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刀城言耶シリーズ初の短編集。
これまでの長編が隔絶された山村(孤島)を舞台としていたのに対し、本作の1話目は住宅街の真ん中を舞台にしている。
ただ1つ目は短すぎて良さが出ていない感じ。2つ目は短いながら舞台といい、刀城言耶のクレバーな部分といい、味が出ていた。
最後の表題作は、三津田の良さを感じた。乱歩とカーの引用は冗長に感じて読んでいる途中はイライラしたが、その直後には引き込まれた。首無しに通づる推理の大どんでん返しがあり、面白かった。
全体を読んでみた感想としては、短編ではこのどんでん返しを描ききれないので刀城言耶シリーズは中編以上の方が面白いと感じた。
これまでの刀城言耶シリーズの作品はどれも長いので、初めて触れる人にはこの作品を薦めて、シリーズとの相性を見る試金石にしても良いかもしれないと思った。
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そうきたか〜(〃'艸'〃)!!
乱歩のトリックの説を用いて細かく推理。
そして真相は……すごすぎる…߹ㅁ߹)♡
刀城言耶シリーズ短編集第1弾!
【首切の如き裂くもの】
元侯爵家の令嬢が、喉を裂かれて殺される事件が発生。
行き止まりの路地突き当たりには、氏神様が祀られている祠がある以外は、何もない場所だった—。
ちょ……これすごいよ。
このトリック解けたら拍手!(๑•∀•๑)!
【迷家の如き動くもの】
毒消し売りの少女が峠を越えた所で見かけた奇妙な家。
しかし、もう1人の少女は、見ていないと言う。
家が動いている?
すると、山で出会った商売人の男に「マヨヒガ」の話を聞く…。
動く家の謎。
迷家の中で夜をやり過ごす描写が怖い……。
すごく面白かったです!!
必ず思いがけない展開がある所が、言耶シリーズの魅力です(〃´-`〃)♡
【隙間の如き覗くもの】
多賀子は昔から「隙間」を嫌う。
小さい頃から襖やドアの隙間はきちんと閉めるように祖母から厳しく躾けられていた。
林間学校の就寝時間、襖が少しだけ開いていた。
覗き込むと、そこでは友人同士のやりとりが見えた。
過去や未来が見える隙間。
覗くと、向こうからも覗かれて…\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/
これもまた、すごいトリックでした(^▽^;)
【密室の如き籠るもの】
猪丸家に突然現れた謎の女、葦子。
記憶がなく、怪しいが、当主に気に入られ嫁入りする。
前妻が2人、謎の死を遂げた蔵座敷の2階で狐狗狸さんをはじめる。
すると、よく当たる占いとして評判になる。
コックリさん…。
勝手に狐の霊だと思っていましたが、違うみたい(^▽^;)
欧米にも、ウィージャーボードというのがあるそう。
この話で出てくるのはハート型の板に鉛筆を差し込んで使う自動筆記版。
興味深いですね。
コックリさんの事だけではなく、トリックと推理方法について細かく解説しています。
面白い!間違いない!
言耶が出てくると安心感がある…(〃´-`〃)
これでもか、これでもか、と端から疑問点出して端からぶった斬っていくスタイルは読んでいて気持ちいいです。
しかも『密室の如き籠るもの』に関しては、もう、お見事としか言えない……!!
(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ
ブラボー!
