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死相学探偵シリーズ第二作目。『十三の呪』とは違い、弦矢俊一郎は物語の後半に登場する。“呪い、“死者の霊”が実在する前提で、怪死事件の謎を推理する。じわじわと迫る恐怖描写と最後のどんでん返しと怒涛の伏線回収には圧巻。そして、猫の「僕」がとても可愛かった。
第二作ではあるけども……
シリーズ二作目だけど、これから初めて
読む人にはあえてここから読むことを進
めたい。
一作目では読んでいてもどかしいというか、
書き手が作品を文体を模索しているような
気がして、それがノイズになってしまった
感があった。
そういう意味で、これはうまい仕切り直し
になっていると感じた。
ここで登場人物に慣れた上で第一作に挑む
のがオススメ
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面白いですが、楽しくはなかったです。
前巻よりも怖かった…
何かに追いかけられるのって、正体が分かっていても、分からなくても、人でも人で無くても怖いです。
俊一郎のおかげで、だいぶ怖さが軽減されるとはいえ、ホラーでした。
僕が可愛いです。僕にゃん。次巻が楽しみです。
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死相学探偵の推理する内容はお話によって人間と科学を超えたものの濃度が違うのかも。だから、だれが関わってどのように犯行は起こったのか、予想がつかない。
今回は、犯人の予想があたって嬉しかった。
前半部分の導入は本当にホラーで怖かった。
一気読み推奨。
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シリーズ1は未読のため
なかなか死相学探偵が出てこない?
登場人物たちの名前が独特?
と思いながら読み進めたのだけど、
怪異の発端となる「四隅の間の儀式」が始まって一気に物語に引き込まれた。
ひた、ひた…とか、した、した…とか、音の表現が怖くて震えながらも、続きが気になって読んでしまう。
中盤、いよいよ探偵が登場してからは
謎解きの展開に、これまた続きが気になって仕方ない。
シリーズ途中から読んでも充分楽しめました。
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全然何もわかってないけど大丈夫…?ってところからのスッキリ解決。読んでみるといろんなところにヒントがあったことがわかって面白い。ばあちゃんとの会話が好きです
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前半は怖いですね。描写がうまくて、かなりイメージがわいて、ドキドキします。
探偵が出てくる辺りからは、物語が、収束にむかっていくので、ドキドキ感は薄れます。前回同様、登場人物の少ないなかで、人が死にすぎて、犯人の特定が楽に?と思ったら、裏をかかれました。
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死相学探偵シリーズ2作目。
主人公・俊一郎の性格が1作目よりやや丸くなっています。
あと猫の僕にゃんや祖母の愛染様とのやり取りが笑えます。
ホラー度は前作より増していて、特に四隅の魔の儀式の描写は流石だなぁと思いました。怖かった…
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田倉さんの絵、大好きです、けど…零能者ミナトのときも思いましたが、ひねくれた人物を書くのは苦手なんでしょうか?それともジャケ買いを狙ってウケのいい見た目に?以前の表紙の主人公は偏屈ぶりが如実に表れたお顔立ちだった(笑)ので、読者の皆さんにはそちらもぜひ見ていただきたい。自分は旧表紙で読み始めたのですがそちらのほうがすんなりイメージに当てはまりました。
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以外、、、というのは失礼やもですが面白かった。謎はほんわり謎のままで終わるところが、三津田氏と言う感じでとても良い。ホラーの要素も 刀城言耶シリーズに比べればかなり抑えられてるんだけど、それでもぞくぞくっとするあの描写は尊敬。3も読んでみようかしら。
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前作同様話のテンポに引っ張られて、一気読み。
内容的には?ってなったり、なんとなーく終わりが見えるものの、
全体的に面白うございました。
主人公の凡人さにイライラがつのる。
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死相学探偵シリーズ第二弾。今回も「死相」というホラー的超常現象と、現実的謎解きミステリのブレンド具合が絶妙です。ぞくぞくさせられる雰囲気も健在。ミスリードにも、ミスリードだと予想しつつも引っかかりました。そして、謎の解明でやや笑えてしまうような見事な解釈も作品の雰囲気には調和してますね。一歩間違うとギャグなのに……。
「四隅の魔」の儀式ってのは、よく聞く怪談にあるネタで単純なものだと思っていましたが。これを読んでかなり恐ろしく思えてきました。こんなの、本式にやりたくないなあ。
個人的な感想として、今作の主人公は「僕」だと思いました(笑)。だって表紙では主役も張ってますし。可愛すぎるぞ僕にゃん!
