【感想・ネタバレ】SNSが会社をツブす!のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

Facebook(フェイスブック)、Twitter(ツイッター)の利用が企業においても広がっている。
本書タイトルには、これらSNSに対する批判的な意味合いが込められているのだが、それは、ただ流行っているからという理由で中宮運用も検討せず安易に導入するべきではないという警鐘である。

あくまでツールとしてのSNS。これをめぐったトラブルは多い。
冒頭からそのトラブル事例が紹介されているが、これらはむしろノイズと考えた方がよいのではないかと思われる。もちろん、そのノイズがどのように発生したのか、減滅させる手段はないのかを考える必要があるのだが・・・。

紹介されているトラブル事例は、副題にある「分かったフリをする上司たち」が、安易に導入を考えるべきではないということに掛かると思う。無料と思われるSNSも担当者が仕事を担い、人間が扱うワケだから、それなりの注意も必要だ。

中小企業におけるSNSの利用はどうあるべきか、どのように考えればよいのか、という点について解説もされている。また、「おい、ツイッターくらいやっとけよ」とか「フェイスブックやっとけよ」と分かりもしない上司から丸投げされた広報担当者が、どのようにすべきかという示唆もある。

このような企業におけるSNSは片手間に行われるべきではない。
「これからの中小企業の事業活動においては、SNSを運用する能力を持ったスタッフは、企業の戦略的な広報活動の舵取り役になるべきだ」とまでいっておられる。

結果からいえば、昨今の「SNSで売り上げ増加!」という風潮同様に、「SNSが会社をツブす!」も、その言葉に振り回されてしまわないようにすべきだということだと思う。
タイトル、『SNSが会社をツブす!』は、SNSというツールを単純に否定するのではなく、「わからないならやめておけ」ということだと思う。

読み始めは、ただのトラブル事例の紹介本だと思ったけども、こうはんは、それを逆転させ、「では、どのように運用すべきか」に焦点が当てられていたので楽しく読むことができた。

----------------
【目次】
第1章 上司が「ツイッターやっとけよ」と言いだした―SNSをわかったフリする上司たち
第2章 企業の敵は社内にあり―上司の妄想が企業を内側から破壊する
第3章 御社に真似できますか?―誰も教えてくれないSNS成功事例のつくり方
第4章 やってなくても炎上するSNS―世間の悪意から会社を守る方法
第5章 明日からSNSを始める担当者へ―SNS運用の大変さを会社に知ってもらう方法
紙上セミナー 「やっとけよ」社長のための、一からわかるSNS(講師 コミュニケーションサービス・プランナー 三浦邦夫)
----------------
【内容紹介】
SNSを使ったPRにより『売上が伸びた』『商品がヒットした』といった成功事例を耳にするたびに、世の社長たちは部下に対して「おい、うちもツイッターやっておけよ! 」などと命令する。
そんな場当たり的な命令では売上が伸びるはずもなく、社員のモチベーションを低下させ、会社の雰囲気を悪くしかねない。
インターネットを媒介したPR会社を27年経営し、延べ2000社以上の企業PRに携わってきた筆者しか知らない、企業にとってのSNSの正しい使い方を、有名企業のSNS導入事例とともに分かりやすく解説。
----------------

0
2012年12月25日

Posted by ブクログ

いきなり今日からツイッターやっといて!って言われたしがないサラリーマンに向けた本。
まあ当たり前なんだけど、個人アカウントのように気楽には出来ず、それなりの計画と運用ルールが必要って話でした。
同じような話ですが、ブログ書いといてって話があって、最初はいいんですが、続けていくのはなかなか辛いようです

0
2015年06月07日

Posted by ブクログ

SNSは上司に気軽にやっとけと頼まれるものではなく、費用もブランドを守るための教育も必要だということを、実例を挙げながら紹介した本。企業におけるSNS導入の意味を考えさせられた。

0
2013年03月23日

「IT・コンピュータ」ランキング