【感想・ネタバレ】風雲の出帆のレビュー

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Posted by ブクログ

海の覇者トマス・キッド・シリーズ第1作。

時は18世紀末。イギリスの片田舎に暮らす二十歳のカツラ職人キッドが、海軍の強制徴募により海の世界で生きることになる。厳しい上下関係、自然の驚異、そしてフランスとの熾烈な戦い……。いかにして困難を乗り越え、たくましい海の男へと成長していくのか?

過去に読んだ帆船小説とは違い(ホーンブロワ―・シリーズなど)、下甲板で暮らす水兵の生活がつぶさに描かれていることが特筆すべき点だ。キッドとともに読み手自身も軍艦に乗せられて右往左往しているかのような臨場感を覚える。今後の展開がとても楽しみ♪

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2017年10月13日

Posted by ブクログ

強制徴募隊によって突然軍艦に乗る事となった主人公の物語。これまの海洋冒険小説に見られなかった海軍の底辺からの立身出世物語(最後は提督になる!?)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

帆船モノといえばホーンブロワーかボライソー,映画化されて本も復刊されたジャック・オーブリーが定番だったかもしれないが,これからはトマス・キッドでしょう。この作品は著者ジュリアン・ストックウィンの処女作。陸モノからからスタートして,提督にまで上り詰める予定らしい。これからのシリーズが大変楽しみ。「俺はトマス・キッドをリアルタイムで経験した」と絶対に自慢できる!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ホーンブロア・ボライソ・・・イギリスの帆船ものは結構好きなんです。でもホーンブロアは本当にボロボロに成るまで読み尽くしたし、ボライソは最近恋愛小説になっちゃたし。新しいシリーズ発刊と言うことで早速購入しました。
ホーンブロアほどの重厚さは無いものの、なかなかすっきりと面白いストーリーです。今回は小さな3つの戦闘を織り交ぜて、まずまずの活劇度でしょう。まだ第1作とのことで、今後の活躍が期待できそうです
ボライソは海軍一家の出だし、ホーンブロアも士官候補生からスタートしたのに対し、今回のキッドは強制徴募による乗員(水兵以下)のスタート。ということで、オーロップ(下層甲板)の風景や、平時には意外に自由な水兵の仕事など、今までに無い船の生活が見えるのも興味深いものでした

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2017年11月16日

Posted by ブクログ

うーん、どうしようかなー、とまだ主人公とお見合い中。二十歳の青年トマス・キッドはフランス革命時の英仏戦争の強制徴募で軍艦に乗せられ、デューク・ウイリアム号の船員となる。
あとがきによるとネルソン時代に水兵から士官に這い上がった男が120名、うち22人が艦長に、うち3人が提督、しかも大将までのぼりつめたという史実があるそうで、作者はそれにヒントを得て水兵からの成長ストーリーを書いていく予定らしい。

今までに読んだ海洋冒険小説の多くが士官からスタートするところを、水兵、しかも陸者という最下限からのスタートなので「九尾の猫ムチ」を受けたりといろいろと辛い。一巻目はまだ彼は何もできないので助けてくれる人々が次々と現れてキッドを導いていくところ。

海洋小説自体好きなので面白いのだけど、周囲がなぜ特に主人公を助けてくれるのかというあたりに納得がいきにくいのと、辛い目に遭いすぎてて読んでて憂鬱になるのもあって二巻目はどうしようかなと悩み中。

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2011年11月14日

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