【感想・ネタバレ】河合栄治郎 戦闘的自由主義者の真実のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
人格の成長を第一と考える理想主義を提唱し、昭和期の学生必読書『学生に与う』を著した思想家・河合栄治郎。
彼の生涯は闘いの連続であった。
中学校でのいじめにはじまり、保身に走る官僚、派閥抗争に明け暮れる大学教授、そしてファシズムに傾斜していく軍部に対し、彼は「戦闘的自由主義者」として、自らの信念を貫き通した。
新発見の史料によって生涯・思想・後世への影響を詳説。
いま明かされる真実の河合栄治郎とは。

[ 目次 ]
序章 いま、なぜ河合栄治郎か?
第1章 理想主義者の誕生
第2章 「大正デモクラシー」とともに
第3章 左右勢力の狭間で
第4章 戦時体制下の闘争
終章 没後の河合栄治郎

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[ おすすめ度 ]

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☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月05日

Posted by ブクログ

『評伝河合榮治郎』(玉川大学出版部)、『戦闘的自由主義者河合榮治郎』(社会思想社)などの著作があり、河合栄治郎研究の第一人者として知られる著者による、新書サイズの評伝です。

河合榮治郎という人物の形成過程をたどり、若き日の彼が悩まされ、『学生に与う』でもとりあげられることになった性欲の問題や、恩師である新渡戸稲造とキリスト教信仰へのかかわりなどにも触れられています。

また、マルクス主義と国家主義の双方からの攻撃にさらされながらも、みずからの信じる自由主義の立場を思想的にも実践的にもつらぬいた河合の生涯についても、わかりやすく解説されています。

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2016年09月30日

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