感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とにかく退廃的。前向きになりたい時には読んじゃいけない本の代表格。
だけど、とにかく引き込まれる、そんな小説です。
共依存で薬物依存、お先真っ暗としか言いようのないモラトリアム期間を過ごす主人公の心情に大いに共感しながら、適度な間隔保って読みましょう。
Posted by ブクログ
切ない。
つらい。
どん底まで落ちていく感じがずっしりきた。
一歩間違えたら自分もこうなってしまうかもしれないという怖さ。
中盤ぐらいからどんどんひきこまれた。
ギークハウス をみても思ったけどシェアハウス自体は楽しそう。
一生独身だったらシェアハウスで老後過ごしたい。
Posted by ブクログ
自分の少年時代を思い起こさせる少女と出会って、何とかしてあげたくて、入れ込みすぎて、結局お互いズブズブに溺れていく、ただそれだけの話。それだけなのに、なぜか厚い。どうしようもない日々の生活と自分の内面をつらつらと書き連ね、埋め立てていく。
酒と薬物に逃避して、身体を壊して、そこそこ仕事は出来ても自分で自分を駄目にしていく。それでも彼女には何とか真っ当な人生をと願うこの的外れ感。
思春期とはいえ問題児すぎる真赤に振り回されても、決して責めない、他でもない自分の責任としてあっさりと受け入れられてしまう主人公の在り方に何故だか心打たれてしまった。
道化た享楽のツケを払い、そうしてまた、何はともあれ生きていかねばならない。それだけははっきりしている。