感情タグBEST3
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まずわかったこと。読む順番逆だった。
前に読んだ『日記堂ファンタジー』と短編の内容が似通ってて、あれぇ?登場人物が少し増えたり減ったりしてるけど、大筋は一緒じゃーん。あれ?結末はちょい違うなぁ?なんて思いながら読んでいたら、それもそのはず。あとがきに『日記堂ファンタジー』の改稿作品だと…。その上幻想シリーズの三弾とあるから、『日記堂ファンタジー』の続きと勘違いした私は2度読み直すことになりました笑
でも、すごく面白かった。前作でふんわりしてるなぁと思っていた部分も納得できる結末だったし、まさかキーパーソンが紀貫之だなんて。これだけみるとわけわからないけど、文学部出身者としてはなるほどね。と思う部分もあったかな。まさにファンタジー。不可思議なことと言霊の威力を思い知りました笑
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幻想シリーズ3作目。
他のシリーズとは少し雰囲気が違う気がするけど、これが一番好きかも。
大学一年生の友哉が出会ったのは「あなたにぴったりの日記が見つかる」日記堂というお店の店主、紀猩子。
「日記を売る」っていう設定がまず面白いし、本当にこんなお店があるなら行ってみたい。
この本はあくまでファンタジーだけど、「言霊」と言われるように、文字や言葉には何らかのがあると思いたい。
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個人的には郵便局より、こちら派です。
ファンタジーとリアルさの混合がうまい具合だなと感じ、結末も驚きがあってワクワクしました。
ちょっと物足りないと思ったりもしましたが。(笑)
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今回は不思議な日記屋が舞台。三浪の末、医学部から文学部へ志望を変えて合格した友哉。日記屋でバイトをする羽目になり、店主の謎の美女・猩子に振り回され…猩子の正体や以前からのメンバーである登天の正体に驚かされた。日記がブログや手記と違うってのは解る気がします。人の日記なんてそうそう読む物ではないので、日記屋行ってみたいです。
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幻想〜、というものが他にもあるのね。どんなかな?
自分にあった日記を手渡してくれるってどうなの? 現状に何かしら関係ありそうな他人の日記を読んで自分を戒めるのだろうか。「他人の」日記というところが魅力的ではあるけどね、覗き見的な感じがして。
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シリーズ第3弾とはいうものの、このユルーイつながり方がいいです。シリーズとしてのつながりってなんだろう?と思いつつ、そうかあ、ここね!という感じのつながり。
そのゆるさが、作品全体を覆っている感じで、フワフワ~っと楽しく、最初から最後まで読みました。
これが伝奇小説なら、ここの部分を解釈しないで済ませるの?などということも考えるんだけれども、このゆるいファンタジーではそんなことは横に置いておいてもなんの差しさわりも疑問もない。最終的にとっても満足しました。
第4弾を読み始めます。
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幻想シリーズ3作目。
日記を売るちょっと怪しげな店の不思議な店主、猩子さんのもとでバイトすることになった大学生友哉くん。
そのお店には一風変わったお客さんたちがやってきたり、配達人がやってきたり。
印象に残った言葉は、「終わらないというのは、始まらないのと同じこと。死なないってことは、生きていないのと同じこと」です。
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幻想って着く本前に持ってたな、似たようなお話かな?と思って読みはじめました。後書きで3作目と知りました...2作目読んでない...。
そして1作目の内容を全然覚えてなかったので登天さんも鬼塚さんもわからず普通にソロ本として読んでしまった。続けて読めば登天さんキター!ってなったでしょうに...
日記店なんてあればぜひとも伺ってみたいお店ですね。登場人物たちのように「●●するような日記ください」と目的を持って注文はできなさそうだから猩子さんにあなたにぴったりの日記はこれ!って選んでもらいたいです。そして猩子さんはみんなが知るあの人なのですね、そうだと素敵だな〜と思った時にだから幻想がつくんだと思いました。
r2.2.6
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今回は幻想ワールドが全開で、とっても楽しく読めた。
でも、少しだらだらした感じがあったような…
しかしながら、シリーズの中では、一番好きな空気感でした。
登天さんの正体が!!
