの小ネタなどを随所に散りばめていてニヤニヤしてしまうけど世界観の構築がいい。というのは結局、キャラがきちんと立っているからなんだろう。
最後の『私の幸せは貴方のそれではない』でそっちかあと思ってしまうのは仕方ないというか僕は好きなラインなので嬉しい部分でもありゼロ年代的なセカイ系を意識的に作品内で批評的に描くとこうなるのだろうと読み終わって勝手に納得はした。
正直このテイストでusiくんの作品をうまく表せている世界観の装丁イラストならノベルスよりハードカバーで出した方が売れるんじゃないかなと思ったりはするのだが。
最初の一作以外は書き下ろしみたいだけど汀さんノリノリで書いたんじゃないかなって、読んでてそんな感じがした。こういう時ってたぶん作家さんからしたら逆だよって場合になりそうだけど。
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あっちのシリーズのカサンドラこと大雅さんが、こっちではまたいい味出してて、ますますファンになりますな。和風妖怪モノは好物なので、このシリーズも今後が楽しみです。4編目のエンドレス感がまたいい。
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ぶっちゃけ最終話は必要だったのだろうか?
最終話の終わり方は頂けない。
消化不良?
1話はある意味脇役の市子。
最初はどこか不気味で不思議ちゃん。
2話では憂さ晴らししたりして…。
失敗しては怒られて諭されて成長を見せる
市子可愛いw
3話の会話シーンなんかは中々のもの。
このまま続けば良いものを…
史郎坊が中々好い人で楽しい。
機械に強いのは元通信士だから?
最終話の事の起こりは1話で解決しているんじゃ
ないの?って所からハテナ状態。
パラレルワールド的なものだろうか?
最初はシリアス悲劇的な装いだったけど
最後にはバタバタ喜劇的な終わり方。
どっちつかずだなー。
最終話の消化不良がなけれはかなり気に入った本だった。
…本だね。
作中やたらオタネタが散りばめられているの。
例えまでアニメネタとかは如何なものか?
とは思うけれど?
10年後読まれる作品でもないということかね?
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まずカッパーフィールドをググッた私。
前回読んだタナトスが出屋敷先生スペシャルだなぁと思っていたけどコレかぁ!
とりあえず出屋敷先生があっちでずっとレギュラーとして生存できる要素が増えました。
短編4作。最後のお話があるから続くことはないのかなー。市子ちゃんかわいい!
小ネタが半分以上わからなくてもダイジョウブ!やっぱりこるものさん好きだ!
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エンドレスネタにまどマギ出て来てそれまでこいつ趣味あうじゃんって心の中で竹馬の友扱いしてたら、1977だた。
そろそろまどマギ見ようとおもう。
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うーんとね、少女残酷論でもおもったんですけどね。マンガ・ゲームの小メタちりばめられているのが、いちいちニヤリとできて困ります。真Ⅳだったら、酷いことになってますよ。ニヤリ連発。
しかし、妖怪さんたちよく知ってますね。依代がタブレット端末の溝越はともかく、助六が開幕メギドラオンとか知ってるんですね。
あぁ、だから助六なのか。
そんな風にニヤリ連発の自分は、最後の大雅さん獅子奮迅のときも、あまりドキドキせず。
だって、九尾の狐ってメガテンだとボスじゃないんだもん。ごめんなさい。
娘のために頑張るお父さんは素敵でしたよ。レベル99というオーバースペックだからといって、ごくごく普通の生活をあきらめることなんてない、という決意。
娘の幸せを願う父親の心情です。
あ、チェフェイいましたね。九尾の狐。あれは調子乗って酷い目にあいました。ごめんなさい。
あとは、テトラカーンセンコにヒノカグツチ反射とかね。タマモもそうか。
案外、痛い目あってんな。そりゃあ、白面の者だったり妲己だったり羽衣狐だったり人柱力だったりするわけです。
ごめんなさい。
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表紙とタイトル…プラス、帯の「魔法が使えるからといって万能なわけじゃない」という煽り文に惹かれて買いました。
別にファンタジー感溢れる魔法バトルとかが読みたかったわけじゃないんですが、
これはいくらなんでもタイトル詐欺だろw
このタイトルでこの内容をイメージできる人がいたらエスパーだよ!これじゃない感がハンパない。
まあ、結果的に面白かったから良いんですけどね。
表層には”魔法”とか"レベル”とか出てますが
それらから連想されるRPG要素はほぼなく、
ネタで出てくるRPGのタイトルぐらいですね。
どちらかというと”呪術”とか”怪異”物。
和製に寄った異能物ですね。
ライトノベル的な要素は強く、
逆にサブカルヲタ知識が全くない人には
ちょっとキツイんじゃないかってくらい
そっち方面のネタが練り込まれてる。
特にシュタゲネタは酷いw
シュタゲ知らないと読んでてつっかえそうな気がするんだが、そんなことは無いのだろうか?
そして逆にシュタゲもそうだけど実在の企業名や作品名が出てきちゃうあたりがラノベっぽくないかも?
