【感想・ネタバレ】鏡の城の美女のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<あらすじ>

あるエステサロンの全顧客情報が盗まれた。
しかもそのデータには全身をスキャンしたデータも含まれていた。

そして数週間後、そのエステの顧客を狙う連続通り魔事件が発生。
その犯行内容は、盗まれた顧客情報を元に一番キレイで美しい身体の部位、
足とか髪とかに、赤いスプレーを噴射するというものだった。
世間では犯人を『パーツキラー』と呼んでいた。

そのパーツキラーが遂に殺人を犯した!
被害者の右手は赤いスプレー塗料がかけられ、
左手は手首から先が切断され持ち去られていた。

パーツキラーにより汚された身体の部位は残すところ顔だけとなり、
そのターゲットと噂されるのは、エステサロン会長の娘・鏡子だった。

そんな折、仁美がエステサロンのリゾート施設に招待される。
いつものごとく一緒についていくミリアとユリと石崎。

到着早々、パーツキラーから顔を守るため鉄仮面をかぶった鏡子が登場。
さらにエステ側は鏡子を守るため、専用施設も作った。
鏡子がいる部屋に入るには7つの扉を通過しないといけない。
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鏡子 | 扉7 ← 扉6 ← 扉5 ← 扉4 ← 扉3 ← 扉2 ← 扉1
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1つ目の扉を開けて通過し扉を閉めないと2つ目の扉は開かない。
3つ目の扉も2つ目の扉を閉めないと開かない。。。要するに、
7つすべての扉が1つ前の扉を閉めていないと開かない仕掛けで、
更に内側からは開けられない、一度入ったら出ることが出来ない構造だ。

警備のために呼んだ警察や、宣伝のために呼んだ芸能記者、
そしてエステサロン従業員などが見守る中、鏡子は1人その部屋に入った。

翌日、内線電話に鏡子が応じないので、7つの扉の設定を解除し部屋に入ると、
顔と身体が焼かれた鏡子の死体と、首吊りした芸能記者の死体。
さらにホルマリン漬けされた女性の左手首があった。

部屋に誰もいなかったことから、警察は「芸能記者がパーツキラーで、
鏡子の顔を焼いて後追い自殺をした」と結論ずけた。

しかしミリア&ユリ&石崎は納得いかず話し合い真実へたどり着く。


<オチ>
鏡子は鉄仮面で顔を隠すほどの皮膚病を患っていて秘密にしていた。
そしてパーツキラーはエステサロンが宣伝のために作りあげた虚構だった。
被害者達は美しいパーツを持った人物として有名になれるメリットがある。
そのヤラセに気付いた芸能記者がそれをネタにエステ側を脅迫していたのだが、
鏡子は自分のことを脅迫してると勘違いして自殺してしまった。

芸能記者を殺したのはエステ側の人達6人だった。
扉の密室は奥から順番に一人ずつ入って各自扉に待機すれば全員外に出れる。
エステの人達は芸能記者を殺すために鏡子の部屋に入ったときに、
鏡子の自殺を発見。皮膚病を隠すため顔と身体を燃やした。

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2014年02月01日

Posted by ブクログ

東川篤哉もいいけどこちらもいいですよ。おっさんと女子高生のボケツッコミ的な会話が楽しめます。謎解きも本格です!

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2014年05月17日

Posted by ブクログ

ミリア&ユリシリーズ。
大手エステグループから顧客の3D身体データが盗まれ、次々と通り魔に襲われるという事件が発生。
石崎たちミステリィ研の一行はグループの総本山である不銹城に向かう。そこで犯人の最終目標と思われる美女、鏡子が犯人を迎え撃つというのだが…
たぶんシリーズの途中何冊か抜かして久しぶりに読んだらキャラが増えているし、石崎氏が前よりふてぶてしくなっているような気がした。相変わらずミリアとユリの区別は難しい。おっさんと女子高生たちのボケ&ツッコミは健在。
不銹城の説明の段階で色々と気づいてしまったことはあるが、全体としてすっきりまとまっていて楽しく読めた。シリーズ抜かしていた作品も読んでみよう。

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2014年08月07日

Posted by ブクログ

前作のレビューにも書いた気がするんですが、そろそろミリアたちが石崎氏に散々な事を言い、そしてそこに斎藤さんも加わり、言葉で(斎藤さんは平手打ちで)ボコる…という展開に飽きてきました。マンネリパターンの良さと言うのはあると思うんですけども……。

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2014年01月26日

Posted by ブクログ

久々に、DNAじゃない話しが読めた。 なんか、もうそれだけで、満足ですが、普通のミステリとしても普通によかったし、シリーズとしてもよかった。

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2013年11月24日

Posted by ブクログ

なんだかんだ言って、このシリーズは全部読んでるから好きなんだと思う。
巻を重ねるごとに「人工感」というか「虚構感」が深まる。
「抽象性が高まる」と言い換えても良いかもしれない。
もはや、「小説」というより、合間にコントが挟まった「長めの推理クイズ」という感じ。
これは褒めているのです。

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2013年11月20日

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