【感想・ネタバレ】マンガと音楽の甘い関係のレビュー

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Posted by ブクログ

面白かった。著者のマンガと音楽に対する深い愛が伝わってきた。
ヤマシタトモコの作品の全部にイメージ曲があるなんて初めて知ったわ…コミック持ってるのに。
水城せとなのサエコの声についての話なんかも、面白くて印象に残った。
私自身はマンガから音楽を聴き取った(気がした)経験はないし、音楽を聴きながらでも余裕で執筆できるし、クラシックなんかは特別お気に入りの曲以外はまったく魅力がわからないんだけど、私じゃあそこに流れてる音楽を聴けないだろうな~と思いつつも、それでもここで紹介されているマンガの全てに目を通してみたくなった。(実際二冊注文した)
それに、自分が普段何気なく聴いている音楽がどんな種類のものなのか、そぜそれを好んでいるのかを初めて考えたかもしれない。
いい読書だった。

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2013年04月27日

Posted by ブクログ

MAG・ネットで拝見してから気になっていた高野さんの書籍がやっと読めたことがまず嬉しかったです。音楽と漫画はお互いがお互いを表現することは難しいと思うんですが、それをあえてするのは何故か、それが魅力的に思えてしまうのは何故か、すっきり解決する本でした。基本的には高野さんのお好きな漫画をたっぷり盛り込んで音楽と絡めて語るという形という、なんとも商業本というよりレポートに近い同人誌みたいで、さくさくと読み進めることができます。興味深いこともたくさんありました。なにより、こうして愛してる作品をリスペクトできることが素敵で、好きでたまらないという気持ちが読んでいて伝わる1冊でした。

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2013年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少女マンガにおける『音楽を描く』とはどういうことか、というのをテーマとしたなかなかにマニアックな本。
題材になるマンガも新しいものから古いものまで幅広く、読んだことのない作品は読んでみようという気にさせるのは作者の作品愛がビシバシ伝わってくるからであろう。
音楽表現にまつわる考察はもちろんだが、少女マンガに求められるエッセンスについての考察も鋭く、そちらも楽しく読めた。

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2013年03月13日

Posted by ブクログ

あだち充の『タッチ』が実は音楽マンガであるという指摘に目からウロコ!
意外な気もしますが、読んでみて納得!でした。

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2013年09月10日

Posted by ブクログ

漫画と音楽との結びつきで生まれる「物語」へのいとおしさに溢れる文章。
音楽は日常のものであり特別なものでもある。あるときは登場人物に自分と同じ日常を見出して喜び、あるときは自分の知らない未知の世界を夢みて憧れる。いったん読み手の想像力に火をつければとどまるところを知らない世界が、著者ほどには漫画を知らない身からは少しうらやましくもある。いつか読んでみたい漫画のストックがたくさんできました。
音楽によって象徴される人物像はいわば「フード理論」の音楽版といったところか(本文中でも触れられていた)。善人は鼻歌をうたう、合唱すれば仲間、そんな読み解きもおもしろい。「23番」や「独断によればト短調」のあたりから分析される「乙女心のインテリ欲」もとりわけ興味深い。未知の扉を開く鍵のような、ファンタジーの小道具として機能する音楽、という側面を、これからもっともっとみつけていけたら。

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2013年03月31日

Posted by ブクログ

古い作品から新しい作家のものまでふれています。
個人的には、「花の24年組」と音楽の関係についての考察が興味深く読めました。

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2013年03月01日

Posted by ブクログ

主に少女マンガと。著者と世代が近いのか『分かる分かるー』『懐かしー』ばかり言ってた。登場したマンガ家たちの技巧も奥が深いのだな、と関心

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2013年02月14日

Posted by ブクログ

著者とは世代が違う?くらい離れていると思うけれど
様々な作を多岐にわたって読んでいて、且つ愛しているのがよくわかった。
面白い切り口だったけど共感は半々くらいかな。たぶんそれは好みの違い。

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2014年01月22日

Posted by ブクログ

あなたには聞こえるはず、王子様の奏でる音楽が。

ショパン系ピアノ王子とリスト系ピアノ王子、わかる。登場人物の聞いている曲が気になる、わかる。音楽が鳴っている時の謎のライン、わかる。
少女マンガ(少女マンガに限らないけど)で触れてきた「音楽」は、マンガ女子の教養です。誰が何と言おうと。

高橋真琴の絵は少女時代のバイブル。『僕のショパン』が読みたくなるくらいには、「チーム男子」「関係性」にハマる世代。銀さんが特に音楽を聞かないことにも納得しました。もちろん作家のBGMも気になります。

ちなみに、私はヴァイオリン王子が好きですね。

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2013年12月31日

Posted by ブクログ

マンガと音楽の関係なんて考えたことがありませんでしたが、なるほど確かにと思うことが沢山ありました。音楽が生活に根付いているからこそ、マンガにも…という側面はあるのかもしれません。

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2013年09月14日

Posted by ブクログ

タイトルを見たとたん、「まんがキッチン」を思い出しました。そうしたら前書きに、「まんがキッチン」に触発されてものした本だと書いてありました。
文学に現われたるなんたらの研究のように「まんがに現われたなんとか」の研究が進むことでしょう。
私にとっての音楽まんがはオルフェウスの窓、変奏曲、のだめカンタービレなので、今回は食い足りない気がしましたが、次の本が出たらまた読もうと思います。

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2013年02月26日

Posted by ブクログ

そもそも、そのマンガを読んでなければ理解出来ない。読んだことのあるマンガも多いんだけど、萩尾望都さんとか読んだことないんだよな。これを機に読んでみようと思わせるエッセイだと思います。

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2013年02月18日

Posted by ブクログ

なんだかすごい本だった。
著者の高野さんは私とほとんど世代が同じなのに
読んだマンガがこんなにも違うとは・・・
少しだけ分かるところもあるけど(スラムダンク、花より男子、のだめ ぐらい)、
ほぼ初めて聞くタイトルばかり。
ロマンチスト度が違いすぎるのか。

出てくるマンガを知っていたら「わかるわかる〜〜!!」と言えるんだろな。残念。。
マンガと音楽の関係世界をある意味哲学にしてしまっている。

あとがきに「NO MANGA, NO LIFE.」と。
これを機に出てくるマンガを読んでみようか。

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2013年01月17日

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