講談社なのにKADOKAWAの作品のネタも出てくるしな。
文章は基本的にコミカルさもちゃんとあって読みやすいんだけど、時々説明不足っぽくて解りずらかったりすることがあったかな。
読んでるうちに理解できる範囲なんだけど、
すっきり読めないから引っかかりましたね個人的に。
キャラは立ってるし内容は叙述トリックいれたりパロネタ絡めたりで工夫されてて面白かった。
ラノベ読み視点で言えば、
もう少し芹香と市子の交遊を掘り下げてほしかったかなって意見が多そうだ。
親父も充分面白かったけどね。
なんかでも女性っぽい感じがするよね。
女性が好きな男性像?草食系だけどw
元警視総監とか特に女性の好きなシブイ親父だと思いました。
これ続編出るんですかね?
読んでみたいなとは思いますが…
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出屋敷市子シリーズ第1作で4編収録。
先日5作目を最初に読んだので1から読むことに。変な順番で読んでしまったため、市子がだんだん人間らしく変化していくのだろうというのがよくわかったし、タイトルがレベル99から1ずつ下がっていくのも納得。
天狗のおじさんがいい味をだしている。タナトスシリーズの湊さんが登場したのは驚いた。
ラストの話のアニメ、サブカルネタはちょっとついていけなかった。
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連作短編。ファンタジー。
三作目までは、ユーモアたっぷりの青春コメディ。
最後の話が…なんか、すごい。意味不明ですが。
個人的には、三作目までの雰囲気で続けてほしかった。
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「あの、くっつかないでください。このようななりですが相応に歳を重ねた雄ですので宮やその朋輩の少女ならともかくおっさんにくっつかれるのは不愉快です」
「モフモフさせろよー! ぼくは家長だぞー!」
2015/07/31-08/08
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毒舌が鈍いような? はてどうだろうか。
とりあえず、油断してたら出屋敷先生かよ!ってなる。短編連作なんだけど、実は1話1話重い。そしてタナトスシリーズを読み返したくなる。作戦か。
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八十八の妖怪を従える力を持つ出屋敷市子。史郎坊のキャラがいい。たまに的を得たかっこいい事言ってる。
わんさかアニメ、漫画、芸能人名、オタク用語?が出てくる。全くの余談ですが一番共感したのはアイスのビエネッタ。子供の頃1箱贅沢食いしたいと思ったものだわ。
最後の「私の幸せは~」まではスラスラ読めたんだけど、最後の章は読むのが面倒くさくなってきたのが残念。
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妖怪を従える少女と巻き込まれる周囲の短編集。
繰り広げられるアニメやゲームなどの小ネタが面白い。ストーリーは想像よりもライトノベルだった。最後の短編はタイムトラベルまで盛り込まれて、シリアスなストーリーなのにシニカルで面白かった。
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クラスに一人はいそうな、近寄りがたい人。
などというレベルの問題ではない、達観した少女が一人。
彼女はなんと、姿を撮ることができない人物。
人型とは、確か自分の不運を背負ってくれるもののはずですが
その代り(?)に幸運をくれるとは…さすが人間?
確かにこれだけ言われて去っていったら「???」です。
むしろ周囲が怖いです。
セットにすると、本人が普通に見えてくる不思議(笑)
そうして『友達』になった二人。
こちら側の人間がいることで、さらに色々分かりやすく
突っ込みやすくなってしまいました。
もっていそうな感情をぶつけてみたり
多分生まれて初めての喧嘩をしてみたり。
これだけ読むと青春っぽいですが、やってる事は…。
最後には、ようやく(?)また怪しげなペットがちらり。
そしてループな世界。
確かに昔話にはよくありました、妖怪の紫の上計画。
しかし周囲の者たちがそれを許すのかどうか…。
いやでも近場にいるのが任務(?)なら
そうなってもよし?
教訓・うまい話には裏がある
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ただし少女はレベル99”汀こるもの著 講談社ノベルス(2014/02発売)
・・・数々の妖怪変化を従える少女・市子と同級生の少女芹香や一般人の父親の話。
シリーズ四編。
”幸運には限度額がある”・・・なぜか幸運が続く芹香。どうやら市子の写った写真
に関係があるようだが。
”言葉はいつか自分に返ってくる”・・・同級生男子から奇妙な振る舞いを続ける母
親について相談を受ける市子。どうやら狐憑きがからんでいるようだが市子はあっさ
り断ってしまう。
”人生に無駄な伏線はない”・・・市子の力に自分との隔たりを感じる芹香。
”私の幸せは貴方のそれではない”・・・ループする日常を過ごす、市子の父・大雅
。ループの原因を探そうとするが。
・・・超越した存在の市子がと芹香や父親と馴染もうとする姿など、概ね楽しく読め
ましたが、父親と主要妖怪の一人がオタク趣味に造詣が深い、という設定でやたらと
アニメ・ゲームネタが多かったのはちょっとやりすぎかなーっとも思いました。