【感想・ネタバレ】インド佛跡巡禮のレビュー

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Posted by ブクログ

『インド佛跡巡禮』です。わざわざ難しい旧字体で書いてありますけど、インド仏跡巡礼です。
なんというか、「道が悪く、車で○時間かかる」とか「不快な物乞いが多い」などといったピンポイントな旅行ガイドブック的な内容の多い本ではありますが、そもそもが1998年に出版された本なのでそういったピンポイント情報がどの程度役に立つのかは不透明で、それよりもどちらかというと歴史資料として読む向きの需要が多いかと思います。自分もそちらメインで読ませていただきました。
巻頭ではページ数をさいてカラーと白黒の写真を掲載してありますが、本文中には残念ながら全然出てきません。ただし、その地の略図はほぼ必ず出てきます。これは分かり易くていいと思います。
仏教における聖地とされる八大聖地の都市、ブッダガヤー、ナーランダ、ルンビニーなどについての詳しい解説が一番の見所となります。その部分がなんといっても読み応えがありますので、ガイドブック的な情報鮮度どうこうではない所に本書の価値があります。
聖地だけでなく、インド国内の有名博物館についての簡略なガイドもあります。
評価は★4。文章で書かれた歴史解説的な内容は良いのですが、どうせならもっと写真が多くても良かったような。

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2018年04月21日

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