短編で隙間時間も言耶に癒されたい…♡
おすすめです!!!ヽ(´▽`)/
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刀城言耶シリーズ第一短編集。表題作『密室の如き籠るもの』は、真相を提示した後更にどんでん返しが来る。これだけでも読む価値有り。他の短編は『迷家の如き動くもの』が好き。怪談の体験者が山の怪異に追いかけられる描写はとても怖かった。そして刀城言耶が示した謎への解釈にも納得。
刀城言耶シリーズの長編は分厚いが、その分提示される謎も多く、読み終えたときの達成感や満足感が凄まじいが、短編集はそれを短い時間で味わえる新鮮さが良い。
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そろそろ怪談が望ましい、暑い夏に近づいて参りました。そんな背景もあり、本シリーズに手が伸びた。本作は、3短編+1中編から成るもの。シリーズ中の短編集を読むのは初めてだったけど、下手に引っ張ると冗長に思えるであろう題材が選ばれていて、短編である必然性が感じられる。引き締めてある分、怪奇のまま残される部分も多い、っていう見方も出来るけど。とにかく、間違いのない高水準で、やはりこのシリーズは素晴らしいな、と思わされた次第。
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「首切りの如き裂くもの」
舞台設定が都市伝説じみていてなんとも不気味。
結局言耶は現場には赴かないというのは、少し物足りないなあ。
「迷家の如き動くもの」
刀城言耶シリーズにしては珍しく、怪奇の怖さ<<<現実の怖さ。
女の子二人が可愛らしくて良い。
「隙魔の如き覗くもの」
これはおそろしい、好き。
怪奇を逆手に取るという発想が面白い。
「密室の如き籠るもの」
「コトリバコ」を連想させるイヤーなお膳立てのお話。
真相は何とも言えない。
「口うるさい強欲な親戚」というのは便利な登場人物である。
短編と中編で、長編よりはいくらか読みやすい。
思わず背筋が冷たくなるような余韻を残すのが、相変らず上手だなあと思いました。
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「刀城言耶」シリーズの短編集。
内容は、短編3偏と、短めの長編と言っても良いであろう中編?が1編。
どれも面白い。ハズレ無し。
特に、全体の約半分を占めている「密室の如き籠るもの」が良い。その中の結構な部分を割いて語られる探偵小説における密室の分類は、かなり読みごたえあり。しかもそれだけ力を入れたにも関わらず、真相はその分類とは別の物にしてあっさり捨て石にしてしまうあたりがなんとも凄い。
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怪談とミステリを融合した『刀城言那シリーズ』の短編集。長編でのクオリティが短編でも維持されていて、読まされます。
どれも面白かったのですが、私が一番好きなのは『迷家の如き動くもの』。他の収録短編に比べるとやや地味な構成ですが、綺麗にまとまっていて好ましいです。
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刀城言耶シリーズ第5弾。本作は3つの短編+1つの中編からなる短編集になっており、消えた凶器、突如家が消える謎、知り得ないことを知ってしまう隙間に纏わる殺人事件、そして狐狗狸さんが発端の密室殺人事件等、いつも通り一人多重解決の方針で推理する刀城言耶のキャラは勿論、本格ミステリーに怪異を落とし込む独自の作風が面白かった。
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刀城言耶シリーズ第5弾は初の短編集。
短編3中編1の構成ですが、中編というかもはや長編と言っても過言ではないボリュームでした。
過去の長編4作品に比べるとややホラー寄りに感じましたが、それでもやはり本格ミステリーさがあって面白かったです。
中編では、解決編で密室トリックの謎を江戸川乱歩の分類に当て嵌めながら推察していく方法を取っていて興味深かったです。
そして、完全に記憶から消失していた伏線をしれっと回収し驚愕な真実を持って解決の流れでしたが、そんな無理矢理な…と思ってたらやはり刀城言耶先生でした。
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刀城言耶シリーズ短編集第1弾!
いや〜刀城言耶シリーズ好きにはたまらないだろっ! 四の五の言わずに読むぞーᐠ(°Д° )ᐟヨイショットー!!!!
〜あらすじ〜
旧家の猪丸(いまり)家に現れた記憶のない謎の女・葦子(よしこ)は、開かずの間だった蔵座敷(くらざしき)で“狐狗狸(こっくり)さん”を始める。だが、そこは当主・岩男(いわお)の前妻たちが死んだ場所だった。刀城言耶(とうじょうげんや)が訪れた日も“狐狗狸さん”が行なわれるが、密室と化した蔵座敷の中で血の惨劇が起こる。表題作他、全4編を収録した“刀城言耶”シリーズ第1短編集
ふっふっ……たまらない!たまらない!
