【感想・ネタバレ】「失われた20年の勝ち組企業」100社の成功法則 「X(エックス)」経営の時代のレビュー

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Posted by ブクログ

■企業タイプ

A.1990~2010 年の20 年間に、売上高、営業利益、時価総額を大きく伸ばした企業がある。それら勝ち組100 社を分析すると、経営モデルは、次の4 タイプに大別できる。
・タイプJ:「オペレーション力」(技術力、製造力、販売力などの現場力)に磨きをかけ続ける。
・タイプW:オペレーション力に加えて、トップの「経営変革力」で成長を牽引する。
・タイプX:オペレーション力に加えて、「事業モデル構築力」と「市場開拓力」を成長のエンジンとする。
・タイプZ:オペレーション力、事業モデル構築力、市場開拓力、経営変革力の4 つ全てを兼ね備える。

B.日本企業の大半は「タイプJ 」である。だが、今後はオペレーション力だけでは成長できない。なぜなら、右肩上がりの時代であれば、市場も自然に広がり、企業の売上も伸びたが、今後の日本経済にそれは望めないからである。

C.タイプX へ変革するための前提条件は、「強い危機意識」と「やり遂げる力」である。

D.X 経営転換への切り札は、次の3 つである。
・ずらし:自社の「軸」(事業領域や技術、特定市場)を見直し、それを「ずらす」ことで新市場を開拓する。
・緊密な協創:協力する相手と「緊密な協創関係」を築く。
・海洋国家モデル:地球規模での活動を行う。

E.儲かる仕組みを考え出しても、市場がなければ成長できない。市場をつくっても、儲かる仕組みがなければ単に売上が膨らむだけに終わる。つまり、この2 つの力は、同時に両方が動いて初めて成長の駆動力となるのである。

F.ただし、危機感をもった時にやってはいけないことがある。それは、闇雲に多角化することだ。いくら成長分野だといわれる事業領域であっても、本当に成長できる企業は限られる。では、何をすべきか? まずやるべきは自社の「軸」を見直すこと。創業以来、大事にしてきた事業領域や技術、特定市場にもう一度立ち返る。そして、それを「ずらす」。市場や技術をずらすことで、常に新しい事業モデルをつくり、新市場を開拓し続けることが成長につながる

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2014年02月01日

Posted by ブクログ

主に名だたる大企業の成功例が4つのタイプ別に紹介されています。変化に対応する能力、先見の明、戦略実行能力等、必要なものを、どれだけやり切れるかだと思います。

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2014年08月07日

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