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Posted by ブクログ
耳袋秘帖殺人事件シリーズ第15弾。
湯島で旗本の若い倅が死んだ。
湯島の風紀を正そうとする動きに紛れて人気の陰間が殺される。
根岸の後見人にあたる松平定信が詐欺にあったり根岸の窮地を救ったりといい味を出していた。
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<耳袋秘帖>シリーズ第15弾。
「金魚釣りに引っかかっちまった」そう謎の言葉を残して、旗本の倅が死んだ。
<くじら>の異名を持つ巨漢のおかまを巻き込み、難事件に挑む。
久しぶりに時代小説を読んだわ。
風野さんは大好きな作家の1人。この人は本当に面白い。
トンチのような謎掛けが、他にはない味わい・醍醐味。
特にこの耳袋シリーズは、もう一つの方も含め大好き。
どちらもお供の二人のコンビが良い。
今回も外せず面白かったけど、くじらが死んでしまったのは、もう読みながら「やめてヤメテやめてー」と小さく叫んでしまった。
なんだかデラックスなあの人を思い出すのはわたしだけじゃないだろう。
頭のなかではくじらはデラックス・くじらだった。
風野さんは、面白いキャラを出しても躊躇なく消したりするよなぁ(笑)
わたしだったら、もったいなくて消せないわ。
☆4つ。
Posted by ブクログ
今度は陰間ときましたよ。
『姫は、三十一』のトリオといい、
今も昔もおかまさんていうのはいいキャラなんですかねぇ。
『くじら』こと伊予次も
体格とか坂巻じゃなくて栗田が好みなところとか
いろいろといいキャラだったな。
まさかあんな消され方をするとは…残念だ。
というか
児島隼人と若松頼母の関係もなんだかBLチック(爆)。
甘味屋で児島と若松の様子をあっけらかんと語る娘たちも
今どきの腐女子な感じで微笑ましい(?)。
結末が先代の怨念とその仇討ちだったりするのが薄ら寒かった。
今で言うとあれですか? 官僚の腐敗ってヤツ???