感情タグBEST3
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・メインストーリー
・サブストーリー
・構成
・特に印象的な場面など
沢田が英里子に異動の旨を伝えた後の英里子の反応。(p.34)
・気づき
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仕事がら概要は以前からなんとなく知っていたけど、ちゃんと読んだ事がなかった。メディアで取り上げられないであろう当事者達の思い描かれていた。しかも池井戸先生の勧善懲悪的な痛快ストーリーで最後はスカッとする。映画化やドラマ化されているのでどちらもオススメかも。
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町の中小企業が大企業の不正を真っ向から暴いていく。大企業と銀行のやり取りなど様々な思惑が交差する様は読んでいて興奮とスリルを感じた。
とっかかり辛かった池井戸潤作品は初めてだったが読みやすく閉塞感漂う現代に生きる中で前向きな気持ちにさせてくれる。傑作だった。
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感動しました!
勉強など二の次。
大切なことは、人様に迷惑をかけないこと、友達を大事にすることだと教えられた。
親はいつまでも生きていられない。困った時に頼れるるのは友達だぞ。
だから友達はたくさん作れ。
そして大事にしろ。
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これは、1日で一気読み。
それほど面白かった。
まるで映画を見ているようだ。
ドラマにもなったようですね。
たしかにこれをもとにドラマにしたら面白そうだもんな。
普通に走行しているトラックの前輪が外れ、側を歩行中の主婦に直撃、死亡してしまう所から物語りが始まる。
トラックの運送会社(50人程度の規模)の社長が主人公。
整備不良が疑われるが、社員の仕事を信頼する社長はメーカーに問い合わせるもけんもほろろ。
警察からは容疑がかけられ、運送の仕事も取り消され、銀行からは融資回収を迫られ、窮地に立たされる。
メーカーは整備不良として処理。
しかしながら、以前より同様の事故が発生しており、本来はリコール対象になるものの隠蔽している。
そういう状態から、だんだんと解決していくんだけど、最後は正義が勝つのだ。
上下巻800ページを超える長編小説だけど、とても読みやすいので中学生ぐらいからでも楽しめるんじゃないかな。
とてもお勧めです。
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読後感はまずまず。
大逆転、完全勝利!!とはならなかったけど、そこもまたリアルで真実味がある。
現実は大きなものには巻かれてしまうし、自分が間違っていなくてもどうせ勝てない…と諦めてしまうことばかりだけど、こんな風に強大な権力に立ち向かう勇気が持てたらどんなにかっこいいだろうと思った。
やっぱりこういう小説は池井戸潤さんの十八番。
面白かった。
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面白いだろうとは分かっていたがホントに面白かった。次々と暗転好転を繰り返す展開、主人公の諦めない姿や容疑が晴れた時にはじーんと胸が熱くなり、逮捕状が出た瞬間などは爽快そのもの。
これだけの長い道のりを経た上でのラストも泣けます。まるで一つの映画や長編ドラマを見終わった後の様な満足感でした。池井戸さんすごい。
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なぜか感想書き忘れてました。上下巻合わせての感想になります。
モチーフは間違いなく○菱の話ですね。
学生時代、初めて車買おうと検討したときに「○菱車は論外」のイメージがあったのを思い出しました。
お手本のようなモラル欠如で、会社のコンプライアンス研修なんかでも毎回のように事例として出てきます。
ここまで露骨に史実の話をモチーフにしてるわけですから、作品の内容もある程度はノンフィクションなんでしょうね…改めて○菱は論外だと再認識…。
それ以上に、会社員として働く自分としても、もし自分が関係者になってしまったら…と色々考えさせられる内容でした。
最悪職を失い家族を路頭に迷わせるリスク背負ってまで正しい行動が取れるか?
そんな会社だと知った上で定年まで勤めるのか?