全4編とも読み応えがあるでわないか!
まず各話軽く感想を述べたいと思います
1、首切の如き裂くもの
感想……怖ぇーー!すげ〜トリックだなぁ〜と思いました!(´⊙ω⊙`)!!以上!ww
2、迷家の如き動くもの
感想……この終わり方めちゃ好きぃぃ〜♡(•ु˙³˙•ु)
以上!ww
3、隙魔の如き覗くもの
感想……と、特殊能力だと!アベンジャー!( •̀ᴗ•́ )و
以上ww
4、密室の如き籠るもの
感想……短編?否っ!もはや!これは長編並の読み応え!ラストの結末に驚愕っ!
このように短編集ならではのバラエティに飛んだ
1冊になっております!
刀城言耶シリーズ好きも満足出来る作品
そして初めての方も刀城言耶とはどういうものなのか?初読としても良いと思いましたね!
機会があれば是非読んでくだされ〜!
とてもおもしろかったです!!
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怪異と合理的解釈が程よいバランスでよかった。
祖父江偲は、祖父江耕介の妹なんだろうなぁ。『凶鳥のごとき忌むもの』との絡みもあったりと、三津田氏の本は読めば読むほどつながりがあって面白い。
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短編集ながら相変わらずよく作りこまれている。コックリさんに関する解釈が色々あることには驚いた。「秘室の如き籠るもの」の結末も二転三転して飽きさせないようになっている。個人的には「迷家の如き動くもの」が一番楽しめた。
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表題作「密室の如き籠るもの」、ええ!?っていう結末でした。ありかな。「迷家の如き動くもの」こういう話は大好きだな!トリックもなかなか楽しいし、迷家自体もひやっと怖くて面白いし。自ら進んで人助けをしに出る言耶は実は珍しいのでは?
「隙魔の如き覗くもの」思わず微笑んでしまいますよねえ!時系列としては凶鳥〜のすぐあとですね?IN★POCKET掲載の年表参照しました。
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刀城言耶シリーズの短篇集です
ますますキャラクターが立ってきています。
文章も横溝正史好きなら好物の香りがプンプン。
刀城言耶の金田一耕助っぽさも磨きがかかり
安定感すら感じ始めています。
表題作はじめ、ラストの目まぐるしく変わる謎解きは
変わらず。じっくり読まないと訳がわからなくなります。
全編、密室がテーマ。
まあ「室」ではないのですが…。
個人的には迷い家が一番わかり易いし
登場人物の女の子達が可愛らしくて
明暗の対象がくっきりしているので好きです
密室の如く…は密室ミステリ談義が長いです
ちょっと京極夏彦っぽい運び。
長編に比べて、あの圧倒的な迫力はかけるものの
エッセンスは十分に楽しめる一冊。
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2007年から2009年にかけて『メフィスト』に掲載された短編3編と
表題作である書き下ろし中編「密室の如き籠るもの」を加えた
刊行順としては刀城言耶シリーズ第5作目に当たる短篇集。
短編の物語の形式として、地方での怪異譚蒐集から東京に戻った際に
怪想舎の編集者である祖父江偲から事件の相談を持ちかけられ・・・
という形になっていて、「隙魔の如き覗くもの」は、
物語の時期的に『凶鳥の如き忌むもの』で描かれている
鳥憑島(ここでは鳥坏島ではない)での鳥人の儀の後に当たるので、
「隙魔の如き覗くもの」の最後に『凶鳥の如き忌むもの』に関する
思わぬ後日談が書かれていて、ちょっとホッコリしてしまった。
刀城言耶シリーズの土着的ホラー部分が楽しめるのが
