【感想・ネタバレ】株式会社ネバーラ北関東支社のレビュー

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Posted by ブクログ

めちゃくちゃ良かった!
本編が終わった時は、意外と短かったなと思ったけど、その次の短編がまさかのあの子の物語で、ここでこれを持ってくる作者天才か!?と思った!

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2023年04月30日

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仕事で特に疲れた時など何度も読み返し、その度にほっこりする。「どんな人にも人生が手に負えなくなるときはある」は何年経ってもそんな時はあるけど、だからといってその先悪いことばかりじゃないと心に染みる。他の作品も読みたい。

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2023年01月28日

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2019/3/12

好き!
最近心が忙しくてなかなか本を読めなかったんだけど、瀧羽さんなら読めるかなって。いまにピッタリでした。
心も体も疲れ果てて、北関東の田舎町へ転職した弥生。
帰れる場所がないなら自分で作ったら良いんだ。

マユミちゃんは本編と少しイメージが違ったかな。

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2019年03月12日

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ネタバレ

東京に対して憧れを抱いてたが、「はるのうらら」を読んでどこにいてもカッコいい人はかっこいいという表現が胸に沁みた。

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2024年03月25日

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ユニークなタイトルに惹かれて手にした一冊。⁡
ゆるゆると、淡々と進んでいく物語が、心地よかった。心がザワザワ落ち着かない時に、平坦に戻してくれるような穏やかな本。⁡

ひたすらいい人たちばかり登場するので、落ちついて読み進められる。⁡
ネバーラのみんなや、桃子さんたちの存在が弥生を癒やし、沢森くんの鋭くい指摘が弥生を奮い立たせる。⁡

マユミちゃんの物語である「はるのうららの」を読むと、数々のマユミちゃんの言動の背景が分かり、おもしろかった。⁡
個人的には、マユミちゃんや沢森くんのサイドストーリーにも興味がある。⁡

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2023年03月20日

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うさぎパンに続き瀧羽さんの本を連続で読みました。
いつもなら、同じ作者の本は続けて読むことは少ないのですが、瀧羽さんの文章が好きになってすぐ読みました。

結果、ネバーラもとても好きな文章でした。
うさぎパン同様、小説だと分かっていても、実在しているように感じるくらい、登場人物の描写が細かくてイメージしやすいです!

桃子さんの居酒屋 なにわ にも行ってみたいです

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2022年11月06日

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東京の外資系の証券会社でバリバリ働いていた弥生は、田舎の健康食品の下請けメーカーに転職した。
実は納豆が苦手だったのに、採用はあっさりと決まってしまった。
バラエティー豊かで仲のいいメンバーと、何だかほのぼのとしたゆるやかな毎日が始まってゆく。

人生には休息が必要なのだと思う。本当にそう思う。
の中にはうまくいかないことの方が多いのだから。

「ネバーラ」という一見おかしなタイトルだけれど、恋愛の要素も少し含まれていて、読んでいくうちに、身も心も癒されます。

併録されている短編「はるのうららの」は、高卒でネバーラの事務員として働いているマユミの、高校時代のことが書かれています。
東京への憧れは、熱病みたいなもの。
でも、東京にはない何かがこの土地にはある。
本編と似通ったテーマがここにも見つけられて、温かい気持ちになれます。

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2021年11月14日

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タイトルにもなっている会社が舞台のお仕事小説ぽい心を癒すお話です。
主人公の弥生は東京の証券会社でバリバリと働いていましたが、失恋をきっかけに仕事にも疲れを感じ、とても田舎にある健康食品メーカーに転職します。その会社は売り上げのほとんどが納豆で、下請け会社のため取引先のブランドで市場に商品が出ていきます。弥生はこの田舎の街で、1時間に1本しかないバスで会社に通い、ゆるく仕事を始めます。弥生が所属する経営企画部は、ちょくちょく英語が登場する課長、28歳の沢森くん、パートの西川さん、高卒事務員のマユミちゃんの合計5名の居心地の良い職場です。身売りされるとの噂が流れ、本社から佐久間さんという研修の人が来て、お話が動き始めます。お仕事の内容については深く突っ込まずに、主人公の弥生が心の傷を治して前を向いて進めるようになるまでのほっこりお話です。
短編小説の「はるのうららの」は、マユミちゃんの高校時代のお話で、進路に恋に悩む女子高校生のほっこりお話です。

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2020年01月30日

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主人公の「仕事ができる人」感など、伝わらないあれこれはあって、それが薄っぺらい感じには確かになっているけれど。この人の文章がとても好みで、読んでいるだけで満ち足りてしまうので、その辺はあんまり気にならずに終わった。
私もなにわで飲んでみたい。
波風のあまりない平和で退屈な日常はとても尊いと思う。

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2018年04月21日

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2篇の小説からなる小説集。
女性だから持ち得る選択肢の多様性、というと言いすぎなんだけど、二人の女性主人公は、「上昇志向」から一歩引いて、自分の居場所を作ることを目指そうとする。
多分同年代の男性が主人公だと、リアリティが感じられにくいのではないか。
とはいえ、そんな男性達も年を重ねるなかで、いつかは前だの、上だのを目指す生き方から、外れざるを得ないことを鑑みれば、割と普遍的なテーマの小説とも思えて、楽しく読めました。

