【感想・ネタバレ】陽のあたる家のレビュー

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Posted by ブクログ

生活保護は他人事ですか?
突然、収入が断たれた時、あなたなら…!?
誤解が多い生活保護のことがよくわかる!描き下ろし作品『屋根のない家~陽のあたる家 Spinoff~』を加えて待望の単行本化! !『フォアミセス』掲載時から大反響! 新聞各紙でも取り上げられた話題作!
ささやかだけれど、幸せな生活を送っていた沢田一家。
ところがある日、夫が突然の病に倒れ、収入が激減。窮地に立たされた沢田一家は…!?
パートを掛け持ちしてやりくりしても無責任な自己責任論などが、沢田一家を追い詰める。
パート先の友人に勧められて生活保護を申請しても、保護科ではケースワーカーの就労指導「身体壊してももっと努力しなさい」という名の窓際戦術が立ちふさがる。
NPOの手助けによって生活保護を受給しても、周りの人間の偏見と立ち向かう。
生活保護を受給しているのは、不正受給が多いという嘘(全体の99.6%はまっとうな受給(厚生省の調査より))。
働いた収入があると、生活保護受給は出来ないという嘘(生活保護は収入が最低生活費を下回っていたら、足りない分が支給される)。
不正受給の実態は、臨時の収入を申告し忘れたり、子供が内緒でアルバイトしているのを知らすに申告し忘れたりというだけのこと。
そういった生活保護に関する偏見や嘘を暴き、誰もが穴に落ちる時に生活保護というセーフティーネットが必要だということを理解出来る漫画です。

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2022年12月10日

Posted by ブクログ

漫画新書から。これは思ったより良かった。月並みな話ではあるんだけど、生活保護に対する偏見を打ち砕く一助には、充分なり得る。適切に運用されれば、かなり優れた制度だと思うし、偏見のせいで受給すべき人が受給出来ていないというのは、実際問題としてあるのだろう。恥ずかしながら、いわゆる”不正受給”として糾弾されるものの実態が、ほんの些細な場合もあるっていうのを、ここで初めて知ったし。いつの間にか植え付けられるイメージって、危ないな。事実関係確認の重要性を、あらためて思い知らされた次第。

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2021年01月14日

Posted by ブクログ

成年コミックなので、1時間で一気に読める。生活保護への差別が、あからさまにされている。現代社会の中では、だれもが生存を脅かされる可能性があるのに、なぜ偏見があるのかを問うコミック。生活保護受給者が、税金で食っているとか、怠けていろとか、平和ボケ、現代のエゴイズムを描いている。
戦後間もなく日本人が、新憲法で最も歓迎したのは、25条である。焼け跡、闇市の中のだれもが最低限の生活を送れなかったからだ。
現代の中では「戦争」と「平和」という二元論はもう古い。一見「平和」に見えても、餓死や、自死が絶えない現代の実態を、見つめる必要があると思う。

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2014年01月16日

Posted by ブクログ

偏見よくないってことに尽きる。働けなくなったらどうしようってのは、実際に起こりうるから困る。しかし、生活保護申請するのって、結構大変なのね。所得隠し、資産隠しとか、悪いことするやつがいるから、こういうコストが増えるんだろうな。

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2016年03月06日

購入済み

ヒガミ国

日本人はヒガミの民族だと言う事がよく伝わる話。
あと、大人も子供も女性ばかりが頑張ってる。
父親の病気は仕方ないとしても、母親こそあれでは突然死の可能性もあるだろうに。
やたらドラマや物語の中では、父親が病気、母親は看病という構図も多い。
現実では、妻が病気になって、夫が逃げ出すパターンもある。
弟も、上が姉だと犠牲を強いられ、弟はワガママやヤンチャが許されてる。
この辺りも描いて欲しかった。

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2016年11月09日

「生活保護のお金は、誰が払ってくれているのか」
この点が全く理解できていない内容でした。

「私はかわいそう」、「助けてくれない人達は鬼だ」
終始、こういった内容ばかりでした。

まず夫と共稼ぎでカツカツの生活、というのがナメています。
切り詰めればもっと余裕があった筈です。
夫が倒れても、制度を理解し利用し、切り詰めた生活をすれば十分に暮らしていけたはずです。(実際にそういう奥様を何人も知っています)

この作品の奥さんはナメています。甘えています。
少しも感情移入できませんでした。

9
2016年08月08日

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