うちのモノづくりは世間に胸を張って送り出せるシロモノか?など…。
(もちろん被害者や遺族の方もですが)全く事情を知らないまま一生懸命働いてた○菱の従業員の方々が可哀想で仕方がありません。
間違いを認める勇気、大事ですね。
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大企業にうずまく論理。
プライドとぬるま湯。
その中で、出世するには、政治力が必要。
こうした論理にふりまわされ、
翻弄される中小企業や、
事故の被害者たる一般消費者、
そして、大企業にいる組織人。
こうした関係性を見事に描いている
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ストレス大だったが、面白かった。
銀行の貸し剥がしには、腹が立った、○菱自動車の株をかって、大損したことを思いだした。赤松社長の忍耐力に脱帽。
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完膚なきまでの勧善懲悪に、胸の爽快感が尋常じゃない!沈んでいく船を描き出す様が、本当に丁寧で慎重で、逆に浮かび上がる飛行船の模様も、これ以上ないほどに美しく描き出されている。それは多分、綿密な苦悩と奮闘の描写に支えられて、深く深く読んでいる者の心に染み込んでくる。途中、先の展開が気になり、微細な描写(車の部品などの専門的な箇所)を飛ばして読んでしまうほどであった。読んでもよく分からんしね。これは名作。池井戸潤の小説ってプロットが大体同じなんだけど、でもどれを読んでもワクワクする。遺伝子にそういう要素が組み込んであるのかしら。本能を刺激されるような逸品だった。
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水戸黄門で言うお代官様の、ホープ自動車の
狩野常務。わかりやすく悪役で何とか罰せられないかと
やきもきしながら読み進めました。
越後屋、そちも悪よのぉみたいな人も出てきます。
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下巻になってもまだ続く、赤松運送の危機、ホープ自動の欺瞞。
そこからの大逆転。
すべての罪が明らかに、赤松運送が浮かび上がる様が描かれるのは爽快の一言に尽きる。
ジェットコースターのような展開。
ホープ自動車に対する怒りが昇華していく。
実際の自動車会社を彷彿とさせる。
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あー、すっごく泣いた。
通勤電車で何度も何度も上を見上げた、涙が溢れないように。本当に気持ちの熱さが伝わるリアルな物語。あー、小説をいっぱい読みたい!って思わせてくれる。
2012/3/21
よくぞ闘い抜いた!
最後の最後までドキドキしながら読みました。
こんな結末を迎え、心に残る作品です。
タイヤがいきなり飛んで来て、人が亡くなったというニュースは当時驚き、それが本になっていたのですね。読めて良かった。
空飛ぶたいや
下巻の話の進み方から、多分こうなるんだろうとは予想できたものの、どんな経過でそうなるのかな、とつい、先へ、先へとと読み進みたくなってしまいました。絶対にお勧めの小説です。
Posted by ブクログ
上下巻でなかなかのボリュームです。
長いけど飽きることなく読めました。
運送会社のトラックのタイヤが脱輪事故を起こし、一人の主婦の命が幼子の前で奪われます。
整備不良か製造上のミスか・・・何年か前に実際に起きた大手自動車メーカーのリコール隠しがモデルとなっています。
不当な責任を押し付けられた中小企業の赤松運送の社長を中心に話は進んでいきます。財閥系大手企業のホープ自動車の社員、同系列グループのホープ銀行の調査員、事件を担当している刑事などのそれぞれの視点や立場での計算であったり、苦悩であったりが話に厚みを持たせています。
大手企業のブランドに安座した弱い立場の人への傲慢な態度、圧力をかけたもみ消しや隠ぺい体質は嫌気がさすほどしっかり描かれていて、何度もギリギリへ追い込まれる赤松社長を応援する一心で読み進めました。
下町ロケットのほうが好きですが、こっちもスカッとする小説です。
しいて言うならば、PTAの部分がちょっと過剰すぎるかな・・・。
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サラリーマンだなぁと感じさせる上下左右の人間関係や会話が面白かった。超大手企業と取引ややり取りある人にはわかる、自分たちはエリート、ていう態度、本当あるんだよねぇ。個人的には販売会社の人の描写が、まさにあの人のことみたい!と思わせるリアリティがあった。
赤松社長をはじめとして、ビジネスなのに口調が荒すぎてそこは現実味なかったけど、20年前くらいのイメージ?だとそんなもんだったのかな。個人的には好きなタイプの人間ではなかった。1番好きなのは沢田かな。(みんなそうかな笑)
ドラマの半沢直樹と下町ロケットを見てて、こんな口調の人いるか〜??ドラマだから大袈裟なのかな、と思ってたけど、この方の本に出てくる人はわりとこうゆう感じなのね笑