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2017年12月10日

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この作者の別の本を読み、言葉の選び方が好きだなーと思ったので手に取った1冊。
やっぱりスッと読めて心に落ちてくる感じ。
主人公が、プライドが高いと言われてしまう場面も、私は主人公側からしか考えられなかったけど、確かにそうだ、と、考えさせられたり。。
ついつい現実と比較してしまうけど、現実と小説のいいバランスだった気がする、リアル過ぎるわけでもなく。

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2017年10月13日

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作者・瀧羽麻子は初読み。
東京に疲れて地方の企業に再就職した若い女性が・・・というストーリーにはどこか既視感のあって、自分の書評を調べてみたけど見つかりませんでした。山本幸久さんあたりが書きそうだし、なんとなく雰囲気も似ていますけど。
なかなか楽しい物語です。ただ上のように”既視感”を感じるのは、ストーリーも人物設定も、どこかありふれたものだからでしょう(おデブ課長のカッコ良さはちょっと意外性がありましたが)。テレビドラマにでもしたら面白そうな作品です。
楽しく読めるけれどちょっと薄っぺらさを感じる、そんな作品でした。

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2017年09月16日

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東京の証券会社を辞めて、田舎の納豆メーカーに転職した弥生。ネバネバだからネバーラかと思ったら、まさかのネバーランドに掛けての会社名。たいしてやる気も起こらず、ゆるゆるとした生活を送るつもりが、同僚の沢森くんのひと言が弥生の心に火をつけます。やがて会社が乗っ取られるとの噂を聞き、そうはさせてなるものかと弥生たちは新企画を練り始めるのですが……。

同著者の『うさぎパン』と同様、キャラが魅力的。特に大阪出身で駅前の居酒屋を一人で切り盛りする桃子さんの頼もしいこと。「恋愛はな、とにかく押しや、押しの一手や!押してだめなら、もっと押す!」。

「どんなひとにも人生が手に負えなくなるときはある。そして、そのときに休むのは正しい」。そんな言葉も優しく。数時間でサラッと読めます。

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2017年04月24日

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東京での生活に疲れて、東京から地方へ転職をしたOLの話。その会社の名前が「株式会社ネバーラ」。納豆を主力にしている会社だ。納豆が色々なシーンで描写されつつ、納豆の話ではない。地方年で暮らす人と都会から来た人との人生劇場。それがとても心地よく、気がつけば引き込まれてしまう。

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2016年09月02日

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納豆への愛を感じる。仕事小説かと思いきや、そういう面もあるけれど、生き方みたいな話もあって、元気でるなぁ。これでいいよって言われているみたい。課長とか沢森くんとか、桃子さんのキャラも素敵。
2015/9/21

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2015年09月21日

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初めてこの作家さんの作品を読みました。
とても読みやすくて、あっさり読めたのは、私が好きな幻冬舎のフォントと、主人公が同世代だったこと。

同世代と言っても、キャリアやらなんやら全然違うんだけど、納豆が嫌いなことと、疲れていることは一致(笑)

人間模様をもう少し突っ込んでいいのかな〜と思いつつ、疲れてるんだからこのくらいの割合が適宜。

良くある話の様だけど、結構現実にもありそうで、納豆さえなければ、私もネバーラ社に入社したい。

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2014年03月06日

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ネタバレ

北関東支社というところに惹かれて読んだ。
田舎のほのぼのとした会社。都会の忙しい生活とは反対にのんびり働ける、誕生日をみんなで祝ってくれるとか、納豆が常備されてるとかいいなーと思った

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2024年03月05日

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タイトル+納豆メーカーから、もう少しコミカルなテンポを期待していたが、課長のユーモア挨拶くらいのものであった。
ほっこり、さらりと読み終え、ご飯に納豆を頂きながら「はるのうららの」を口ずさみ、
「ハヴァナイスディ」。

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2023年12月05日

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納豆好きなので読んでみた。登場人物が皆それぞれいい人なので(取引先のカエルを除く)読んでいて優しい気持ちになれる。
ただ、ありきたりなストーリーなので印象に残らなかった

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2023年02月14日

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「北関東支社」という題名が気になって手に取った本。
お仕事小説かな?と思ったら、疲れた心と身体に休息を…というほのぼのリフレッシュ小説だった。
東京でバリバリ働いていた弥生には、この会社もったいないと思われがちだけど、
自分の居場所は自分が1番わかっているだろう。
いつか、また力を発揮するための休憩は、長い人生必要だと思う。
納豆の会社ということは、「茨城」かな?
地名が出てこないあたり、メルヘン的な要素があったり、ノスタルジーを感じて癒される。

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2022年02月03日

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どうしてもたまに、5人がぺろりと平らげた真っ白なホールケーキに出会いたくなって、人があまりいない田舎の青空が見たくなって、桃子さんのバーにいって甘いお酒とビールを飲みたくなって読んでしまう。

