【感想・ネタバレ】野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月08日

野村再生工場
叱り方、褒め方、教え方
著:野村 克也
角川Oneテーマ21 A-86

読んでいる最中に涙がでてきた

野村克也は弱者に寄り添い、かれらを見、そして成り行きを見守る。
野村野球とは、データだけにフォーカスした渇いた野球哲学では、決してない

テスト生としてプロ入りした野村氏が、苦労し...続きを読むて頂点に登る
みずからを弱者と呼び、たどり着いた結論とはデータ野球である

たとえ、不器用な選手であっても、頭を使えば、一流のピッチャーにも充分に対抗できるということに気が付いた。

若い人間を育てるときには、「まずほめろ」といわれる
ところが、私はほめるのが大の苦手である
本心は、「叱ってこそ人は育つ」と私は考えているからだ。

「失敗」と書いて、「せいちょう」と読む
・人間は叱られて育つと信じている私であるが、それだけに叱る際には気を遣う
・ただやみくもに叱ってはいけない
・それでは逆効果になってします
・とくに若手選手と接しているときに大切なのは、絶対に結果論で叱らないことである
・それに全力を尽くした上での失敗から学ぶことは少なくない
・結果よりプロセスを重視するのが私の指導方針である

指導者は選手だけでなく、自分自身に対しても厳しくあらねばならない
・組織の伸長は、指揮官のレベルアップ如何にかかっている。
とすれば、リーダと呼ばれる人間は、つねに自分がレベルアップしていくことを目指す必要がある
・ほんとうにいまの指導方法でいいのか
・もっともよいやり方があるのではないかと自分自身につねに問いかけ、グラウンド以外でも自分を磨かなければならない
・より高みを目指して挑み続けなければならないのである

気になったのは以下です。

■弱者を強者にするために

「教えないコーチは名コーチ」
・なるべく教えるな
・なぜか、教えすぎると選手がみずから考えることをしなくなるからである
・目標を達成するために、足りないものは何か、何をしなければならないのか、を考え、課題に対して自ら真摯に向き合える者だけが、一流になれるのである

エースとしての自覚
・私の考えるエースの条件とは、
 ①チームが危機にあるときに救ってくれる存在であること
 ②チームの鏡であること
端的にいえば、この二点である

人間的成長なくして技術的成長なし というのが私の信念である
野球選手である前に、ひとりの人間であり、社会人なのだという自覚と認識を持たなければ、チームの鏡たりえない

人を見て法を説け
・人間の感じ方はそれぞれ違う
・同じことを言っても、それで大きく化ける選手もいれば、傷ついてしまう選手もある
・だからこそ、自信をつけさせるにあたっても指導者たる人間は、選手をよく観察し、それぞれに適切な指導を行わなければならない。

意識改革
・考え方が変われば行動が変わる

プロセス重視
・プロ野球は結果がすべて、つねに結果を求められるしそれで評価が決まる
・しかし、結果の裏側にあるものは何だろうか
・プロセスに他ならない、プロフェッショナルのプロ、とは、プロセスのプロでもある
・きちんとしたプロセスを踏むからこそよい結果にたどり着くができるし、結果を出すためには、どのないようなプロセスを歩むかということが重要になると信じている
・正しいプロセスを踏んでこそ、その組織はほんとうの意味で強い組織となるのであり、それが真理であることは、どんなに自由に気持ちよくプレーさせたとしても、あるいは、いくらいい素材を集めたとしても、一回は勝てたとしても、勝ち続けることはできないという事実が示している

