【感想・ネタバレ】バスカヴィル家の犬のレビュー

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ネタバレ

シャーロックシリーズ初読本。この原作が映画化されるため、映画に間に合うようにこの本を読むことにした。バスカヴィル家に伝わる魔犬伝説という幻想的事柄から、科学的根拠に至るホームズの推理には圧倒された。私としてはスティプルトンの妹が実は妻であったということ、スティプルトン自身が偽名であること等、本を読み進めても気づかなかった真実に驚かされた。またシャーロックとワトソンが別々に行動することによって、犯人の意識を避けているのは本書の魅力だと感じた。映画に間に合うようにこの本を手に取ったが、映画で設定や時代背景が異なったりするのが嫌になるほどミステリー好きにはたまらない内容だった。

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2022年07月08日

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ホームズ長編の最高傑作では?
探偵小説という枠組みに収まらず。冒険小説、アクションあり、身の毛もよだつ怪奇、ホラーあり。小説という娯楽の醍醐味を味わう。
翻訳の読み易さ故、舞台ダートムアがまた魅力的。荒涼とした大地、不吉な岩肌、閉じた空気感、悪魔の存在。情景がはっきり目に浮かぶ。
ワトソン医師の探偵活動、主役は私だと言わんばかりの大冒険に心躍る。だが、ホームズが登場した時の安心感といったらもう。ワトソンには申し訳ないが役者が違うのである。
探偵と助手。ホームズ以降、様々な形でミステリ作家により描かれ続けているが、ワトソンのような、悪に屈しない正義感をもった王道な助手に、出会いたくなってしまった。立ち返ってこの関係性に戻るのもありかもしれない。

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2018年06月01日

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恐怖で支配された愛は本物の愛でないと思うんですが、どうですかね?
それで愛される者が幸せなら本物の愛なんですかね。
愛する者の愛が演技であったとしても、一生騙し続けられるなら、それで良いのでしょうか。

さて、ホームズ3作目。
だいぶ読み方がわかってきて読みやすくなってらきた。
銀色の月を背にして岩山の頂上にたたずむ人影は誰か気付いたぜ。(自慢)

読み方がわかってきた分、とびきりの謎と冒険が用意されていた。
『一気読み必至』の宣伝文句は本当だな。

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2014年06月30日

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昔の小説を読み始めて、有名なシャーロックホームズシリーズを読むことに。
英語小説を和訳したから、表現がかなり難しかったけど、
面白い物語だったので、すらすらと読み終えた。

推理小説なので、殺人がけっこう発生すると思っていたが、そこまでだった。
殺人を予防するため、ホームズとワトソンが協力関係がある
時代が昔と感じるのは、DNA鑑定や電報による連絡といったことか。
現代だと最初の殺人発生時、犯人がおいつめられてそう。
情報が少ない時代だから、探偵の足でかせぐんだな。
今の時代にはない、少ない情報から推理、面白い。

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2024年02月29日

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ネタバレ

結末はなんとなく覚えていたけれど、やっぱり面白くてぐんぐん読み進めてしまった。
冒頭から終幕まで、ホームズとワトソンのバディに魅せられる。杖から推理し合うところ、離ればなれのときにワトソンがせっせと報告を送るところ、ムアで再会するところ。信頼関係と心地よい二人のテンポがとにかく好ましい。
事件自体は悲しい結末となったが、伝承と相まっておどろおどろしい雰囲気が漂い、終始ハラハラさせられた。謎がわかっていてももう一度読みたくなる、そんな1冊だなあと思う。

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2022年11月13日

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面白かったです。
短編も良いのですが、長編の方がワクワク感の持続がたまらないですね。
全て回収された時の爽快感!
やめられません。

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2021年11月04日

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読みやすかったです。新訳版買って良かった。
推理小説というより、冒険譚でした。
あとがきから、刊行順に読めば良かったとちょっと後悔してます。

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2021年10月06日

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シャーロックホームズシリーズ長編第3弾

自分はこれまで読んだホームズの作品の中では緋色の研究が一番素晴らしいと思っていて、この作品も素晴らしかったのだが、やはり比べてしまうとどうしても、その後の作品がどれもあれ以上の出来にはどうしても思えなくなってしまっている。

今回の物語には過去の長編2作と比べて過去パート(犯人の自供パート)がない。なぜないのかは読み終えればわかるだろう。

短編集を除き3作目ともなると、ホームズと数々の事件を一緒に解決してきた影響か、ワトソンにも洞察眼が備わってきているのがわかる。あとはなぜそう感じたのかがきちんとわかればホームズに並べるのかもしれない。

そしてホームズ自身にもワトソンとの交流を通じて段々と人間らしさが備わってきているように見える。過去の作品では事件そのものにしか興味がなく、事件に関わった人には関心を向けていないように感じたが、過去に依頼者を死なせてしまった影響からか、ホームズが依頼主を心配しているような言動が見受けられる。

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2021年07月12日

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シャーロック・ホームズシリーズを読むのは初めて。

ワトソンの視点で書かれているので、「神視点」で書かれるより入り込みやすいと思った。
形式も、回送、手紙、日記と多彩で飽きない。

聖書の引用などは日本人には馴染みがないが、括弧書きで注釈を付けてくれていたので親切だった。
ただ、(訳注: 〜)という書き方で一瞬現実に引き戻される感はあった。

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2021年04月25日

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オカルトチックな雰囲気も醸し出しつつ、ホームズ、ワトスン共に体を張った調査。
ホームズは、近年のミステリ作品に登場する探偵と比較すると肉体派の印象だが、終盤の推理過程を読むと…
些細な描写から綿密に推理を重ね、着実に真相へ近付いていたことが分かる。
☆3.5くらい。さすがの完成度の高さ。

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2016年10月28日

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あの時代のアイテムや恐怖をかきたてる描写が印象的で、退屈させない展開にも引き込まれる。
当時の推理小説として、今読んでもかなり高い完成度だと思う。

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2016年06月19日

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知人が、訳が良くて読みやすいと話していたので、定番ですが未読だったので手に取りました。案の定、一気に読めました。
テレビで三谷幸喜版をやっていますが、別物ですね。(笑)

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2015年01月21日

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ホームズを読んだのは緋色の研究依頼かな。
有名だし定評あるしどんなものかなという興味だけで読んだ。
この作品は全体的にゴシックホラー的な雰囲気が漂っていて好きな人には好きなのだろうという感じ。
田舎の町のゴシップや財産狙いみたいな話は正直どうでもいいので、この作品も割とどうでもいいと思いながら読んでしまった。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

ホームズシリーズは、
子供の頃に児童書の全集で
読んだつもりでしたが、
本書は読んでなかったようです。

「ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 XI」が
本書についての謎という事で、
急遽読んでみましたが…

子供の頃に「踊る人形」を読んだ時にも、
原文でなきゃわからないと思ったけど、
本書の中でも、
原文での言い回しを
カッコ書きで補足しているので、
やはり翻訳では…

子供の頃にホームズシリーズを
読んだ時のワクワク感はありませんでした。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

残忍な手口で気味悪い、狙われたらたまったもんじゃないな
こんがらがってなくて目的も手口もなにもかも分かりやすかった

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2022年06月05日

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