【感想・ネタバレ】俳優になる方法 増補版のレビュー

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Posted by ブクログ

演技とは、イメージを追う作業でなく、劇世界を現実に立ち上げることを試みることだ。言葉を吐くとは分節化する。「話し・かける」、「聞き・分ける」こと。それが真にできて初めて、実と虚との間の皮膜にある芸というものが鼓動する。

役者とは「河原者」、現実と虚構を往還する者だ。
だれに、なにを、どういうつもりで。日々当たり前にしていることを虚構に落とし込む。現実に立ち上げる。

これまで無意味に固定してしまったつまらない演技観が、根底からひっくりかえされた想いだった。

それと同時に、妙に納得させられた。
そこはかとなく感じていた「違和、対立感」、それを可視化できた気がする。
すばらしい読み物だった。この本を貸し与えてくれた演出家、岩渕幸弘に心から感謝を。

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2012年08月10日

Posted by ブクログ

ドラマや映画を見ていて、上手だなぁ下手だなぁと漠然と感じていたことの根拠がわかったような気がした。読後は、ドラマや映画の見方もちょっと変わった。

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2012年03月05日

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