・充分に準備をしたからといって、必ずしも成功するとはかぎらない
・だが、成功する確率ははるかに高くなる

・考えた末、出てきた結論は、「困ったときは原理原則に返る」

・強い組織をつくるために、徹底させなければならないのが、「フォア・ザ・チーム」、すなわち、チーム優先主義だ

・人間的成長なくして技術的進歩なし
 人間と言う字は、人の間と書く
 これは、人の間にあってこそ、人のためになってこそ人間と呼べる

■楽天的、意識改革

・チーム強化というものは、補強と育成の両面でなされなければならない

・「守り勝つ野球」 相手に点をやらなければ、絶対に負けない

・人間の価値は他人の評価で決まる。他人の評価が正しい

■再生の極意は気づきにある

・再生するためには、絶対に欠かせない素質がある
 ①闘争心
 ②感じる力、考える力、と言い換えてもいい
 鈍感は人間の最大の罪である

再生とは、よく観察し、気づかせること
・考え方を変えるために本人が気づくことができるにかかっている
・したがって、指導者は、気づかせてやること、が大切になる
・再生の極意があるとすれば、それはいかに、気づかせるか、ということに尽きるのではないかと私は思っている
・長年プロ野球で生きてきた私は、まだ可能性が残っているのに年齢や故障のために引退に追い込まれた選手や、指導者が長所に気づいてやれないために志半ばで野球界を去っていった選手を何人もみてきた。
・そして、そのたびに残念に思うと同時に、憤りを禁じ得なかった
・どうしてこの選手のよさに気づいてやれないのか、と。

■弱い組織を再生させる

・確固たる意志をもって、毅然とした態度で、「おれのいうとおりにしていれば必ず勝てる」と選手にいい続け、信じ込ませるができなければいけない、でなければ、チームはそこから崩壊していく

・見ている人は見ているよ
・仕事は絶対に手を抜いたらダメだ
・全知全能を使ってベストを尽くしなさい
・必ず誰かが見ているから

・私は弱いチームを強くことが好きなのだ
・生きがいといってもいい
・現役から監督時代を通じてずっと、強いチームに勝つためにどうすればいいのか、全身全霊を使って考え、準備し、実践してきた。
・そうしてきたからこそ、いまの私があるといっても過言ではない

■私の人生もまた再生の歴史である

・考えて考えて抜いたが、特効薬はみつからなかった
・ただ、ひとつだけわかったことがあった
・それは、「自分は不器用なのだ」ということだった

・出て来た結論は、「頭を使うこと」だった
・私は読みがはずれたらどうすることもできないが、狙い球が来た時は打てる
・では、より正確に読むために必要なものは何か
・いうまでもない、データである

目次
まえがき
第1章 弱者を強者にするために
第2章 楽天的、意識改革
第3章 再生の極意は気づきにあり
第4章 弱い組織を再生させる
第5章 私の人生もまた再生の歴史である
あとがき

ISBN:9784047101517
出版社:KADOKAWA
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:705円(本体)
発売日:2008年08月10日

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Posted by ブクログ 2021年12月30日

野村監督はガチガチのデータ分析オタクでした。

「野球は知力の勝負」であり、
目標を最初に立て、目標達成に向けて課題をデータで浮き上がらせ、解決していく…
これはビジネスと何ら変わらない。

更にグラウンド上の刻一刻変わる状況や、選手の心理的な情報も駆使して、最善手を選択する難しさ。
プロの超一流の...続きを読む思考に触れ、野球の楽しさを再認識しました☺️

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Posted by ブクログ 2021年01月10日

野村監督が名将と言われる所以がわかった。
選手にはなるべく教えず、考えさせること。
疑問が生まれるように仕向け、自ら教えを乞いにくるようになるとスポンジが水を吸い込むように吸収するとあり、なるほど!と思いました。
「考え方が変われば行動が変わる」、「プロフェッショナルのプロはプロセスのプロ」「再生と...続きを読むはよく観察し気づかせること」など刺さる言葉がいくつもありました。
時々読み返していきたい。

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Posted by ブクログ 2018年05月21日

こっちからガミガミ積極的に指導するのではなく、相手から聞かれた時に丁寧に指導する。
聞いてくるということは、興味を持った、もっと向上したいという現れだから。

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Posted by ブクログ 2018年12月17日

60野村再生工場
・ピッチャーはなぜ変化球を投げる必要がある?
プロが投げるボールには一球一球根拠がなくてはいけない→スライダーを生かすためにシュートをマスターする必要がある
・欲から入って欲から離れる
・満足→妥協→自己限定は、成長の敵:楽しむFUNではなく、ENJOY

・何かに限界を感じたり、...続きを読む行き詰まったりした時に読む本


満足→妥協→限定は再生の最大の敵

人は、無視、賞賛、非難の段階で試される

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Posted by ブクログ 2015年09月07日

頭を使って行動しろということ。
人には傾向や癖が必ずあり、それを把握して対策を打てば上手くいく。
何も考えずに行動するから上手くいかない。相手をじっくり観察することに時間を注ぐ。