『土佐日記』を読みたくなったなぁ。
次の作品も楽しみ。
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幻想シリーズのあたたかな感じが好きで読んできたけれど、この物語は少しだけ趣が違う。
主人公の友哉は「日記堂」店主の猩子に言いくるめられて無料のバイトをすることになってしまう。
意外にも日記を買い求める客は多く、それぞれに目的とする日記を猩子にすすめられて買っていく。
というよりも、お試し読みをした後に満足したなら代金を払うシステムになっていて友哉は驚く。
店主の猩子は友哉の父親とも旧知の仲らしく、ますます猩子は何者なのか?という疑問が友哉の中でふくらんでいく。
これまでの物語に比べて主人公である友哉の人物像が上滑りしているような気もする。
それでも、ほんわりとしたあたたかさとスパイス程度の怖さが詰められた物語は面白かった。
人に読まれることを前提としない日記。
だからこそ本音が書かれているし、赤裸々な感情の波が渦巻いている。
他人がそれを読んだからといって何か変わるのだろうか?
物語の礎ともなるところに抱いたほんの少しの疑問は、猩子の過去があきらかになった終盤で吹き飛んでしまった。
動き始めた猩子の時間が実り多いものになるように。
そんなことを思いながら物語を閉じた。
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幻想シリーズ第3弾
山奥にひっそりと建つ古い建物「日記堂」
古いものから新しいものまで、さまざまな日記を扱うお店。
謎の美人店長 猩子さんの本当の姿は??
「郵便局」の登天さんや鬼塚さんも出てきて楽しい。
ここらへんはシリーズの面白さだよね
肝心の謎のほうは、かなり無理があったかも
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前2作と同様、生き方が定まらない若者が、何かの縁でアルバイトを始めた職場で、不思議に出会う。
前半は日記をキーにした人生模様を描いていたと思うのだが、最後は急激に幻想シリーズに仲間入り。
猩子さん日記店を始める前は、何をしていたのかなぁ?特別な過去を持った人の生き様も見てみたい。
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途中までは幻想シリーズの中でも最も現実的な作品かもと思ってたら、まさかそういうネタを織り込んでくるとは。
他人の日記を読んで考え方に影響を受けるだけなら、幻想らしくないと思いました。
端役で出てくる他の作品の登場人物がアクセントになっているところが救いか。
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謎の美女、猩子が営む日記堂。山奥に佇むこの店では、人に読ませる目的で書いたのではない「本当の日記」を売っている。日記は悩みと希望の生の記録。人生の道しるべとなり、お客の悩みを救う。なぜかタダ働きすることになった大学生・友哉は「日記堂」のとんでもない秘密を知ることに―。
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今回も幻想郵便局に
書かれてた人たちが
ちょこちょこっと登場していて
その部分にはにやにやしながら
読んでました。
美人店主の猩子さん
この人の謎がだんだんと
明らかになってくるのですが
ええ!って感じでした。
日記についていろいろと
考えさせられる内容でした。
もし、自分の日記が
いろいろな人に読まれるとしたら
ちょっといやですね
だけど、気になる人の
日記を読むことができるのであれば
ちょっと読んでみたいかも。
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これまでの幻想シリーズと大きく趣向が異なる。
生き方の定まらない青年がアルバイトする若く美しい女性店主の日記店は、日記を通して来客の悩みを解く。という設定にビブリア古書堂?と錯覚してしまいそうになるが、そこは堀川アサコ。終わりはしっかり心霊ミステリーに。
残念ながら古今和歌集も竹取物語も土佐日記も中学生程度の知識しか持ち合わせないため、肝心のミステリーが消化不良の内に読み終わってしまった。
国文学に絡めたミステリーのためか、難読漢字もいくつか…(フリガナがないと猩子も読めない)
とはいうものの、軽快で非現実的なドタバタなストーリは気軽に楽しく読めた。
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幻想シリーズの3作目
シリーズとはいうものの、前作・前前作を読んでなくともまったく問題なし
今回は誰かが書いた日記を販売するお店のお話し
シリーズの繋がりは、登天さんとか鬼塚さんとか出てくるくらい
ってか、煌子さんはどうやって個人の日記を集めてるんだろね?
