【感想・ネタバレ】日本という「価値」のレビュー

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Posted by ブクログ

西欧近代化の行き着く先がニヒリズムであると著者はずっと言い続けてきた。

著者の過去の言説を一定のストーリーにまとめ上げた本である。

日本という「価値」をどのように復権していくのか、その道筋は見えない。

佐伯氏の益々の研究を待ち望むものである。

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2011年09月21日

Posted by ブクログ

ここひと月ほどの通勤でのおとも。
氏をトッド他著の「自由主義は民主主義を滅ぼす」の中で知った。
経済の迷走、政治の迷走、思想の迷走。。。
つねに保守の本道である「疑いの目」を持って私たちの目を開かせてくれる。

今の世の中に流れているものは、いったいなんなのか?
どこへ行こうとしていて、どこへ向かへばいいのか?
考えさせる。

一番の問題は、エスタブリッシュメントの人たちが、物を考えなくなったことである。そして、自分たちのこころの在り様が見えなくなっていることであると思う。

ブローデルやポラニーを読みたくなってしまう。

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2011年06月02日

Posted by ブクログ

今日の日本の閉塞感の根本には、戦後の平和と経済的繁栄のために受け入れた西洋近代文明の「限界」があり、今こそ「日本的価値観」が必要であると説く。小泉構造改革やIT革命に対する一方的評価には賛同しかねるが、文明論の切り口は納得感が高い。

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2015年06月08日

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