感情タグBEST3
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意外だけど
優ちゃんとぼく、色々あったけど、上手くやってた。もちろん、色々の中身は、結構ハードだけど。淡々と語る内容は、あまり気分のいいものじゃない。生々しく語られても、いいものじゃない。でも、冷静な主人公に救われた。
Posted by ブクログ
制御された悪の重要性。
臨床心理士・いわみやけいこさんのあとがきがとてもスッキリと説明してくれている。
本の内容には共感が多かった。
部活内での問題になるシーンについては、私が子供の頃に正しいと考えてやったことを怒られて親にまで話しが行った時のことを思い出した。
人生でした経験が、考え方に影響を与えているという感覚を私に与えてくれた。
お気に入り。
Posted by ブクログ
虐待という重いテーマなのにどこかほっこりする作品。ゆうちゃんが来たときのことを、「クリスマスとお正月が一緒に来たくらい嬉しかった」という表現をしていたのが、すごく、心に残っています
Posted by ブクログ
子どもがもしできたら、
なるべく家にいれるようにしたいと思った
夜誰もいない孤独を知らないから、その寂しさを作品を通して感じることができた
ラストは、
暴力がなくなってこのまま幸せが続けば
と思ってた矢先に日記が見つかってしまい
父親が出て行く
精神病院に通ってでもカウンセリングを受けてでもまた許してもらえるよう戻ってくる
このシーンはグッと来た
辛い状況でも本人同士にしか分からないことがある
けど暴力はいけない
学びのある作品だった
Posted by ブクログ
血の繋がっていない父の虐待を受ける中学2年の男の子の話。名前は優ちゃんと隼太。
急にキレて手を出してしまう優ちゃんは、感情をコントロールできない。隼太はそれでも周りには言わずに、2人で解決しようとする。
だんだん殴ることをしないようになる。
隼太は反抗期だが少しずつ成長してるように見えた。また、思春期だなーって思われるような描写もあった。
最後はまさかの展開だった。
私は円満に3人で終わって欲しかったな。
優ちゃんが戻って来ますように。
Posted by ブクログ
なんだかもやもやする感情で読み終えてしまった。
してしまったことは取り消せない、その後どうするかが大事というけれど、そういう綺麗事で済まされない虐待というテーマ。かといって当人同士が解決した後にたとえ家族であってもきっぱり切り捨てて良いものなのか。本当に解決したのか、時間が経たないとそれは分からないけれど。
加害者を庇うわけではないが、本人も辛い、病気と紙一重だと思う。それでも被害者の心の傷は消えないわけであって。
そう思うとやっぱり他人にはわからない本人同士の長期的な解決が1番なのかな。
皆が皆、主人公の隼太のように強く優しく理解があるわけではないけれど。
Posted by ブクログ
僕の明日を照らす方法が優ちゃん=暴力というのが悲しい。
また暴力は辛いけど、独りで過ごしていた夜の闇に戻りたくないという心理もとても切ない。
反抗期があって大人になりつつあっても、夜の闇を怖く思っており、これまでどれだけ寂しい思いをしてきたのだろうと考えるといたたまれない。
親もだいぶあとから知って、ショックだっただろうなあ。。
作者は元教師だが、怪我を負った生徒がたとえ「転んだ」と報告したとしても、本当はDVなのかどうか見抜くことはあったのだろうか。
隼太のような子が心から安らげる日々を過ごせるように、そういう真実に気付く教師がこの世にはたくさんいることを願う…。