【感想・ネタバレ】戦略課長のレビュー

取引銀行から送り込まれたサラリーマンロボット。社内ではあらゆる武器を駆使して立ち回り、ライバル企業には鉄の心で立ち向かう。そんな矢先に、ライバル企業が開発した高性能ロボットが現れ最大のピンチを迎えるが……。ロボットアクション×企業小説というジャンルレスなスペクタクルエンターテイメント小説ここに誕生!!(ウソ)
本当は、売り上げの上がらない老舗商社に送り込まれたロボットと一緒に新規事業を任された道明課長の物語。そう、ロボットじゃなかったら普通の企業小説なのに何故ロボット!?
しかも外見は電球みたいな目にバケツをひっくり返したような頭とブリキのおもちゃ的なアレです。経営や複雑な投資の話などを体からデータをウィーンと出しながら道明課長を導くロボット。
事業の成功。そして最後はロボットなのにホロリ。
いやー、ていうかもうロボットでいいか。

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Posted by ブクログ

ロボットが銀行から出向してきて上司になる、という設定がおもしろい。そのロボット上司がかなりまっとうな「戦略」を主人公に説く。事業を成功させるための現実的な戦略の基本を知ることができるビジネス小説。

中心テーマは「投資」。株や物の売り方、不動産投資、ミュージシャンへのなり方まで、幅広く戦略的な考え方が学べる。

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2015年05月16日

Posted by ブクログ

 前作に続き、とてもわかりやすい会計学の基礎をまぜた小説。というか会計学の講義がメインで、ストーリーは二の次かも。図や、その説明もわかりやすく、初心者には助かる。先にこちらを読んで、それから一般書の学習、と進めば良いのでは?
 無論、わかりやすいとはいえ、一読で全ては理解できないので、フォローは必要。でも、しやすい。

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2015年02月05日

Posted by ブクログ

前作の会計天国が面白かったので書店で見つけて思わず購入。事業計画や投資戦略についての考え方がストーリーの中でわかりやすく書かれていて一気に読破した。また前作の会計天国も読んでみようと思った一冊。

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2014年08月02日

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銀行からやってくるロボットと主人公が会社を運営していく過程を通してファイナンスが学べる。また主人公が夢を追う姿がかっこいいとかでヒモにお金をつぎ込んでいる自分を正当化していたけど、最終的には自分の投資が間違っていたことを認めて別々の道を歩み始める。会社と人生両方に言えることだけど、自分の判断が間違っていた場合は素直に認め軌道修正することが大事だと感じた。

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2020年07月20日

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会社の経営から不動産投資、はたまた人生の戦略まで、合理的な投資戦略のイロハが学べる小説です。最近話題になったシェアハウス投資なんかで財産を失う人がたくさんいる中、相変わらず巷に溢れるマンション投資の何がダメなのか、基礎から学べます。金融知識などまったく無い人が理解するにはちょっと難しい部分もあるけど、小説としてストーリーも楽しみながら読めるところが面白い。主人公の女が銀行からやってきたロボット上司の下、資本主義社会における仕事の本質を学んで事業を大きくして行く過程、そして年下ミュージャン恋人との恋の行方、ロボット上司との関係、それぞれの人生などが所々コメディタッチも交えて展開して行き、自己啓発的な内容とストーリー展開もそこそこ楽しめます。

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2018年08月26日

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ネタバレ

難しい話題を、ロボットの課長が会社にやってきたというストーリーの中でわかりやすく例を使いながら解説されていて、素直に面白かった。

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2018年06月05日

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シリーズ2作目とのこと。

会計天国ではアカウントで
戦略課長ではファイナンスを扱っています。

キヤップエムとか時間価値とか小難しい話がでてくるが、リターンとリスクがなんたるかを感覚的に捉えるには良いと思います。

リターンを生まないリスクを知らず知らずに採っていないか絶えず確認して行きましょう、仕事でも人生でも。

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2016年11月02日

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ロボットが銀行から出向して上司でやって来た。
課長になったばかりの道明寺美穂。
彼女には ひも状態の オトコがいた。

ロボットは 仕事をコーチングする。
新規の事業計画の立て方。
会社の経営。ポートフォリオ。
株への投資はどうするのか。
事業拡大でどうお金を調達し、運用するのか。
不動産投資で儲けることはできるのか?
『戦略を理解できれば、人生の勝者になれる』

この道明寺 恋愛では ちょっと ドロドロ的
であるが、仕事では センスを見せる。
理解力がすごい。
でも、このストーリーは
ちょっと盛りだくさんすぎて 消化不良。