Posted by ブクログ
(上下巻合わせてのレビューです。)
三菱自動車のリコール隠しが元ネタのフィクション。
フィクションだけれども、どこまでもリアル。
登場人物の考えていること・感情がよく表現されている。
この本は是非、三菱自動車で働く人たちに読んでもらいたい。
三菱は諸悪の根源のように書かれていて、
なかなか読むのがためらわれるかもしれない。
それでも、リコール隠しによって、
苦しんだ人たちのことを切実に知るためには、
ときには毒薬も必要かと。
この本を読んで感じたのは、
「嘘をつけばもう後には戻れない」ってこと。
決して嘘をつくことを否定はしないけれど、
つく場合はそれ相応の覚悟を持ってつかないといけないということ。
特に企業の不正については、正直が一番かな。
自分が可愛いのは皆同じだから、難しい選択ではあるけれど。。
あっという間に読んでしまいました。
★4.5個って感じ。
Posted by ブクログ
難局に直面したときに、人頼みにせず、自身で解決への道筋をつないでいくことの大切さを感じた小説。何事に対しても、傍観者ではなく当事者として最大限の努力をすることが、最善の結果を生み出すことになるのだろう。
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人は偉くなればなるほど、自分のことしか考えなくなるらしい。保身や自分の利益、損得のことで頭がいっぱい。
子どものままの純粋な心でいろなんて言わない。きれい事だけでは世の中すまされないのも知ってる。けど、汚れすぎだろ。
もうこんなことが二度と起こらないことを、心から祈りたい。
けど人間はバカだから、同じ過ちを繰り返すのだろうけれど。
Posted by ブクログ
おもしろい。上は悔しい話ばかり、下も途中までは悔しいけど最後はスッキリ。本当にリコール隠しはあったみたいだからとんでもないなと思った。実際は赤松運送は廃業してしまったらしくそこはとても残念。
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最後は感動。
やっぱり人間力ある人の元にはステキな人が集まる。
下巻は、クライマックスに向けてスカッとなる場面がたくさんあった。
散々ひどい扱いを受けてきた社長:赤松をはじめ正しい方に自分の想い(力)を発揮する人は魅力的。
必ず見てる人はいるし結果報われるのがいい。
いち社会人としてどうゆう人になるべきか、目指したい人間力を学んだ1冊。
映画化されてるのでこちらも観たい。
Posted by ブクログ
現実にありそうな大企業の社内事情、中小企業の奮闘が鮮明に描かれている。自分が社会人になったからかもしれないが、こういった社内事情、人事事情が面白い。
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面白い。でも話の展開が遅いし、オチも読めていたため読破するのに時間がかかった。
・人生いろんなことがあるよ、楽しまなきゃ
・私たちにとってなにが1番大切なのか考えたのです。過去は変えられない。だったら未来を変えていくしかない。私はもうこれ以上、あのホープ自動車という会社に人生をかき回されたくありません。これ以上闘うと、妙子との楽しい思い出まで歪んでしまうような気がする。私には他にするべきことがあると思うんです。
Posted by ブクログ
そして下巻。
赤松運送がどうなっちゃうのか気になって、どんどん読んでしまうだろう。まさに池井戸小説。
またこの本では事故の被害者、中小企業の実情、銀行の論理、硬直化した巨大組織のなれのはて、また子供の社会、親の社会などいろいろなリアルがいろいろな角度で描かれている。
そういう意味で一挙に読まされてしまったし、勧善懲悪は胸がすく思いがする一方、実際この勧善懲悪はとてもリアルではないとも思った。
現実はそう気持ちよく終わることは少ない。
実際逮捕された取締役のモデルである宇佐美氏は罰金20万円が確定しただけだったし、三菱ふようの会長になり辞任時に退職金ももらっている。
三菱自動車は日産とともにルノーの配下になったのちも、2016年燃費データ改ざんをおこない会社体質はなーんも変わっていなかったことを露呈させました。
またなくなられた方の遺族に支払われた賠償金は小説にあるように550万円程度しかなく、それもやりきれない話なのですが、そのお金も弁護士が弁護士報酬だといって遺族に渡さなかったりともう世も末だと思ったものだったと記憶している。
すっとするのは池井戸小説の中だけで、それもどうかとおもうけど市井の僕には仕方がないので。
Posted by ブクログ
面白かった!社内の派閥争いであったり、権力を振りかざした情報操作であったり、知りたくない世のドロドロのなかで、真実を見つめられる人の格好よさが際立つ。PTA会長というこれまた大変な役職から、子供やママさんの事情なども描かれているところがまたよかった。
世論や風潮に流されず、きちんと自分の目で見て、頭で考えて、判断できる人はかっこいいなあ。
Posted by ブクログ
上巻からの続き。スッキリ。三菱か?逆転まで時間がかかったなあ。
難易度 中
感動★★★☆☆
涙線★★★☆☆
興奮★★★☆☆
感心★★★☆☆
伏線★★★☆☆