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四隅の魔は怪談としては確かに問答無用で怖い上にかなり現実的だ。そしてそのためになんか出た。探偵さんは中盤くらいに面倒そうに出てきて大雑把にこなしていく。しかしアレよ犯人てそういう場に潜り込むの怖くないんですかね。復讐はホラーより怖いっていうかやっぱり人間が一番的なオチでいいんですかね。なんぼアレでもこのシチュエーションに素で混じるの嫌じゃね?
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ある大学の学生寮、そこの怪談サークルが内部で起きた殺人事件の真相とは。
今回もなかなかの出来栄えだった。前作に比べるとホラー度数よりもミステリ度数高めである。
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死相学探偵シリーズ第2弾。
前半は主人公の登場なしで大学生たちが四角い部屋の角から角へ暗闇の中でバトン方式で移動していくという一種の儀式を行う様子がメインの話。
その儀式で死んだ人を呼び出してしまったかのような現象が起こり、参加していた一人がショック死してしまう。
その後 部長も事故により死んでしまう。
部員が主人公の探偵 弦矢俊一に相談しこの一連の事件を解決し本来死んでしまうはずだった人達を救う。
かなりホラーな物語だが、最後は筋道の通った解決となる。
それでも怪奇現象としか思えない事象が残るという、理屈だけでは説明の出来ないところも残した。
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大学生がとある儀式を行ったのをきっかけに、儀式の参加者が次々と亡くなっていく。原因は亡霊か、それとも人か……。
ホラーとミステリーを融合させた作品が特徴の三津田作品ですが、死相学探偵の特徴は、探偵役には生きている人間の「死の原因」がビジュアルとなって見えること。
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死相学探偵シリーズ第2弾。
とある大学の怪談会サークルが行なった悪魔召喚?降霊術?の儀式。その最中に、メンバーの一人が突然死。その後、他のメンバーも次々に亡くなっていく。その死の謎に、死相学探偵・弦矢俊一郎が挑む。
刀城言耶シリーズほどの禍々しさはないけれど、時代設定が違うから仕方ないのかな。でも、特に前半、四隅の間の参加者の心理状態とか、黒い女の出現とか、十分恐いし楽しめる。
ただ半分を過ぎても主人公は出て来ず、あれ?と思ってたら、後半急ピッチで話が展開。あっという間に解決しちゃった感じ。もうちょっと弦矢さんの活躍が見たかった気もする。
前作にも出てきた所轄の刑事・曲矢との掛け合いも面白いし、飼い猫の僕にゃんもかわいい。今のところ5作目までは出てるみたいなので、俊一郎の成長ぶりと、まだ存在だけの黒術師がどう絡んでくるのかに期待。
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シリーズ2作目。寮の地下室で行った四隅の魔(真っ暗な部屋で4つの角に人が立って、1人目が次の角まで歩いて人に触れたら次の人がスタートする…ってアレ)の儀式。よくある実話怪談・怖い話っぽい前半と、ミステリしてる後半。どっちも楽しめました。
あと、主人公が頑張って成長してる。
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閉鎖空間での降霊と突然死と謎の第三者出現…だと…?そんな…そんなの…買うしかないじゃな〜い!笑
というわけで、シリーズ一作目を読み終わる前に実は買っちゃいました、今作。何故私は、消費税増税の前にシリーズをまとめ買いしなかったのか(T_T)
本格推理小説としてはやはり刀城シリーズの読み応えには及ばないかしらという思いを新たにしつつ、シリーズ物としてはこっちの方が面白いんではないかしら〜と早くもトキメキ始めました、死相学探偵シリーズ第二弾です( ^ω^ )
とにかく探偵さん始め、やり手なおばあちゃんや曲矢刑事、僕にゃん(笑)のキャラが非常に面白いです( ^ω^ )
2作目にしてこの馴染みっぷり…そして、一作目は終始ツンツンしてた探偵の、早くも露呈したヘタレ感が愛しい(笑)。
これは刀城探偵や三津田探偵には見出せないキャラ萌えのかほりがしますよ〜( ^ω^ )
そんなわけで、本編の感想です。
死相見えまくりな依頼者の恐怖体験が語られる前半部。
大学の怪談サークルで行われた降霊の儀式と、その後彼らを襲う怪異が畳み掛けるように描かれます。戦後直後の山間部を舞台とした刀城シリーズと違って身近な風景だし、人ならざる物の存在が直截に描かれるので、深夜のトイレが一層怖くなるかしらと心配したのですが、意外に大丈夫でしたね〜(°_°)
ちょっと脱線。昨今のホラー物ってビックリさせて驚かせる!みたいな特徴があると思うんですが、日本の怪談って、ジワジワと肝を冷やすというか、何もない所に恐怖を作り出すことに長けたものかもしれないな、とふと思いました(感想文…)。
閑話休題!
