【感想・ネタバレ】幅書店の88冊 あとは血となれ、肉となれ。のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2012年12月19日

本への愛情が、大切に思う気持ちがじわじわとこちら側にも伝わってくる。本の選書もさることながら、それを紹介する言葉のセレクトがたまらない。押しつけがましくなく、無闇に飾り立てているわけでもなく。やわらかいのに重みがある。滲み出てくる。


「本の遅効性」を私も信じたい。


‐‐‐
たぶん、本を読んで...続きを読むも救われない。
けれど、耐えられるかもしれない。とは思う。
(帯より)

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Posted by ブクログ 2011年09月12日

情熱大陸でも取り上げられたことのある、「ブックディレクター」という聞きなれない仕事を生業とする幅 允孝さんの初の雑文集。幅さんが選ぶ88冊を紹介する、書評本なのですがそこは幅さん、普通のそれとはだいぶ変わった試みをこの本では仕掛けています。それは「本紹介のフォーマットがひとつとして同じでない」こと。...続きを読む
酒飲みが書いた本は酔っ払ったように文の塊が散らばって並べられ、発酵がテーマの漫画本はカビをまとって現れます。
88冊の本それぞれの良さをもっともよく伝えられるように考えられた紙面は、幅さんが手がける本棚とおなじく、極めて雄弁に本の魅力を伝えてくれます。

個人的には、「本の遅効性」という、鎌倉の名古書店「木犀堂」の店主とおなじような趣旨のことを序文で語っていて面白いと思いました。

吉田健一「酒肴酒」、柳田国男「毎日の言葉」などを読みたくなりました。

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Posted by ブクログ 2022年02月12日

幅允孝はブックディレクター。本棚の本を選ぶ仕事をする人。城崎温泉の三木屋旅館の本棚を担当したとか。この前NHKで初めて実物を見た。予想通り、誠実そうな人であった。

最初に出てくるカート・ボネガットについての文章が良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年07月21日

幅さんのブックガイド。
選書の広さ、蘊蓄の深さにいつも圧倒される。
どうしてこんな風に本と出会うんだろう。
凄まじい。

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Posted by ブクログ 2012年12月07日

“本の遅効性”…心に残りました。
また、絵本を紹介しているページの、「よく読み聞かせによい絵本は何か聞かれるけれど、どんな本だっていい。自分の好きな本の登場人物と…子どもと一緒に心と体を動かしながら読めば、どんな本だって子どもにとっては最高の一冊になるはずだ」という考え、納得です!

幅さんは本当に...続きを読む本が大好きなんだな、ということがズンズンと伝わってくる素敵な一冊でした。(N)

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Posted by ブクログ 2012年02月06日

写真集とか詩集とかはいつもノーマークだから興味深かった。電子書籍化しても彼のセレクトした本棚は観たいからリアル書店は幅さんにガンガン依頼して素敵な本屋を増やして欲しい。

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Posted by ブクログ 2011年09月19日

本の読み方を広げてもらう。
子供から大人の味覚に広がるように、驚きと喜び。
○本を読むと「救われはしないけど、耐えられるかもしれない」

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Posted by ブクログ 2014年05月22日

ただ本を紹介したり、レビューするではなく、自身の体験やその本の背景にあった世の中や歴史も語りながら、88冊について愛を持って語られている。写真集にももっと触れたいと思った。「遅効の抽き出しを」、そういうことなのだ。

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Posted by ブクログ 2012年03月20日

人から本を紹介してもらうと、読むものが偏らず、自分の知識の幅が広げられるので、こういう本もたまには必要

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