【感想・ネタバレ】給与明細は謎だらけ~サラリーマンのための所得税入門~のレビュー

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Posted by ブクログ

「年末調整ってお金が戻ってくるから嬉しいよね?」と思っている方は必読。

サラリーマンに向けた所得税の入門書であり、決定版。

新書とは言え、索引もついており、とても丁寧に作られています。

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2018年10月12日

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サラリーマンを何も言わない羊。源泉徴収を羊達の柵。消費税導入が派遣増加を招いた。給与所得と課税所得の違いすら曖昧だった自分にはとても勉強になった一冊。

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2016年04月03日

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近い将来、増税は避けられないと予想される中、自分の身は自分で守らなきゃということで、所得税入門を読んでみた。
社宅など直接金額を受け取っていなくても、「実質的に労働の対価としての経済的利益」が含まれるものは本来課税対象となるというのは新たな気づきであった。(ちなみに、一般的に社宅については会社がうまく課税をのがれるよう対処してくれているらしい。)
我々日本のサラリーマンのことを「羊」と表現しているあたり、皮肉めいた語り口調も嫌いではない。
「羊たちがまじめにこつこつ税を負担している間に、金融立国とか国際競争力強化という美名の下で高額所得者の所得税や大会社の法人税が大幅に減税されてきた。そのおかげで不況でも会社が羊たちを守ってくれるというなら、減税措置にも意味があったのだが、現実はその逆であった。実体経済が悪くなると、羊たちの職場がまず失われていく。何のための減税だったのだろう。
 税金はやはりそれぞれの負担能力に応じたものにしなければいけない。」
そのような問題認識の下、国を相手取り、複数の人や会社が現行の課税制度に、「ドン・キホーテのごとく」楯突いている事例が紹介されており、勇気がわいた。しかも、直接は敗訴しても、制度が改善されているというから驚く。(大島サラリーマン訴訟等)この辺りが普通の税金入門と異なり、新書としても面白い部分である。

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2021年08月08日

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読みやすかった。わかりにくい税金について学ぶ入門書としては最適。住宅補助とか、会社からもらえる手当は本当にありがたいけれど、それが全て課税されていたのは知らなかった。自己防衛のためにも税金について学ばなくては!

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2014年03月29日

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とても平易に税金徴収について書かれ、その仕組みの設立背景なども分かり面白かった。
来月からの給与明細が更に楽しみだ(笑)

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2013年01月05日

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タイトル通り、給与明細の内容がクリアカットになるかも、と思ってたけど、望んでいたものとはちょっと違ってた。まあそもそも、業務形態とかによっても内容は全然変わってくる訳で、すべてのパターンを網羅するのは無理な話だし、それでも出来る限りをカバーしようとすると、どうしても不必要な部分も目立ってしまう。そのジレンマの中、良くまとまった内容だとは思ったし、必要な部分だけ抜き出して活用すれば、知識の補填には十分使えると思いました。

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2012年12月24日

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皆さん、自分の給与明細の項目内容は理解納得していますか?年末の源泉徴収をなんとなく見てるだけじゃないですか?

税について、あまりにも無知な自分の様な方々へ記された入門編。
入門編であるが、一度読んだくらいでは全てを理解するのは難しいが、税に対して、もっと学ばねばと奮起する。

何となく、会社がやってくれてるから従順に従っているが、本書に書かれている様に、羊と呼ばれるサラリーマンから脱する為にも税に対する知識を入れないと。

そんなに小難しいことは書かれていないので、これをきっかけにすると良い一冊だと思いました。

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2012年12月20日

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仕事上、「源泉徴収」や「給与課税」といった言葉を耳にすることがあったが、書店で関連する本を探しても実務者向けの本しかなく、軽く読める本を探していた私としては、読み進めていくと仕組みが分かっていく構成でとても読みやすかった。

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2012年04月28日

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ネタバレ

 給与明細をベースにして、そこに書かれている金額がどのような根拠に基づいて決まっているのかを解説した本。これを読むと、給与収入から給与所得を求めて所得税額などを再計算することもまあ可能だろう。ただし、社会保険料は元々のルールが不明瞭なので算出は難しいらしい。

 これを読むと、給与所得控除や基礎控除、配偶者控除などの根拠が理解できる。給与所得控除はサラリーマンの経費精算を税務署がいちいち処理するのが面倒くさいから、一定額を経費と想定して控除するシステムだし、基礎控除や配偶者控除は、健康的で文化的な生活を営むための最低限の金額、というロジックで定められているらしい。でも、最低限の生活が年間38万円でおくれるとはとても思えない。しかもこれには、10万円未満の医療費が含まれる前提なのだから尚更だ。
 実際、諸外国では物価上昇などにあわせて控除額を上げているらしいのだが、日本では何十年も変えていない。そしてこれが問題にならないのは、税金を払っている多くの人が、源泉徴収というシステムによって税金について考えなくてもよいように飼いならされているからだと著者は言う。