依頼者の体験談を聞いた弦矢探偵が調査に乗り出す後半部。
彼もまた不可解な体験をし、第3の被害者が出てしまいます。
そして、普段はぶっきらぼうな物いいしかできない探偵が、何故か冗舌になる謎解きへと展開していきますが。
刀城シリーズと比べると、驚天動地のどんでん返し!な技は物足りなさが残りますが、さり気なく張られた伏線の妙は流石!と唸らせられます。
刀城シリーズは最初から謎解き諦めてるところがあるけど、このシリーズは真相指摘できそうな気がするな〜( ^ω^ )次作こそは!
あと、刀城シリーズの世界観とリンクしてる部分が出て来て、三津田作品の愛好者としては非常に滾りました、はい(笑)。
「四隅の間」と呼ばれる交霊儀式を執り行っている最中、メンバーの一人が急死する。直前に現れた「いるはずのない六人目」の存在と、奇妙な囁き声は、かつて彼らが見殺しにした友人のものなのか?
終わらない死の連鎖を、弦矢俊一郎は断ち切れるのか?
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弦矢俊一郎シリーズの2作目。
ある理由から城北大学の2年生から編入してきた転子(てんこ)。
前の年に起こった事件(事故?)を知らされないまま、
「百怪倶楽部」に入部することになり、
「四隅の間」の儀式の参加メンバーとなってしまいます。
その儀式の最中に第一の犠牲者が・・・。
密室で起こった不可解な死は、
事故なのか呪いなのか。
残りの参加メンバーは遅ればせながら気が付きます。
軽はずみに地下室で儀式をするべきではなかったのでは、と。
もちろん私だったら誘われたって絶対御免です。
前作よりもミステリーとホラーが違和感無く同居できてる気がします。
前半には探偵役の俊一郎がまったく出てくること無く、
依頼人の転子の目線で事件(?)が進むので、
暗闇での恐怖感とかなかなかのものでしたし、
後半になって俊一郎が真相を求めて動き回るのも、
最後に展開した推理も程良く納得できるものでした。
そして俊一郎の飼い猫「僕」の存在。
このねこに与えられた設定は今後どういう意味を持つのか。
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前半部分は、入埜転子の目線で話が進みます。
“百怪倶楽部”の夏休み中の特別企画として
“四隅の間”という儀式を寮の地下で執り行う事になったのだが
儀式のクライマックスで女性部員が急死する。
その後、部長が転落死をしたり、部員が怪現象に襲われたため、
俊一郎のところに依頼が来る。半分過ぎてからの登場です。
寮で調査を始めた俊一郎に早速黒い影が・・・
ここら辺までは大盛り上がりだったんだけど、事件解決が
あまりにもあっさりしていたので物足りない感じがしました。
ネコの僕にゃんがすご過ぎる。っていうか欲しい。
前の事件の黒幕が関係してきそうな気配だから
続きを読みます。
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シリーズ2作目。
1作目よりも、ゾクゾクっとする場面増えました。
それにしても、主人公が出てくるまでが長かったですね。
ま、状況が分かりやすいので、いいんですけどね。
猫好きなので、もっと「僕」との絡み欲しいです☆
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なかなか安定した一冊。キャラクターの描写、ないしは動きが容易に頭の中で像を結べる文体で読みやすい。ただ、難を挙げるならば人物描写に比重を置いた分だけ、ややミステリー部分が褪せてしまっている印象。これは期待できるシリーズかな。
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前作と比べると、ミステリ度がぐんとアップ。合理的に説明出来ない謎も、もちろん少しは残るのだけれど、個人的にはもっともっとホラー色を押し出して欲しかったです。そして、「死相が見える」という設定は、やはり今作でも生かし切れていない感じがしました。
でも、キャラの性格や位置付けなどは定まって来た感じがするし、俊一郎も少ーしずつ成長しているようだし、何より一番大きな謎が、まだまだ解けそうにないし…で、これはまた次回作に期待したいです。