【感想・ネタバレ】砂の肖像のレビュー

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Posted by ブクログ

珠玉の短編集。あなたに宝石を贈ります。

帯に書かれた言葉を見たとき、何だかありきたりの売らんかな言葉だなあと思った。

読み終わって「あなたに宝石を…」の意味はもとより、本当に透き通った鉱物の美しさが詰まっていたと思う。
途中、何度もため息が漏れた。息をつめて読んでいたのだろう。

15年一緒に暮らした大切な猫をおくった時、出会った作家だった。この人は解ってくれると思った。
もっとたくさんの作品を書いてほしかったけど、今、向こうの世界で、青白い大きな蟹やM氏と笑いあっていればいいなと思う。

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2015年01月02日

Posted by ブクログ

静謐な文体。砂のように、石のように、心の奥深く沈んで、取り出そうと思った時にしっかりとした手応えを感じさせるような……。

略歴を読んだら『午後の蜜箱』の作者でもあった。さらーっと読んで忘れていた。

「砂の肖像」が良かった。「掲示板」で知り合い手紙でつながる、会ったことのない人との濃密な関係。ミクシイ仲間とのレビューつながりとだぶって共感するところが多かった。


作成日時 2007年06月02日 09:46

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2009年10月04日

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