【感想・ネタバレ】「イタリア郷土料理」美味紀行のレビュー

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Posted by ブクログ

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某イタリア食材店でアルバイトした際に実感したイタリアの食の多様性と豊かさをこの本で再確認させてもらいました。
イタリアの各地方ならではの仕事をしている人が普段食べている料理や思い出の料理を、作者がインタビューするという形式で書かれています。その相手は推理作家、ジュエリー店主、活版印刷職人、サフラン農家の主人など様々で、その結果、この本は単に料理紹介だけでない、その相手の人間としての魅力、さらにイタリアという国の断片が垣間見られる内容になっていました。

個人的なことでは、サフラン農家の方が育てたサフランが、日本の食材店の店頭に並び、それを私が販売していた時期があったとはびっくりでした。

イタリアはローマを1日駆け足でみたことがあるだけなので、この本を持ってイタリア旅行をしたいです。

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2014年04月04日

Posted by ブクログ

イタリア料理にまつわる、人間のストーリー。イタリア人が、郷土料理をたいせつにしてることがよくわかる。たぶん、日本でよく食べる、いわゆるイタリアン、のイメージとはまた違う、家庭の料理。丁寧に、イタリアを味わいながら旅してみたくなる。

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2020年05月31日

Posted by ブクログ

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イタリアの各地を訪ね、その土地の人と地元料理を語る。ウィッチー美術館の人だったり、地元の職人だったり、農家だったり。イタリア料理とひとくくりにしてしまいがちだが、それぞれの土地に根付いた料理があるのだなあと思う。本書にも出てくるが、日本のイタリア料理でも、漠然とイタリア料理だと言っている店、北イタリア料理とかエリアを限定している店(シェフの出身地だったりすることが多いが)、日本の食材の産地にこだわりその食材を活かすイタリアンを探求する店、ナポリタンなどを提供するなんちゃってイタリアンなどあるが、自分も、もっとイタリアのどこの料理か気にするべきだと思う。

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2014年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

解説が解説じゃなくて1本のエッセイになってる件(笑。
イタリア各地のいろんな職業の人の食卓。元貴族や活版印刷職人やサフラン農家や推理小説家等々。
ミラノ編リゾットは15世紀からミラノの貴族が食べていた料理。
最初は薬やスパイスとしてイタリア半島に入ってきた米が、徐々に広まり18世紀には日常食へ。
ィレンツェ編で出てきた老舗ジュエリー店トッリーニは祖先がヴェッキオ橋に工房をかまえていたとあって、インフェルノでラングドン教授が走り抜けたあそこかー!ってなったり。
ローマ編で出てきた『おやつ泥棒―モンタルバーノ警部』は読んでみたいな、とメモ。

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2023年05月04日

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