「迷家の如く動くもの」なのに対して、
ミステリーとしての部分が楽しめるのが「密室の如き籠るもの」。
刀城言耶の密室講義や土壇場でのちゃぶ台返し、
最後に残る薄気味悪さは、中編ながら長編作品で
感じられるそれに近いものがあります。
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レビューを読んで猛烈に読みたくなって本屋へ行ったら第一弾がなかったのでとりあえず短編から…とコレを購入。
ホラーという印象はなく、怖くもなく、主人公はのんびりしてて和やかな感じ。
読みやすく、先が気になって一気に読み終わった。
推理で解決する部分もあるけど、それだけでは説明のつかない不思議が残ったり、でも私としてはモヤモヤはなく気に入ったのでシリーズ揃えてみようと思う。
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刀城言耶シリーズの短編集。
このシリーズは前半で延々と
地方に残る奇妙な風習や
その地方の社会システム、
人間模様を怪異譚を交えながら描き、
事件の重要な伏線を
サラリと幾重にも張り巡らせる。
こうして物語の雰囲気を
しっかり作り上げてから
ようやく凄惨な事件が起こり、展開し、
名物のどんでん返しが繰り返される
謎解きが始まる形をとる。
雰囲気のある物語はいつも通り楽しめが、
ミステリとしては従来ほど重厚さ、
緻密さを感じられなかったのは
短編形式なので仕方ないところだろうか。
「密室の如き〜」は短編という制約の中でも
長編並みの高い完成度で素晴らしかった。
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刀城言耶シリーズ初の短編集。
分量の問題もあってか、お得意の1人多重解決は控えめですが、シリーズの色は失わずファンなら楽しめるであろう一冊でした。
また、シリーズ入門編としても良いでしょう。
『首切の如き裂くもの』
周到な伏線で魅せてくれる佳作。
『迷家の如き動くもの』
予想の範疇ではあったが、その手順が光る。
『隙魔の如き覗くもの』
バカミス的トリックの中に緻密さが見える作者らしい作品。終盤に添えられる「凶鳥」についての一節にはニヤリとしました。
『密室の如き籠るもの』
250頁超という書き下ろしの1編。こっくりさんという馴染みのある(?)怪異を軸に密室殺人を扱います。密室講義そのものがミスディレクションとなっていて、その真相には驚きと共に遣る瀬無さを感じました。こういう話にはめっぽう弱いんです…
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表題作、完全に真相見破ったどーーー!*\(^o^)/*イヤッフウゥゥー!
ピンと来たんだよな〜ピンと来ちゃったんだよな〜「彼女が何を見たのか」閃いちゃったんだよな〜( ^ω^ )嬉!
実行可能性を度外視した、これぞオーソドックスなトリック!
そんな4つのトリックが描かれた短編を収めた、シリーズ初の短編集です。
長編のおどろおどろしい雰囲気と、二重にも三重にも仕掛けられたどんでん返しの妙は有りませんが(それでも表題作には名残は見られましたね〜さすが!)、短編ならではの【一冊で何度でも美味しい】が楽しめました*\(^o^)/*
刀城さんが「ええ〜…僕ただの作家だから、そんな殺人事件の話とかされても…ええ〜…」と、毎度尻込みしながら、ちゃっかり見事に真相を指摘するのがおかしかったわ〜(笑)。
◎首切りの如き裂くもの…多くの元華族達が住まう閑静な住宅街で発生した、女性連続殺人。有力な被疑者が死亡し、事件は決着したーー筈だった。被疑者の婚約者の死の謎に、刀城言耶が挑む!
◎迷家の如き動くもの…毒消し売りの少女が見た荒屋が、一瞬にして消失した?四人の目撃者の証言から、偶然現場に居合わせた刀城が推理した衝撃のラストとは?
