【感想・ネタバレ】バンギャル ア ゴーゴー(1)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

9/10.
傑作。素晴らしい勢いで進む。長いのに無駄な字ゼロ。やはり人間は何かを追っかけしないとダメなんだな。

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2022年07月27日

Posted by ブクログ

バンドの追っかけは、自分にはよく理解が出来ないが、きっと当人たちにとっては大切なものなのだろう。なんだか自分の10代のころを思い出した一作。

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2013年12月22日

Posted by ブクログ

私とはきっと別の思考回路を持った、別の世界の人々の話。
けれど、その根幹である人間性はきっと同じで、所々でシンパシーを感じた。

ストーリーは何てことはない。
しかし、主人公の描写がうまくできていて、引き込まれる。
他のキャラクターたちの描写があまりいないのも、主人公の視野の狭さがあらわれていてよい

人に勧めるか、と聞かれたら勧められない。
読み返すか、と聞かれたら読み返さないと思う。
しかし印象にはよく残る上、自分に影響を与えた本だと思う。
衝撃を受けたい人にオススメ。

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2013年07月14日

Posted by ブクログ

バンギャあがりでもないのになんか身に覚えがあることが多くて痛い…。
とりあえずのり切手がいちばんやばい。

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2013年05月30日

Posted by ブクログ

◆あらすじ◆
家にも学校にも居場所がない中学生のえりの心の拠り所は、大好きなヴィジュアル系バンド。
札幌のライヴハウスに通い、ノリコとユキの3人でメンバーを「追っかけ」る時だけが「生きてる」気がする。
くだらない日常から逃げるように、ライヴハウスの暗闇と轟音にまぎれる少女たち。
女の子青春文学の金字塔!

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2010年02月07日

Posted by ブクログ

今まで雨宮処凛の本はノンフィクションしか読んだことがなかったけど、小説でも面白いものを書いていることが分かった。
普段平板化している感情に深く響くものがある。笑ってしまう場面も多い。
読者を笑わすセンスは<1>が一番ひかり、<3>は笑う所は少なく、悲劇的な事態が多い。
異性の登場人物と主人公がセックスする場合が田口ランディの作品並みに多い。そういえば田口ランディの作品は同性の友達が物語の主要人物として登場する事が少ないように思った。この雨宮処凛の作品は同性の友達が主要人物として頻繁に登場する。
受験勉強は意味のない暗記テストで高得点を取る為の忍耐勝負であり、大学受験勉強の価値を認めず大学生を馬鹿にしている記述がいくつかあった。
夢を追いかけてヴィジュアル系のバンドマンとして活動する男を強く肯定し、その男たちとセックスする事で自分をパンピーとは違う特別な存在だと錯覚するという記述もいくつかあるが、バンドマンとして夢破れた者などの現実もわずかに書かれている。
キャバクラ嬢になる事は許しても風俗嬢になって体を売ったりする事は否定する記述もある。
大学を出てなくてV系ファンでキャバクラ嬢も経験した雨宮処凛本人の価値観でもあるのだろうか。

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2010年01月16日

Posted by ブクログ

 少し昔のバンギャの少女達の姿を描いた小説。らしい。
 こんな時代があっただなんて認めたくない、バンギャはこんな子ばかりじゃない、そんな感情を抱きながらもこの小説を否定したりすることは出来なくて。
 主人公達の気持ちには、確かに自分の気持ちと共通するものがあって。
 中毒性のようなものを感じて一心不乱に読み耽った。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 私の傷口をゴリゴリとえぐってくるような話。
「1」と書いてあるので、中途半端なところで終わったらどうしよう……? と憶いながら、読み進めたのですが、そんなことはなかったことだけがよかったです。
 これはこれで一冊で綺麗にまとまっている。

 これはバンドを追っかけている、4人の少女の話で。
 彼女たちは、傷ついたり、様々なものを失ったりしながら生きている。
 私がMAXバンギャだった頃には、こういう文化ってあまりなかったから、ちょっと「古典」みたいになっているところもあるのだろうけど。

 恐らく、確かに、こういう時期ってあったのだろうなあ……と、年上のお姉さま方の話を聞くと思ったりもする。
 それがよかったのか悪かったのかは、よくわからないんですけど。

 でも言えるのは。
 確かにこういうものを猛烈に必要とする人は、いつの時代も存在するし。
 そのために何かを消費したことをよしとするか後悔にするかは自分次第……だと思いました。

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2019年10月20日

Posted by ブクログ

ふと立ち寄った本屋で見つけたので読み始めました.

少し前のリアルなバンギャ事情ですね.
自分はそこまでしたことなかったけど,地方ギャの思うこととか,将来の不安と葛藤とか,どんなジャンルの子でも悩みは同じなのかと思う作品でした.

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2013年01月21日

Posted by ブクログ

著者の実体験をはんぶん交えて書かれてるんだろうな、だって、メインのバンギャルちゃんたちが辿る思いや進路や友情や親との衝突やら、恐ろしいくらいに元バンギャの私と同じだったもの。

居場所がなくて、何かつまらなくて、夢中になりたくて、そんな想いを火花が散るほどにライブで弾けさせる。音楽性だの、世界観だの、最初は語りながらいやに影響されてそれを理解する自分はつまんない他人とはちがうと
優越感を感じる。

そのくせ起点が見えた途端、女が生まれて服装も考え方も対面的に考える。だけど、そんな恥ずかしいまでの願望むき出しの自分を間近でみて、同じ立場にいた人だからこそ、そこで出来た友達ってより強固なものになったんだ。

読んでいて恥ずかしくて懐かしくてなんだか清々しい。

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2010年08月21日

Posted by ブクログ

ヴィジュアル系バンドのおっかけの女の子の話、だと思う。音楽の話というよりは、中高生の持つ曖昧な不安や葛藤、欲求やらを描いた話だと思う。話は面白いが、音楽を逃げ場として書いているようで少し不満だ。
2009/11/14

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2009年11月14日

Posted by ブクログ

これは完璧にジャケ買い(笑)
最初は「1だけで良いや」なんて思いながら、ダラダラと読んでたんだけど、読み終わったら続きが気になる、気になるwww

青春小説だな~って感じです。
思春期の行き場のない憤りや焦燥感が上手に表現されていると思いました。

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2009年10月21日

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