感情タグBEST3
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面白かった!
ミスリードやフェイク(同じ意味だ)が随所にちりばめられ、読んでいてずーっとわくわくしていられる。
最後まで読みえおえて、さてもう一回ってなる。
しかし、解説を読むだに、この作家さんの普段の小説とはテイストが異なるのね。うむむ。寂しい。でもほかの作品も読みたくなった。
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貫井氏はこの作品を楽しんで書いたのだろうなと思う。
ドジな詐欺師とその子分、美貌の詐欺師の3人に
賢い少年の誘拐が絡んで、突っ走ってゆく。
思わず吹き出す場面あり、ホロリとさせる場面あり。
気晴らしとしてオススメ。
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貫井さんのミステリーとしてはとても軽快なテンポの良い作品であった。貫井さんのミステリーといえば、どんよりと暗ーい、はたまた、少々グロテスクな表現が思い浮かぶは、このミステリーには全くでてこない。いうなれば、少々文字数は多いが、ミステリーの入門としてお勧めできる一冊と感じた。かといって、これで貫井さん入門としてほかの小説に手を出すと少し衝撃を喰らうかもしれない。
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作者にしては珍しいコメディタッチのクライムサスペンス。
意外だったのは身代金の受け取り方法。現代的で、かつ斬新だった。それ以外は大した驚きのない物語。でも、キャラの魅力はあるし、読みやすいので、結果楽しめた小説だ。別の案件で続編があってもいい。
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ドラマを見てからの原作。実写化ってホント原作通りにやらないよね。そんな自分らしさを出したいなら、完全オリジナルでやれ!って思うけど、それだとスポンサーがつかないんだろうね笑 だからドラマ版の高杉はあんな役どころなんだね。高杉=監督、演出家、プロデューサー・・など、ドラマ関係者の分身なんだと。だいぶキャラたちが改変されたせいで現金の調達方法など、原作とは似ても似つかないものになりそうだ・・と、ドラマの悪口はこの辺まで笑 所々に笑いありで、今までにない貫井さんを見れて楽しかった!現金の受取りはホント斬新。個人的に最後のオチは○○○だと思いましたが、ハズレでした^^;
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金持ちの家の犬の誘拐を企む三人の男女。しかしその家の子どもに自分を誘拐誘拐するよう逆に依頼される。ここまではどこかで見た事のあるような展開。だが、謎の人物『ジョンレノン』の登場により状況は一変する。完璧な誘拐計画に走る亀裂は想定内なこかはたまた、、ハラハラ感がたまらない。本当の悪とは何なのか。誰もが感じる現実社会と個の乖離の中で奔走する悪党たちの物語。
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珍しく軽いテンポの貫井作品。重い話が多い著者だけど、たまにはこういうのもいいね!面白かった!
人を騙して金をむし取ろうとしたものの、ひょんなことから菜摘子と巧と知り合い、逆に誘拐事件に巻き込まれる。
根が単純なのか、結局、悪党と言いながらも最後は人助け。登場人物が少ないので、何となく犯人はうっすら分かってたけど、面白くて一気読み。
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個人的に好きな一冊。
貫井徳郎と言うと暗めの犯罪小説のイメージが強くなってきたが、被害者は誰?や本書のような、コメディタッチの作品も面白い。
巧の計画話からの展開がスピーディで飽きさせず、一気に読んでしまった。
巧帰宅後、両親と刑事さんがどうなったのか気になる…!
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カード詐欺などを生業にするせせこましい詐欺コンビと、シノギ場で偶然出会った美人詐欺師。
美人詐欺師からせっかくの詐欺対象に横槍を刺され、シノギはご破産に。
しかしながら、ひょんなご縁で共にさる豪邸の犬を誘拐することになる。しかし、徐々に当社の計画は軌道を外し、何故か詐欺対象家族の小学生の息子と手を組むことに。
重厚なミステリが多い貫井氏の作品群でも、珍しいユーモアミステリ。
長編だが、テンポが非常に良くあっという間に読めてしまう一冊でした。
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ユニークなキャラの詐欺師グループが繰り広げるドタバタ誘拐劇。 相手に通じない皮肉たっぷりの会話と微かに漂うラブコメ風味が、誘拐という重犯罪をコミカルにテンポよく読み進めさせてくれた。 重い本を読んだ後に再読したい。(o^^o)v
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長編小説ですが、軽めの文章でサラサラと読めました。
ストーリーもそれなりに面白かったですし、登場人物のキャラも良かったのですが、オチがイマイチでした。
やっぱり長編小説となると最後のオチで満足度が変わってきます。
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金持ちの家の飼い犬を誘拐するはずが
そこのひとり息子に狂言誘拐をもちかけられ
更には本当に誘拐事件が起こる
ケチな詐欺師3人組、さてどうする?!
軽いタッチのユーモア誘拐ミステリ
ラストは「おお!」ってなるけど
読みやすいです
Posted by ブクログ
題名からもコミカルタッチであろうことは想像できたが、それにしては前半のスピード感が今いちで読んでいて焦れったくなってしまった。ストーリーも驚きの展開は少なく、割りと普通であった。警察は?など、細部が放置されていて気になったのと、ボランティアというきれいごとに収まってしまったのがちょっと、、。
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純粋におもしろかった。軽いタッチの誘拐ストーリー。
あまり手際が良いとはいえない詐欺師たちが、小賢しい子供にそそのかされて誘拐を企てたのはいいが、その子供がどこかの誰かに誘拐されてしまった。子供を救うために、詐欺師たちは誘拐の実行犯になるしかなかった・・・というお話。
ノリの軽さを出すため、冗長な部分あり。登場人物が少ないので、犯人も絞り込める。
それでも軽いテイストを楽しむには最適な作品です。映像化したらおもしろいだろうな。コンビは誰と誰を組ませようか、なんて考えてしまう。
でも、この作者なら重い作品の方が好き。「慟哭」の衝撃が強すぎて、まだあれを超える作品には出会えていない。
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誘拐された子供を助けるために悪党達が走り回るというストーリー。最初の時点で伏線に気づいてしまったためあまり新鮮味は感じなかった。もっと上手く隠してほしい。
Posted by ブクログ
誘拐がテーマの割には重苦しさが無く、
ミステリとしても大きな仕掛けは見当たりません。
文庫の分厚さの割には内容が薄い気もしますが
軽いタッチでコメディなノリの作品なので、
飽きることなくあっという間に読み終えました。
貫井さんの作品は「慟哭」と「被害者は誰?」しか読んでいないのですが、
シリアス路線の作品も軽いタッチの作品も
どちらも面白い作家さんだと感じました。
他の作品も積極的に読んでいきたいです。
Posted by ブクログ
カード詐欺で細々と生計を立てる詐欺師高杉は、耳くそほどの役にも立たない舎弟園部と共に、田舎の成金を狙う。
ところが、偶々居合わせた美人同業者に思わぬ邪魔をされ、挙句アジトまでつけられてしまう。
こうして出会った3人の詐欺師は、園部が考えた"極めて人道的な"犯罪計画を実行に移すが...
二転三転"オチはすぐ読めた"とドヤ顔で語る人は多いだろうが、何度も攻守交替の訪れる展開のすべてを読めた人は少ないはず。
前半つまらなくて止めそうになったけど、どんどん無茶苦茶な展開になっていく中盤以降は一気に読める
貫井さんの他の作品に慣れてる人の目には新鮮と映るか裏切りと映るか。