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幻想シリーズ相変わらずの"のほほん"ぶりの各々キャスト、、ストーリーは、ゆるり・ゆらゆらの"狭間感"全開。真理子さんの次は、要所を猩子さんが幽玄めいて通りすぎる。鼻で笑ってしまう頁の連続と、今刊は千年来の秘密+ラブコメ+アドベンチャー要素が加わる♪。
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シリーズ3冊目。
土佐日記やかぐや姫など古典の要素を取り入れたね。
前の作品に比べて、死者が旅立つスポットって意味では
違ったし、別の作品ってかんじだなぁ。
日記堂の店主 紀猩子(きのしょうこ)が 登天さんの娘。
名前の時点で伏線だったか・・・と後で気づく。
主人公の大学生 トモヤはただ働き同然でお手伝い。
真美との恋心や 親とのやりとりもいいね。
途中で 何気なく出てきた
真理子さんや アズサや鬼塚さんが前作つながりなんだろうなぁ。たぶん。
ジャスミンのかおりの正体。
薬と毒。 言葉と日記と人生。
忘れ貝の粉。
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幻想シリーズ三作目。郵便局に出てきたあのキャラクターも登場するのですが、前二作とは雰囲気が違う、というかテーマが違う?
前二作は郵便局や映画館が人の生から死をお手伝いする話でしたがこの本はそういう話ではなかったです。なので前二作のような話を期待すると肩透かしをくらうかも…という感じ。ですが色んな登場人物が話の後半でどんどんリンクしていくところは勢いがあってどんどん読めました。
ラストの真相が唐突過ぎてついていけないところはありましたが、エピローグが哀愁漂っていて気に入りました。
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幻想シリーズ3作目。
今回は和装美女が営む「日記を売る」お店。
インターネットのブログが普及した今、あらためて「日記」というものの意義を考えさせられました。
前2作同様、たくさんの小さな謎が解決されながら結末に向かいます。
登天さんと猩子さんの正体には驚きというか、何というか……正直、やや強引な印象を受けました。
主人公のお父さんのミントティーがおいしそうです。
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2014-55
幻想シリーズ。
今回は日記店。郵便局のあの方々も登場します。
ほんわかしたファンタジーだけど、今回は少しホラーというかミステリーっぽい。
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鬼塚さんがこんなに素敵な人だとは、郵便局のときは思いませんでした!
面白かったです。相変わらず登場人物が素敵すぎます!
しょうこさんとお友だちになりたい!
日記堂に訪れてみたいです。
ゆでがにが生き返るというセンス、最高だと思います。
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日記堂。誰かが書いた日記を売る?? そんな事出来るの?? 店主に旨いこと言って使われる友哉クン。同じ様な体験の日記を読んで、それなりに行く道を見つけていくお客さん達。さて店主の猩子さんの本当の姿は??
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ホンワカとしたファンタジー色のイメージだった幻想シリーズ。日記店は違った。
読み始めはミステリーっぽさもあり、次第にいつもの幻想シリーズっぽくなりつつ、最後は「えっ?えっ?」の新展開。まさか登天さんがあの人で、猩子さんはあの人?
ちょっと強引な結末という気もするけれど、でも幻想シリーズならありかもね。
日記って人に読まれることを前提として書いていないから本音がいっぱい。それを読む事で自分の迷いを消してもらえるとは思えないけど、書いた人の「人となり」を知るには手っ取り早いかもしれないな。読まれたくはないけど。
【謎の美女、猩子が営む日記堂。山奥に佇むこの店では、人に読ませる目的で書いたのではない「本当の日記」を売っている。日記は悩みと希望の生の記録。人生の道しるべとなり、お客の悩みを救う。なぜかタダ働きすることになった大学生・友哉は「日記堂」のとんでもない秘密を知ることに―。人気シリーズ第三弾! 】
Posted by ブクログ
久しぶりの幻想シリーズ前作の映画館・郵便局を読んだ時のあの不思議な感覚をもう一度体験したくて再び手にしました。
はじめのうちは少しミステリーという感じで「幻想シリーズ」らしくありませんが、次第に理不尽摩訶不思議のキャラにコミカルなストーリーが混じり「幻想シリーズ」らしくなってやっちゃってくれます。
しかし、アサコさん歴史上の書物をこんなにいじっていいんですか?
そんな事を言いたくなるような結末・・・本当にそこですか?
私としてはいいですが・・・面白いし^^