【感想・ネタバレ】チェイサー 1のレビュー

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Posted by ブクログ

マンガ家が自身または他のマンガ家やマンガ史を書く「マンガ家漫画」のさらなる発展系。昭和30年代、漫画界は天才、手塚治虫を中心に回っていた。その世界で月3本の連載を抱えていた中堅マンガ家、海徳高市はその手塚に強烈なあこがれを持つ。しかし、同業者としてのプライドが邪魔をして、そのあこがれを人に言えず、逆にありもしない「憎き手塚」の意見を並べるのであった。

手塚に憧れ、手塚の真似をしたい気持ちと、それを声高に叫べないプライド。本書は海徳の中で相反する手塚への意識を通して、語られる手塚治虫の偉人伝マンガだ。

普通人である海徳の目を通して見た、手塚の人間離れした仕事量に驚愕する。月10本以上の連載に加えて、はじまったばかりの週刊漫画誌にも連載を持ち、アニメ界進出、さらに医師博士号を目指し、その合間に結婚。走り続ける天才を勝手にライバル視する主人公の追いつくはずのない旅がはじまる。

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2015年06月28日

Posted by ブクログ

手塚治虫の信じがたいエピソードの数々が、驚きを伴って、迫ってくる。手塚治虫を主人公にせずに、別の漫画家を主人公にして、その漫画家を「手塚治虫を追う人(チェイサー)」と名付けたところが、実に巧妙。
隠れた名作❗️

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2022年12月04日

購入済み

めちゃよかったた

Youtube「手塚治虫全巻チャンネル」みて、やってきた!
めちゃおもろかった.かわいい絵なんて全く無し、むさくるしいマンガなのに!

#笑える #アツい

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2022年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 昭和30年代の漫画家が手塚治虫を意識しまくっているようすがとてもおかしい。手塚治虫の鬼神のような仕事っぷりで、常人があんな人を意識したらダメだと思う。主人公も連載をいくつも持っていて凄いのに、パソコンもない時代に一人でやっていて本当に凄いのだけど、その気持ちの持ち方があってこそ売れるのかもしれない。『0マン』読んでみたくなった。

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2018年03月15日

Posted by ブクログ

すごい人っていうのは、
いろいろ癪に障ったりするけど
やっぱり気になるし認めざるを得なかったりして、
それがまた癪に障るんですよねぇ…(^^;。

そんな、主人公の内面のどろどろに苦笑しつつ、
手塚治虫さんという人のすごさに脅威を感じる、
同業者&ファン(自認せず)視点の「手塚治虫」像。

いや、凄さを認め、自分に対する自負はあっても、
やっぱり妬ましいもんは妬ましいよね(笑)。

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2013年10月04日

Posted by ブクログ

手塚治虫と同年代に生きた漫画家・海徳は、手塚の影を追い、手塚のマネをしてはより手塚を知ろうとする。
「砂漠の野球部」好きだった~ナレーション多いのはこの方の特徴です。

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2014年06月03日

ネタバレ

この人物は実在しないらしいです

「この人物は実在した!」と何度も書かれているので、そのつもりで読んでいました。
モデルは誰なんだろうと思い検索してみたところ、作者のインタビュー記事に当たり「モデルの人物はいない」とのこと。
「そこは僕の推理では「いた」なんですよ。」らしいです。

漫画としては面白かったのですが、なんだかそのことで白けてしまいました。残念です。

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2019年04月30日

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