感情タグBEST3
Posted by ブクログ
怒ることが出来ない日本人。
そのうち怒りの感情が麻痺してしまうという。
そうならないための本。
怒る技術とは、自分の正論を相手に認めさせるためのものではない。
正論でなくてもいい。またこちらの要望通りに相手が行動してくれなくてもいい。
とにかく怒りを正しく発散させる技術。
時に語り口が可笑しく笑えた。
ただし、実践は難しい・・・。
Posted by ブクログ
信頼する中島義道先生の哲学エッセイ。
怒ることができない人は、キレる。
これは怒りの表現方法が分からないために起こる悲劇です。私自身も怒ることがなかなかできない日本人の一人。
怒りを正しく表に出せないがゆえ、ためてためてキレる・・・というのは、理解できます。
本書を読むと、怒りと冷静に向き合うことができ、さらにバカバカしく思えてくる。
最終的に救われます。
Posted by ブクログ
積極的に怒っていくことで、他者との違いを浮き彫りにする。
それが、日本社会で幅をきかせている「空気を読め」という文化を軽減する一つの方法。
みたいな本。
Posted by ブクログ
私は怒りを感じるというより、ゾッと肝が冷えるタイプ。どうでもいい相手に怒ってエネルギーを使うより、これから大きな失敗するんだろうなと見限るタイプでもあります。
この本を読むと私は「怒り方の技術」を忘れてきたと感じました。幼い頃は素直に怒りもぎゃんぎゃん伝えました。大人になると怒りは使わなくてもいい道具、と捉えていました。だから次第に「怒れない人」になっていたと感じます。怒らない方が楽なのかもしれません。
Posted by ブクログ
波風が立つことを嫌い、内側の怒りを抑えて表面上の「善人」であることを何より重んじる日本人には刺激が強すぎるだろうが、怒りっぽい私には深く頷ける論だった。