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Posted by ブクログ 2013年10月16日

タイトルの通りのことを、事細かく(そこまで書いてしまっていのか)っていうくらい書いている当書。

楽天の監督をしていた頃の山崎とのやりとりや(互いに嫌っていたらしいが意外にそうでもなかった)、監督を歴任した阪神やヤクルトでのエピソード。
あの場面の選手との会話などこと細かく書いている。
ヤクルトvs...続きを読む西武の日本シリーズで満塁ホームランを打った杉浦亨が、その後の試合でまた満塁の場面が来る。そこで力んだのか、いただきと思ったのかちょっとした欲で凡打になってしまい、日本一にもなれなかった。
楽天磯部に対しての見方も、マスコミだけ伝わるイメージとは違った。元近鉄出身の選手はチームのためというより個人成績主義な人が多かったとか。だから楽天はすぐには強くならなかった。など。

キャッチーをしている時の打者との駆け引きとかも聞けて、非常に興味深いものがあった。

指導者は選手を好き嫌いで判断してはならない。一切の先入観を排しどの選手が組織に有用かという観点から判断すべきである。

ためになる話ばかりでした。

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Posted by ブクログ 2012年02月29日

ノムさんが好きになった。
自分でも、もっと何事にも考えをもち行動しなければならない。
失敗と書いてせいこうと読む。

指導する立場の方にオススメです。

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Posted by ブクログ 2012年01月29日

みなさんご存知元楽天監督。ぼくはこの人好きです。本当は、ぼやくのだってかなりエネルギーを要するはずだしね。ノムラのエッセンスがぎっしり。これまでのノムラ本も読んでますが、それはここでは割愛します。

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Posted by ブクログ 2011年08月22日

野球をやっていた頃にはよく読んでいた、野村監督の本を久しぶりに読んでみました。

(他の野村監督の本と内容が一部かぶる部分もありますが)いろいろなチームで監督が育てた選手や、さまざまな戦略の話はプロ野球ファンにとってはどれも興味深い話ばかりです。(特に95年の日本シリーズのイチロー対策の話は読み応...続きを読むえがあります。)

しかし、この本の良いところは、決して野球のみならず、ビジネスの世界を始め、様々な場面で、活かせるアイデアや考え方が載っていることです。

野村監督ファンのみならず、組織を率いている人、部下を育てなければいけない人にお勧めです。

やっぱり、一度野村監督にWBCを率いてもらいたい・・・

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Posted by ブクログ 2011年06月21日

野村監督が自身の人の育て方や人の再生法を書いた本。楽天監督当時に書かれたようだ。

僕はあまり野球のことは知らないが舞台裏でこんなにも人を再生させたりチームマネージメントがきっちりなされていたことに単純に驚いた。
そして野村克也氏は恐ろしく頭がよく人が出来た人物だ。いかに闘う集団を作り上げるかの手腕...続きを読む、そしてそのためにすべきことは企業経営でもプロスポーツでも同じことだ。
特に印象に残ったのは「チームはリーダーの器量以上に大きくはならない」という言葉。

自分自身も良きリーダーを目指して器を大きく広げて行きたい。
非常に面白いし役に立つ本なので星5つ。

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Posted by ブクログ 2023年04月01日

プロ野球に限らず、スポーツ選手から我々は学ぶべきところが多い。
何を考え(気づき)、どう行動し、どのような結果を残したか。それがスポーツはとてもよく見えるからなのかもしれない。
本書から、人生観や考え方のヒントを得ると同時に、底辺からのすたーとだったノムさん自身のお話は、我々に希望を与えてくれる。

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Posted by ブクログ 2019年01月01日

マイミクてつやんさんからお借りした本。
天性のものは教育でなんとかなるものではない、ということ、ちょうど同じことを別の方がおっしゃっていました。

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購入済み

さすが野村流です

2015年11月09日

この本は野球だけじゃなく、全ての社会人に通用する内容だと思います。
一つの物を突き詰めるということはどの世界にも共通することじゃないでしょうか。管理職の人にはぜひお勧めしたい内容で、とても良かったです。

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Posted by ブクログ 2015年05月15日

野球は考えるスポーツか~もっと早くこの本に出会えていたら野球部でレギュラーに慣れてたかもな~(笑)
でもこの本は野球だけでなく社会で生きていく糧となる本だと思った。
努力するときはやみくもに努力をするのではなく、自分には何が足りないのか考え、回りの意見に耳を傾け、やるべきことを実行に移す。
情報を収...続きを読む集・判断・分析をするなど努力の仕方を教わりました。さすが野村監督‼

