感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
このウィットに富んだ軽めな感じ、好きだな。他の野崎作品も読んでみたいと思う。「死なない&殺人」といえば、山口雅也『生ける屍の死』を連想するけれど、あちらはもっと重い話だったような。古典落語を知らないので「猫の皿」には落語の醍醐味みたいなものを感じ、「うまい」と思わず膝を打った。バーベキューで天名が伊藤のために肉を取りに行ったくだりや、中等部寮と高等部寮の横断幕でのやりとりが最高にウケる。声を出して笑ってしまった。変換ミスみたいな笑いはかな漢字変換の登場によって作りやすくなったのかもしれない。昔は作家の頭のなかだけが頼りだったのかと。でもこれは出てこないな。「銚子全摘(超自然的)」「チョーカー学的(超科学的)」。天名のキャラと相まっていい感じ。
Posted by ブクログ
一言でネタバレをすれば、「ミーム」だろうか?『小説家の作り方』を読んでいたから、大体の予想は出来てしまうんだけど、それでも引き込ませるものがあって一気に読んでしまった。それはたぶん、「この世で一番面白い小説」とか「死なない生徒」とか、物語の中心となる概念が魅力的だからだろう。
Posted by ブクログ
永遠の命の正体は、意識の共有。しかも共有の方法が「教え合う」というアナログな方法。それも凄いな。たまちゃんは、本当に永遠の命=不死って事なんだよね?
野崎まどは、大体オカルトではなく説明が出来る現象のネタバラシ、後に超常的な現象ってパターンだよね。なんだかんだで、楽しく最後まで読んじゃうけどw
「三角形と四角形の間の図形」
「四角形と五角形の間の図形」
概念すごw
Posted by ブクログ
事件が起きたあたりからは一気に読んでしまった。死なない生徒の正体にもびっくりしたけど、あのキャラがまさか本物だったというのはさらにびっくりだった。
なかなか面白かった。