ロボットが上司になるという設定が
ユニークで、その発想には評価すべきだね。
しかし、革カバンでの新規事業で
ここまでいくのは、ちょっと無理だと思うけど。
イノベーションがどこにあるのだろう。
男が好きなおしゃれな革カバン。
それで、100店舗 って、ちょっと空想的。

カーナビのように 仕事ナビというのが
できて、戦略などが 明確につくれるといい。
事業計画をロボットがつくれば、
時代は 大きく変わると思うが 
それは、随分先でしょうね。
人工知能の発展 いかん と言える。

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2016年08月15日

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ネタバレ

「会計天国」シリーズの第二弾。
会社の資金調達、選択と集中、不動産投資の評価法などが描かれる。前作は簿記の問題みたいな内容が多かったが、本作は戦略論など定性的な話題にも少し踏み込んでいる。
薄くて読みやすいわりにはきちんと会計の基礎を踏まえた真面目な内容。

リスクとは危険という意味でなく、不確実性ということ、という記載などもよかった

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2015年01月22日

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いきなり上司としてやってきたロボット。主人公はロボットから株、投資、経営などさまざまなことを学ぶ。小説のようにサクサク読める上に、随所に深いテーマや視座が含まれていて楽しい。なにごとにも自分で考え抜いた戦略と、環境の変化に合わせて戦略を変えていくことの大切さを説く。

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2015年01月18日

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社会人として新人の人が読むのにはいい内容だと思う。
会社の利益を出すための動きを考えたりしなければいけない人にとっては内容が薄いと思う。文庫本として読むには楽しめる内容。

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2014年10月13日

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紙袋やビニール袋をメイン商材に扱う上場企業。しかしながら、事なかれ主義が蔓延し経営が悪化。そんな窮地を救うべくメインバンクから取締役としてロボットが出向してくる。
予算五千万の新規事業を任された主人公は、事業計画書の作り直しを命じられるが...
ロックミュージシャンを夢見るヒモの彼を養いながらも、事業計画を通じ、ヒモを清算し...
ストーリー形式で経営戦略の立て方、株式投資、不動産投資を学べる投資戦略ノベル。
前作の『会計天国』も面白く分かりやすかったが、本作もとっかかりやすい一冊でした。

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2021年04月17日

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資金繰りに苦しむ上場企業が、新規事業を展開していく際の戦略と会計についての課題を経営コンサルタントが事例をもとに説明しながら解決をストーリーの展開の中で説明をしている。
経済小説であるが、会計の入門書。

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2017年03月29日

Posted by ブクログ

ロボットと主人公とのボケとツッコミは、面白いので、あっと言う間に読める。

初歩的な投資戦略の思考方法を学べるが、肝心のビジネス書として、この作品を読めば、事業戦略を書けるようには、ならない。

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2016年01月04日

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経営戦略・投資に焦点を当てており、なかなか興味深い。ただ、他の竹内さんの本に比べると、解説寄りの内容になっているため、小説形式にしたメリットがいまいち発揮出来ていない印象がある。

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2015年11月19日

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竹内謙礼、青木寿幸『戦略課長』(PHP文庫、2014)

近刊『貯金兄弟』(PHP文庫)と同タッグによる会計小説。

百貨店の紙袋製造を手掛けるホリデイ産業に勤務する課長の道明美穂30歳、メインバンクから送り込まれたロボット取締役の元で新事業を担当することに。上司とぶつかりながらも銀行出身のロボット取締役の知見に触れてビジネスマンとして目覚め、やがて事業推進部長、子会社設立、32歳にして子会社取締役になります。

主人公の道明課長の成長ぶり、同棲するミュージシャン志望のダメ男との決別の一方、荒唐無稽な「ロボット取締役」の存在がアクセントになっています。ロボットだから感情が通じない、と割りきってからの対応。上司部下関係の本質をえぐっています。上司から見れば視座が違うだけでも、部下から見ると感情的なしこりが残るものです。


【本文より】

◯運に任せた人生は、努力の効率が悪い。

◯「まだ、事業計画書を作っているのか?」
「はい、何がダメなのか、ぜんぜん、わからなくて」
心の中では「お前が事業計画を承認しないから、こんな残業続きなんだよ!」と言いたかったが、その言葉はぐっと飲み込んだ。

◯会社が使える時間とお金は限られている。2つ以上の戦略をやろうとすると、絶対に中途半端に終わるんだ。

◯よく、親に頼らないで事業をやっている人が、カッコいいという人もいるけれど、そんなものは建前でしかない。持っている財産やコネクションは徹底的に使ってでも成功すべきだ。

◯一生懸命、努力さえすれば、いつかは市場で認められるという考え方は、人生を運に任せた、バカなやり方だってことだ。

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2015年09月24日

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