 特に興味を引いたのが、派遣労働者が増えている理由は消費税にも一因があるとの主張。正規雇用の場合、賃金給与は消費税とは全く関係がないが、派遣の場合は仕入として扱われるので、その仮払消費税は仮受消費税と消費税と相殺できる。つまり、消費税を納める額を減らすことができる。だから、正規の代わりに派遣を使った方がお得感があるらしい。

 源泉徴収は給与所得者から見ると便利なシステムだ。何せ経費精算の手間が少なくて済む。でもその分無知になり、誰かの良いように扱われてしまいやすいのならば、あえて勉強する必要があるのかも知れない。

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2012年01月25日

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サラリーマンを羊と表現するのは、
やっぱり、頭がよいからなのか・・・

でも、入門書としては、とてもコンパクトで、
わかりやすくまとまっていると思う。

通勤費も社会保険料の月額標準報酬に含まれるとは・・・
税制に関心を持たないとダメだなと思わされる。

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2011年03月28日

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源泉徴収税制等について専門書や取り扱いの手引きは多数あるが、一般向けの解説書は少ない。
これは非常に分かりやすい。
給与所得者の多くは知らない間に所得税を取られてしまって普段意識することは少ないが、関心を持つ必要はあるのだろうと思う。
著者は現状の税制に批判的な考えがある様だが。

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2014年10月13日

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散漫というか、各論についてひたすら長くてつらかった。ただ、それは著者のせいではなく制度の問題かと。光文社新書レベルで扱うには分の悪い分野だったかな。

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2014年04月10日

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「所得税入門」的な要素も十分帯びてはいるのですが、どちらかといえば「サラリーマンはこんなに所得とみなされてるんだぞ」「控除はこれだけしか認められないんだぞ」という啓蒙がメインか。今まで給与からの控除を特に気にせずにきましたが、知っておいた方がいいのは確かですね。

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2012年10月27日

Posted by ブクログ

具体的な数値を用いているので、『羊』の方々(本書ではサラリーマンをこのように表現している)は片手にしながら読み進めると自分の立ち位置を
すぐさま把握できるので、そういう意味では良著かも。

ただ、「サラリーマンのための所得税」をイントロする本著の性質上、
学問的な話は薄く、実務的な数値が多く盛り込まれているので、数字の
嫌いな(税法・会社法などのビジネスローにおいては致命的だが私はそうだ)学生・羊さんには、ナイトキャップとしての意味でも良著である。
ターゲットがそもそも違うのでこれ以上を求めても仕方がないかもしれないが、何れにせよ「とっかかり」としてはいいのかもしれない。

この本だけで大学の税法の単位がとれるわけではないだろうけど。

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2012年05月08日

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[ 内容 ]
給料日。
現在、ほとんどの会社で給与は銀行振込になっている。
あなたがサラリーマンなら、手元に給与明細が配られるだけである。
あなたは自分の給与明細をじっくりと見たことがあるだろうか?
そこに記載されている数字が正しいかどうかチェックしたことがあるだろうか?
日本のサラリーマンの税金のむしられ方は、羊たちの毛刈りを連想させる。
日本の羊たちは、知らないうちに毛をむしられ(源泉徴収)、その程度やむしられ方についてもわからないまま、不満や不安はあるが、でも大騒ぎするほどの負担感を抱かないですむようにされている。
この本は、そんなサラリーマンの税制の現状をわかりやすく説明したものである。

[ 目次 ]
プロローグ
第1章 給与明細の謎
第2章 必要経費の謎
第3章 控除の謎
第4章 年末調整の謎
第5章 出向・解雇・倒産と税金の謎
第6章 退職金・年金と税金の謎
エピローグ

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月11日

Posted by ブクログ

給与明細に載っている種々の金額の根拠を知ることが目的なら、FP検定の教科書買う方がよっぽどわかりやすい。

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2011年02月02日

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本書ではサラリーマンなら誰でも気になる源泉徴収と各種控除、年末調整、退職金、年金制度などについて一通り解説している。まあ、このようなことは会社がつつがなく処理しているハズなので、我々サラリーマンは気にしなくても大丈夫(というか裁量の余地がほとんどない)なんだけど、一応、この程度のリテラシーは持っておくべきなのだと思う。

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2011年01月23日

Posted by ブクログ

給与明細を含めた税法、控除の解説。FPでも学んだが、種類も多く、毎年法律が変わるためアップデートが必要。会社員であるからこそ、自身の給与やその周辺の税金、控除について理解し、学んでいく必要があると思う。

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2010年05月09日

Posted by ブクログ

狙いは悪くないものの、愚痴レベルな「余計な一言」が多いのが残念な一冊。あと、源泉徴収制度を国民が税バカになるからと批判するのはちょっと一面的過ぎると思う。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

確かにサラリーマンは、給与明細をみてなんかいっぱい引かれてるなーと思う程度。
気にするのは手取りを残業代ぐらいか。
年末調整などできるだけ、税金を気にしなくさせるような制度であることは間違いない。
けど、この本はちょっと細かすぎて、サラリーマンにはなかなか理解できないような。
言ってることに真新しいことはないです。

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2009年10月07日

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