◎隙魔の如き覗くもの…隙間の向こうに、魔が見えるーーそんな奇妙な能力を持った多賀子が、勤め先の学校の隙間の向こうに見たのは、教諭達から嫌われている校長が「鬼」に襲われている光景だった。直後、校長が何者かに殺害された一報が入るが…。
◎密室の如き籠るもの…ある日、突然庭先に現れた奇妙な女性。不可思議な言動に魅せられた父が彼女と結婚してから、僕たちの生活は一変した。同じ部屋での連続死、コックリさんと「赤箱」に傾倒する女…そして、不幸は三たび彼の家を襲った。
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三津田さんの作風だと、長編の方が合うのかな。
でも、この短編集がつまらないわけではありません。
迷家と密室はなかなか良かった。特に迷家は、新しい一面を見せてくれていると感じた。
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三津田信三の「冬城言耶」シリーズの第四作目にあたる短編集。正確にいうと、短編が三本に、中長編(表題作)が一本。
正直にいうと、前作(特に衝撃度がハンパない第一作=厭魅の如き憑くもの)ほどの迫力も、背筋の凍る怖さもない。・・・といっても面白くないわけではなく、これはこれで良くできているし、そこそこ面白いのよ。
ただ、この本を読んではっきり明確に、このシリーズの構成要素&どこがおもしろいのか、が見えてきました。そう言う意味では収穫は大きかった。
1、こわ~い怪異にはページ数が要る。
身の毛もよだつようなホラー要素を十分に描写するには、つまり作品世界の情緒を引き出すにはかなりのページを割く必要がある。これは長編の強み。短編ではこれが必要最低限の状況説明で終わってしまうので(必然的に)、どうしても怖さに深みがない。
2、このシリーズの構成がよく見える。
謎(怪異)の提起→繰り返される過去の逸話→現在進行形のトラブル→言耶登場→巻き込まれる・リアルタイムで怪奇を体験→謎解き。長編だとこれが怪異ウンチク、人物情景描写、過去と現在両方のエピソード満載で、真相は注意深く隠されている。ミスリードや伏線もたっぷり。短編では物語の背骨がくっきり浮かび上がってしまう。言耶の謎ときが占める割合が多すぎて理屈っぽくなる。
・・・文句じゃありません(笑)。これはこれで面白かった。でも、もっと深く掘り下げてほしかった怪異がいっぱいで、若干心のこりです。
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刀城言耶シリーズの初の短編集。今までだと「天魔の如き」が唯一の短編でしたが、今回は短編集。といっても最後の表題作は中編くらいのボリュームですが。
読んでみて・・表題作はなかなかに面白かったです。これまでと比べてそれほど遜色のない出来というか。
ただあとの「短編」は正直ちょっと物足りない感じがしました。もともとが「その土地に根付く言い伝え」なんかを丹念に積み上げて雰囲気づくりをした上での事件、という流れが強いシリーズなのでそういう雰囲気を十分に作れないまま「こんな事件があって、真相はこれです」というさっぱりしすぎた印象が強い。ちょっと短編のボリュームではきついのかもしれないなあ、と。
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刀城言耶シリーズ短編集1
路地の首切り
山の迷い家
隙魔から見えるもの
密室の狐狗狸さん
迷家の話が一番好きー。
短編も雰囲気は変わらず面白かったけど
やっぱり長編にどっぷり浸かりたい。
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刀城言耶シリーズ短編集。
「迷家~」が意外な展開で一番面白かった。中編の「密室~」も、途中ずっこけそうになったけど、どんでん返しがあって良かった。と言いつつ、予想はしていたけど。
いつもの長編ほどおどろおどろしい表現は少なめだけれど、後追い小僧とか隙魔とか日常に潜む怪奇モノはやっぱりぞくぞくする。
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刀城言耶シリーズの短編集。短編3話に中編(タイトル)1。やはり短編なので話しがわかりやすくてよい。「迷家〜」での「何か」が追いかけてくる描写がすごい嫌><