【感想・ネタバレ】クールパインのレビュー

南Q太

[ブクログ · ★★★★★]

佐々木文庫より。「ラーメン食べたい」に対しての、「矢野顕子か お前は」という、恋人のよく言う返しの台詞の出自が、あ、これだったのか、と気づいたことだけでも意味がある。とても切ない作品だった。南Q太の作品にはどれもそういう相通じる切なさがある。刹那的な。たぶん、掴もうとしたら零れ落ちてしまうであろう、切なさが。この作品には行き場のない切なさがあった。どん詰まりの切なさが。でも、きっと、この主人公はこのどん詰まりの中でもきっと逞しく生きていけるだろうな、この作品の先に、と思える希望がかすかにあって、それが仄かに暖かかった。(10/12/17)

[ブクログ · ★★★★★]

ぬくもり感じて、なにがなんだかわからなくても、結局それだけでも。でもそこにはやっぱり何かあって。満たされたいから。求め合う。

[ブクログ · ★★★★★]

こんな普遍的な話を瑞々しく描けるのがなんていうか・・・ちっとも心地良い話じゃないのにまた読みたくなる

[ブクログ · ★★★★☆]

ひりひりして痛い。
買った当初はそれが嫌だったから
この作品は好きじゃなかったけど
今はその気持ちもわかる気がする。
前よりこの作品が好きになれた。

[ブクログ · ★★★★☆]

高校の時に読んで共感して当時の彼氏に読め！と押し付けた本。
だって好きだから。だからしょうがない。

[ブクログ · ★★★★☆]

いたたたたた。
彼女はかっこいいけど、同じ目には遭いたくない。
強く見えて、顔の事で文句を言われて思わず泣いてしまう所が年相応に感じられて可愛い。

[ブクログ · ★★★★☆]

南Q太さんは短編が多いですが、この長編（中編？）はすごく静かに鈍く痛みが響きます。不器用だった記憶がよみがえる一冊。

[ブクログ · ★★★☆☆]

女子高生と、その「ひどい」彼氏との話。
客観的に「ひどい」関係が、当人たちにとっても100％「ひどい」のであれば問題はそれなりに解決に向かうかもしれない。
当人がマジメにその関係性を愛していたりしたら、、、このまんがみたいになるんだろう。主人公の女の子の気持ち、わからなくはない、と思った。

[ブクログ · ★★★☆☆]

いまどき　の　女子高生


あたしは少し憧れる。
でも
こんなんじゃいやだとも思う。

恋って難しい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

南Q太の作品では、女子高生の恋愛を描いたものって少ない。
思春期の微妙な恋心を南Q太タッチでうまく表現してます。まぁ内容はおいておいて。あの淡々と話が進む感じが個人的には好きです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

セックスは血がまざりあってくようなかんじがする
わたしはそのうちあんたと
きょうだいみたいになるんじゃないかとか思ったりした

[ブクログ · ★★★☆☆]

妙に変に共感してしまった。納得はしないけど共感はした。そんな感じ。初めての南Ｑ太がこれなんだけど、兄貴の本棚にあったんだよねぇ。男の人は南Ｑ太作品をどう思いながら読んでいるのか、とても知りたい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

フツーの女子高生・里香。流れるままになんとなく男とデキて、ソイツにハマった頃に友達に寝取られて…。過ぎていくリアルな日常を淡々と追った、少女マンガの現代バージョン。女の子は無気力に見えてもけっこう色々考えてるんです。（A/02-06）