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Posted by ブクログ 2013年06月05日

野村監督の野球人生を振り返った本。野球に対する姿勢だけでなく、人生に対しての考え方、捉え方が浮かび上がってくる。弱者も頭を使うことで強者に勝てる可能性が出てくる。彼の生き方はそれを証明してきた。我々も、日常をただ漫然と生きるのではなく、考えることによって、より豊かな人生を歩むチャンスを持っているので...続きを読むはないか。そう気付かせてくれる一冊。

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Posted by ブクログ 2012年04月27日

のむやんはぼやいてるばかりではなく、部下への思いやりがある監督である。山崎たけしとのエピソードが肝。

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Posted by ブクログ 2011年11月21日

阪神時代は大嫌いだった野村監督。ただあのときはまわりに流されてたのかな。選手のことをよーく見てる。そして選手を主役にしようとしている。そこがいい。星野監督とは大違いだよね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月28日

本書抜粋

「依存心が強ければ強いほど、人間の思考能力は衰える。思考を停止すれば、進歩も止まる。一流とは、より多くの疑問を抱き、失敗からたくさんのことを学び取る能力に優れた人間のことをいう。

「他人の下す評価こそが、その人間の真の価値であり、評価なのだ。」

「満足→妥協→限定」は成長を妨げる最大...続きを読むの敵。

「人間的成長なくして技術的進歩なし。」→他人あってこそのの自分という謙虚な気持ち。

「見ている人は見ている。仕事は絶対に手を抜いてはいけない全知全能を使ってベストを尽くす。」

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Posted by ブクログ 2011年06月18日

以下、本文より抜粋

人間は、失敗してはじめて、自分の間違いにきづくものだ。自分で気付く前に何か言われても、真剣に聞く耳を持たない。たとえ聞いたとしても頭に入っていないことが多い。やってみて、失敗してはじめて、自分のやり方は間違っているのではな
いかと考えるのである。

コーチは選手を日頃からよく観...続きを読む察し、それぞれの選手の心理や置かれた状況をきちんと見極め、もっとも効果が期待できるタイミングを見計らって教えることが求められるのだ。

一流とは、より多くの疑問を抱き、失敗からたくさんのことを学び取る能力に優れた人間のことをいう。

人間の感じ方はそれぞれ違う。同じことを言っても、それで大きく化ける選手もいれば、傷ついてしまう選手もいる。だからこそ、自信をつけさせるにあたっても指導者たる人間は、選手をよく観察し、それぞれに適切な指導を行わなければならないのだ。まさに「人を見て法を説け」である。

「満足→妥協→限定」は、成長や再生を妨げる最大の敵なのである。

指導者はなんとかしてモチベーションが高まるような目標を与えることで選手にハングリー精神を叩き込んで、満足や妥協などできないような状態にし、本人が気づいていない才能に気づかせ、引き出してやらなければならない。それは指導者の務めである。それができない指導者は、人を育てたり、再生させたりすることはできない。

だから私は、この選手の長所はどこなのか、どこを直せば伸びていくのか、先入観や固定観念を排して徹底的に選手をよく観察する。そのうえで、よいところがみつかれば、それを引き出し、活かせる場所を与えるわけだ。

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Posted by ブクログ 2011年05月23日

[ 内容 ]
ボヤいても、知将は限られた駒で勝利する。
伸び悩んでいる選手のほとんどが「自分はこれで精一杯だ」と考えている。
これではもはや成長は望めない。
人間再生の極意とは、一つの言葉と本人の「気づき」にある。
それだけで人は変わる。

[ 目次 ]
第1章 弱者を強者にするために(なるべく教え...続きを読むるな 目標を自ら考えさせる ほか)
第2章 楽天的、意識改革(フロントの意識改革 アスレチックスとレッドソックスの強さの秘密 ほか)
第3章 再生の極意は気づきにあり(野村再生工場 自己限定を捨てさせ、自信を与える ほか)
第4章 弱い組織を再生させる(面接 選手の気持ちが監督から離れている ほか)
第5章 私の人生もまた再生の歴史である(貧乏育ちのテスト生 一年でクビ宣告 ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2011年04月08日