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2021年10月26日

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ネタバレ

お仕事小説かと思って読み始めたけど、仕事というより、居酒屋「なにわ」の桃子さんが中心となって織り成す地方都市の人間模様でした。ドロドロしたところはなしで。サラサラ。
東京で無理して頑張ってる人たちに、無理しないで、地方に来てみたら?と言いたくなる。地方で頑張ってみたら?結果が、良くも悪くもダイレクトに返ってくるよ。今となれば、アフターコロナの世界にふさわしい小説なのかも。

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2021年03月05日

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優しい人しかいない、のんびりしたこんな職場で私も働きたいな。
噂話がすぐ広がるのはいただけないけど、すごく心がゆるやかになりそうな環境。

主人公は納豆嫌いとのことだけど、匂いは平気なのかな。というかよくそこを、周囲につっこまれないなと不思議に思う。無理やり食べてるってこと?
あと納豆に歌を聞かせると良いというのが、ちょっと面白い。

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2021年02月01日

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都会の会社だろうが田舎の会社だろうがそう大差ないんだろうけど、人間関係は違うかも?
田舎のほうがお節介が多そうなイメージ。相手に踏み込まれるのが苦でなければ、のびのびできそう。

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2020年11月21日

Posted by ブクログ

ネバーラの人たちも、居酒屋「なにわ」の桃子さんも、みんな温かい。
それに加えて田舎の風景と滝羽麻子の文章が合わさって、やさしさ純度100%の物語になっている。

キャリアを積んでいた証券会社を辞めるとき、友人に「今辞めたら、みじめになるだけだよ?」と言われた弥生は、こう考えを巡らせる。

「ここでがんばり続けるほうが、そしてとりかえしがつかないくらいすり減ってしまうほうが、よっぽどみじめに思えた。」

今疲れている人の支えにきっとなってくれると思う。

ただ、170ページ程度とボリュームが少ないせいで、ちょっと書き込みが足りないと感じた。
弥生の再生までの道のりはもっと詳しく書いてほしかった。
ネバーラの人たちともひと悶着あったりして、人間性を掘り下げて欲しかった。

だから、短編として奇麗にまとまっていた「はるのうららの」の方が出来は良かった。
こちらはネバーラに勤める事務員マユミの高校生時代のお話。
マユミは中学生のころから東京への憧れを抱いていたものの、いざ進路を選択する段になると、現実的に考えてしまって身動きが取れなくなってしまった。
「ネバーラ」を先に読んでいれば、マユミが地元に残ることは明らかなわけだが、どうやってその選択に至ったかが見どころとなる。

きっとマユミは真面目なんだろう。
何も考えずに東京に出てきてしまう人もいるのに、「東京へ行く理由」を探して戸惑う様子はかわいらしかった。

今のことも未来のことも大事に考えられるいい結末だったと思う。

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2020年10月07日

Posted by ブクログ



設定が良い。バス、電車共に一時間に一本。北関東の健康食品メーカーの下請け。扱う商品は納豆が八割。
東京の外資系証券会社でバリキャリの主人公、弥生。戦場のような職場で仕事と恋に疲れた彼女。転職先に選んだ地がここ、北関東。
ゆるい生活が送られる。

良い意味で抑揚がない穏やかな作品。
実にてともありふれた人生。大半の市井の人々が送るであろう生活。
読み終えた後に、すぐに内容を忘れてしまいそうな程、ありふれた風景。だが、きっと誰しもが他人から見るとこんな感じなのかもしれない。
ドラマチックで波乱万丈な人生よりも、こういう穏やかな人生が良いな。

初めて読む作者だが、中々に良い。

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2020年03月16日

Posted by ブクログ

悩みました。結構楽しく読めたのですが、中身の薄っぺらいお仕事小説で、苦悩や再生がとってもペラペラで登場人物も結構魅力的になりそうなのにとっても薄くて書き割りに見えます。なので☆2にするか悩みました。でも楽しんだくせにそりゃないよなと自戒の意味も込め☆3つ。

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2016年09月23日

Posted by ブクログ

納豆を扱う株式会社ネバーラ
まさか由来がネバーランドとは!
なんともツッコミどころ満載の登場人物たち
主人公が同世代のアラサー元キャリアウーマン
瀧羽麻子さんの作品は2作目ですが
作品の空気感がとても好み
情景がとても想像しやすく
ドラマを見ているかのような。
他の作品も読んでみよう

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2015年04月26日

Posted by ブクログ

すごーい、ユルユル!。妖怪ウォッチのコマさんが出てきてもおかしくないくらいのユルさに笑えてしまう。弥生さん、ただ今充電中!、、のお話。…納豆をかきまぜる時に歌う唄がすごーく気になる!?。

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2014年09月03日

Posted by ブクログ

若いって良いなあ~
ひたすら爽やかです。
真摯に生きるアラサー女子、応援します・
解説が、また良かった!

自分の育った田舎に帰るU ターン。
今話題のI ターン。
人の生きる道はいろいろ。

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2016年07月13日

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