【感想・ネタバレ】ビター×スイートのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これ、アルクさんの初コミックスだったのですね。
初読みが「猿喰山」で他に色々読んだ後に読みました。

もう最初からこの方はアルク節大全開なんですね。
素晴らしい。

表題作、その他二編もよかったですが、クリーニング屋さんの話。
初めて、BLで泣いたかもしれません。
好きなんですが、つらくて読み返せない。
小さな彼の幸せを願うけれど、屹度それは叶わないのだろうなあ。

あと、表題作、最後のアルゼンチンはやり過ぎな気がします(笑)なくてもいいかも。

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2014年01月05日

Posted by ブクログ

この物語は、外見の美しさがあればこそ、というお話ではなくて、外見の美しさにさえ気付いていないほどに三日月くんが孤独な青年であること。そんな彼が、自分の領域にずかずかと入り込んできた村山に恋焦がれられることによって、他者の存在を意識せざるを得なくなる、と言うお話だ。他者も三日月くんの存在に気を留めていないが、同時に三日月くん自身も他者を個別認識せずに、いっしょくたに「煩わしい存在」として片付けてしまっている。孤独を認識している人間のおごりがここにある。おごりはあるのだが、そのおごった孤独者をそれごと引っ張りあげて欲しい、と思うわけで、村山のアプローチは正にそれである。
色々しんどい時に、主人公の三日月くんが
(あのころと同じ深さで傷つくのか)
って言葉か必ず蘇る。年重ねると「これは平気」となる部分もあるが、10代の時に経験した「痛さ」は幾つになっても消えない。
私は自分の子供を持つことは生涯ないだろうけど、ARUKUさんの主人公の子供時代の佇まいや、へび子さんの三郎と五郎兄弟の子供の頃の話とか、胸がかきむしられる。でもこれは母性ではない…やっぱ未だに子供の自分が心の中にあり、子供を見る大人の目ではなく子供の目で子供に同調するんだと思う。大人の都合より、子供側で考えてしまうんだよね。それは現実に私が子供持った事ないからだろう。大人の方が我慢すべきだ、って発想になるんだよな。我慢や辛抱が出来ないのになんで子供を持とうとするんだ、って考えちゃうんだよね。子供は親を選べない、と言うのがずっと自分の中にあるからだろう。
BLの核心を突いた「帯」に書かれた名文句。この頃の遥々アルクさん名義の『ビター×スイート』にも「心に残る読書体験。」と書かれている…いつからただの煽り文句が幅を利かせるようになったんだろうなぁ。

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2016年07月24日

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ネタバレ

とあるカフェの客として出会った2人。攻めの一目惚れからはじまった違いすぎる2人の恋模様。

他人が苦手な受が攻との出会いで変わっていく...
こんな俺が恋をしてもいいの?


アルク先生の作品が大好きなんだ。

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2011年08月12日

Posted by ブクログ

アルク先生の初単行本です。近所の本屋にはなくて・・・。どうしても読みたくて遠くの本屋まで行きました。

表題作は可愛い・・・けどどこかぞくぞくする場面もあるお話でした。
零話が好きです。
私的に一番気に入ったのは雑巾姫です。
アルク先生の受けさんが涙を堪えている表情は、なんだかとても見ていて切なくなります。可愛くて愛おしくなります。
あと、ワンシーンワンシーンごとに映画のカットを見ているようでとても素敵です。本当に一コマ毎にドラマやキャラクターの心理が伺えるようで、すごいいいなあと思います。アルク先生のこだわりを感じます。
これでアルク先生の既刊は全部コンプリートしてしまったので、すごくもだもだしてます。もっとアルク先生のお話が読みたいです・・・!次のお話も楽しみにしています!

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2010年01月30日

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素晴らしい。
この世の中で、愛されるってことが、どれほどすばらしいか。
久しぶりにぼろぼろ泣きました。
オビ(心に残る読書体験)に偽り無し!

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2009年10月04日

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雑誌連載時から凄い好きで気になってた作品。遥々アルクさん初コミックスです。書き下ろしもあって、めっちゃ楽しめました。主人公が可愛くて切なくて愛しいです。やっぱ好きだー。

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2009年10月04日

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久々にオリジナリティの高い作家が現れた思いました。カフェの常連客だったシャイな青年が、いつか自分の店を持ちたいと思い始める。そんな彼を好きになる謎の多い一見イケメンな男の話。

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2009年10月04日

無料版購入済み

黒のボクサー

いくつかの読み切りショートストーリー
必ず喫茶店で会う二人の間は狭くなっていく
いやがってる割には健気な受け🖤

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2022年08月22日

Posted by ブクログ

絵も独特だし、ストーリーもキャラも回を追う毎に別物のように変わっていってる気がするんだけど、引き込まれる。一筋縄ではいかない。短編も含めて、全部が一般的なラブストーリーのハッピーエンドがひとつもない。伏線や問題を解決していないまま(敢えてなんでしょう、きっと)完結するので物語っぽくないというか、とにかく独特なのです。中毒性あるなー。

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2017年01月18日

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絵はちょっとクセがあって、好みが別れるかもしれませんが、心の動きが丁寧に描かれていて読み応えがあります。(エロナシ)

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2012年08月11日

Posted by ブクログ

表題作は8ページずつの連作。
一話ごとにとても濃くて、ショートさを感じさせずに凄くまとまってる。
個性的な作家さんだけど慣れるととても癖になる味をお持ちで、漫画というより映画みたいな見せ方があって素敵。
月夜に窓際で飲むジンジャーエールのグラスに月が映っているくだりが美しくて、そういう小さな感動がたくさん詰まった作品だと思う。

他の短編も楽しめた。
クリーニング屋さんの話が、まるで外国映画のような雰囲気で切なくて好きだ。

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2012年05月03日

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中編+短編がいくつか。
絵が癖があるので、最初は取っ付きにくかったのですが。ストーリーテリングはとても好みでした。ちょっぴり詩的。

最後の短編、cleaningの切なさにやられました。
おとぎ話みたいな箱庭の世界が愛おしいです。

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2012年03月07日

Posted by ブクログ

Cleaningが特に良かったです。
くっつくだけがBLじゃないんだなあと再認識させてくれたお話。
寂しい恋の綺麗な物語。

全編身分違いの恋の話でした。

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2011年07月05日

Posted by ブクログ

なるほど、大人の読み物です。
癖のある絵柄ではあるのだけれど、逆にこれが少女漫画のような「BL絵」だったなら、こんなに刺さる作品になっただろうか?
初コミックスということですが、キャリアは10年を越える作家さんなんですね。

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2009年10月04日

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友人が雑誌の切り抜きを送ってくれたあの日から、どんなに待ち望んでいたか…!やっと本になったよ〜!っていうか、今まで描いた全ての漫画を読ませて欲しい!本当に本当に大好きです、遙々さんの世界。

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2012年05月21日

Posted by ブクログ

★3・6
最初はコミカルな感じで始まった2人の恋模様が、話が進むにつれてシリアスになってきて、展開が目まぐるしく変わっていくのに引き込まれた。やっぱりARUKUさん作品は不思議な魅力があるなぁ。後半の、君は間違っているとcleaningがアンハッピーな感じでイヤだー;;幸せにしてあげてー;;

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2013年10月28日

Posted by ブクログ

面白かった。
流れるような文章を描く作家さんですね。
根暗スキーとしては読みやすい。

特に短いお話が好きでした。クリーニング屋さんとか。

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2013年04月30日

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