【感想・ネタバレ】オタク成金のレビュー

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Posted by ブクログ 2011年03月15日

演出過剰に思えた一般人アピール甚だしい薄ら寒いインタビュアーのノリも最後まで読むと合点がいく。
結局のところ、クラスにいる40人の中の35人へ向けてメッセージを放つことが、あかほりさとるがあかほりさとるである所以なんだろう。

業界に詳しいインタビュアーや、インタビュアーを排して自らが理論的に書けば...続きを読むもっとできの良いものができるだろう。
でもそれは40人いるクラスの5人しか読まない代物でしかない。

売れなければ、いい作品じゃない。
そーゆーこと言っていいのはファンや評論家だけであって、仮にもエンタメ業界の人間を標榜するのならばそんな言葉は絶対に口にしてはならない。
それでもいい作品しか書きたくないというのならば文学畑にでもいけばいい。

ここまで言い切ってしまうプロフェッショナル、あかほりさとるにとって、そんな自己満足の本はありえないだろう。
一般人という通訳を介することで、たとえそれが新書であっても、いや新書だからこそ、クラスの35人に向けて、一般人に向けて発信しつづける。

だからといって業界がきらいなわけじゃない。業界を愛するが故に業界の外の人間に向かって発信しつづける。
新規開拓せずに内輪に向かって書き続けた結果、衰退していった純文学業界のようにしないためにも。

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Posted by ブクログ 2010年06月06日

初期のラノベでお世話になったあかほり氏の本。なまなましさが楽しそう。半分くらいは、結果的にですが、新しい取組み(メディアミックス)に挑んだ結果、大金をつかんだって話です。ただ、その過程でいろんな気付きがあったってところはいくらか参考になります。後、後半の作家としての姿勢については、結構納得しました。...続きを読む特に、「ラノベ」の本当の位置づけを踏まえると最近は随分様変わりしていること、それから結局いろんなひと(特に編集者)に支えられていることをしっかり認識・意識するべきことは、わかっていると思いがちだけど実際の行動につなげられるかどうか、怪しいな、なんて自己分析するのに足しになりました。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

作家がオタク成金として生き延びるにはアイデアだけではなく読者の心を掴む登場人物としっかり練られたストーリーが大切なのだそうだ。
それがなければ、どんなヒット作を産み出そうが、すぐに飽きられてしまうのだ。一般にオタクと呼ばれている人達の心を掴む秘訣を心得ている著者の話が面白かった。

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Posted by ブクログ 2010年06月05日

[ 内容 ]
お金が好きだ。
お金に惑わされるのはもっと好きだ。
ライトノベルを生み出し、メディアミックスを仕掛け、累計二二〇〇万部を軽々と突破。
まさに「成金」となった男・あかほりさとる。
その栄光と転落の軌跡。
そしてここに初めて明かされる、「売れるためのノウハウ」「売れ続けるための秘術秘技」「...続きを読む本当は教えたくない執筆テクニック」のすべて。

[ 目次 ]
第1章 「赤堀悟」から「あかほりさとる」へ―メディアミックスを作り上げた男
第2章 オタク成金
第3章 売れる作家になるために―あかほりさとるの作家論
第4章 生き残りたければ成金になれ―あかほりさとるが見るオタク業界の今後

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

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☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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