【感想・ネタバレ】死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

このウィットに富んだ軽めな感じ、好きだな。他の野崎作品も読んでみたいと思う。「死なない&殺人」といえば、山口雅也『生ける屍の死』を連想するけれど、あちらはもっと重い話だったような。古典落語を知らないので「猫の皿」には落語の醍醐味みたいなものを感じ、「うまい」と思わず膝を打った。バーベキューで天名が伊藤のために肉を取りに行ったくだりや、中等部寮と高等部寮の横断幕でのやりとりが最高にウケる。声を出して笑ってしまった。変換ミスみたいな笑いはかな漢字変換の登場によって作りやすくなったのかもしれない。昔は作家の頭のなかだけが頼りだったのかと。でもこれは出てこないな。「銚子全摘(超自然的)」「チョーカー学的(超科学的)」。天名のキャラと相まっていい感じ。

0
2019年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一言でネタバレをすれば、「ミーム」だろうか?『小説家の作り方』を読んでいたから、大体の予想は出来てしまうんだけど、それでも引き込ませるものがあって一気に読んでしまった。それはたぶん、「この世で一番面白い小説」とか「死なない生徒」とか、物語の中心となる概念が魅力的だからだろう。

0
2014年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

永遠の命の正体は、意識の共有。しかも共有の方法が「教え合う」というアナログな方法。それも凄いな。たまちゃんは、本当に永遠の命=不死って事なんだよね?
野崎まどは、大体オカルトではなく説明が出来る現象のネタバラシ、後に超常的な現象ってパターンだよね。なんだかんだで、楽しく最後まで読んじゃうけどw

三角形と四角形の間の図形」
「四角形と五角形の間の図形」
概念すごw

0
2019年10月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事件が起きたあたりからは一気に読んでしまった。死なない生徒の正体にもびっくりしたけど、あのキャラがまさか本物だったというのはさらにびっくりだった。
なかなか面白かった。

0
2014年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死なない,どういうことなのか引き込まれて読みました。最後の最後で分かる新事実もあり,最後まで楽しめました。

0
2014年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 死なないんだからゾンビみたいな物かと手に取った感じ。
 「ネタバレ」スイッチを入れて踏み込んだ感想を…。
 自分で自分を騙すというのはどういうことになるのだろうか。
 イタズラをされたことを認識しつつ、翌日はイタズラされたことに気付かない自分でイタズラを受け、そのイタズラに気付かない。
 そんな辺りを感じた。
 面白い構造の話で、一見ミステリと親和性が高そうではあるが、ある程度の構造は見抜かれてしまうので…。
 この設定でもっとSF寄りな展開が読みたかったような気がする。
 著者の他の作品も気になった。

0
2023年05月22日

「小説」ランキング