弱者が強者を倒すための方法論を、野村監督の実例から学べる本。割とネタを使いまわしている所もあるのだけど、それでも読みたくなるような経験が詰まっている気がする。

気になった部分を箇条書きにすると
・欲から入って、欲から離れること。
・中途半端な成績で満足せず、自己限定しないで自分の可能性を磨くこと。...続きを読む
・データを分析した後、それを補強するために観察すること。
・観察とは、目に見えるものから情報を引き出すこと。

割と、当たり前のような気がするけど、これを実際にやれるのは難しくて、その例を惜しみなく出せる所が、野村監督の経験がなせる業だと思う。

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Posted by ブクログ 2010年12月27日

野球の範疇にとらわれない深みのある良書だと思います。大事な事は、与えられた今ある才能や環境をもとに、いかに”考え”て”行動する”か。

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Posted by ブクログ 2010年07月18日

良書だと思う。才能がない苦労人が成功するために悩みに悩み抜いて見に付けた、努力の結果の思考法は腹にガツンと落ちてくる。やはり、本人が気が付かなければ、いくら言い聞かせても意味がない。気付かせることが出来れば、教えることの8割9割は終わったようなもの。振り返ると、いかに自分に気付きを与えるかが重要。悩...続きを読むみに悩んで悩み抜くべし。

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Posted by ブクログ 2019年07月07日

弱小チームを優勝に導く、ピークを過ぎた選手を再び輝かせる、野村監督が実践してきた監督論が詰まっている。
プロ野球の世界で生き残るために悩み、もがき苦しんだ経験と選手に対する愛情があるからこそ、野村監督は名監督になり得たのだろう。
野村監督はID野球やぼやきから、一見するとドライな印象を受けるが、選手...続きを読む時代にクビを宣告されても縋り付いて生き残った苦労から選手に対する愛情に溢れている。
野球だけでなく、ビジネスリーダーとしてのあり方の参考になる。

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Posted by ブクログ 2013年12月08日

野球にも野村克也氏にもあまり興味はなかったが、人からのススメで読んでみた。結果、読んで大正解。ジャンル的にはスポーツモノというよりは完全にビジネス書である。野球の話がベースにはなっているが、明日からのビジネスシーンに役に立つ話が満載である。特に管理職や中間管理職の方には役立つ話が多い。部下の育成など...続きを読むで悩んでいる人、名将の話をぜひ!!

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Posted by ブクログ 2013年07月17日

野球に興味がない人でも勉強になる本
やる気のないメンバーのリーダーに選ばれた時、この本を読めば少しは道がひらけるだろう
「無形の力」は非常に興味深い言葉だ

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Posted by ブクログ 2011年10月10日

 「野村ノート」とかぶっているところが多い。新たに、楽天の話が加えられている。山崎選手や草野選手など多くの選手を再生させた野村手腕はすごい。「失敗」と書いて、「せいちょう」と読む。渋い、 野村監督。

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Posted by ブクログ 2011年07月06日

野村克也の新書は、同じような例が何度もでてくるが、一応今回は再生工場としての野村監督の実績について。

再生工場として考えるには、やはりその見立てが大切だと思った。

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Posted by ブクログ 2011年03月02日

「あ~ぁ、楽天イーグルス」
の後に読んだためか、インパクトはあまりなかったのですが、
野球好き、楽天好きとしては純粋に楽しめました。

いあぁ、それでもノムさんは良いですね♪
この人がサラリーマンやったら、どんな本を書くんでしょうね。

第1章 弱者を強者にするために
第2章 楽天的、意識改革
第3...続きを読む章 再生の極意は気づきにあり
第4章 弱い組織を再生させる
第5章 私の人生もまた再生の歴史である

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Posted by ブクログ 2010年04月10日

・他人からの評価が自分の評価である。

・ヤクルト、阪神での監督業

・野村監督の半生


1点目は自分を見つめ直す意味で刺激を受けました。これからの仕事に一層力が入りそうです!


新しい部分は楽天のことが書かれていること。

山崎、マー君、嶋、楽天のチームと目からうろこな点がたくさんありました!...続きを読む

楽天はまだこれから歴史を作るチームです。まだ時間は必要なのかもしれません。

長い目で見る必要はあると思います。


今シーズンは5位になったことで現在どんなことを感じているのかが知りたいです!

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