【感想・ネタバレ】殺戮のマトリクスエッジのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

西暦20XX年、電脳都市トーキョー・ルルイエでは人を喰らう電脳の化け物・ホラーによる被害が相次いでいた。掃除屋・小城ソーマは独り、銀の腕で奴らを狩る。しかしある晩出逢った不思議な少女・ククリを助けたことが引き金となって、ルルイエを覆う巨大な陰謀に巻き込まれていく。真相に辿り着いた時、ソーマは、ククリを――スチームパンクシリーズでお馴染み桜井光の真骨頂が炸裂するサイバーパンクアクション!

尊敬する桜井先生のラノベです。スチパンシリーズではない独立したもので、お得意のサイバーパンク! スチパンで言うとインガノックを思い出しました。ソーマの「喚くな」とか。ククリが何となくキーアっぽいポジションでもあるし。隔離された都市や都市法っぽいのがあるところもインガノックっぽくて、ああ~先生のやりたいサイバーパンクが炸裂してるんだろうな、と。筆がイキイキとしている感じです。
読んでて自分って実を言うとサイバーパンク苦手なんだろうなあ…って感じたんですけど(少なくとも自分では書けない領域だなって感じしたのです)そんな難しさがあったところでそれは些細な問題であるってくらいにとても面白かったです。バトル描写もそうだし、日常の描写もそう。興奮もさることながら最近なかなか先生の文章読んでないので(SN積みっぱなし…)文章的な栄養を補給出来たと思います。クライマックスが近付くにつれどんどん読むスピードが上がってきて途中で止めるのがじれったかったりしました。
ククリが菊理媛から来てたのには全然気付かなかった。菊理媛、名前は知ってたけど、どういう神様かもよく知らない。wiki見てみら日本書紀くらいにしか出てこなくて、もとからよくわかんない神様みたいだ…それはおいといて多分ソーマが第四世代でククリが第五世代ってところで、謎が全て明かされたわけじゃないのでこれはシリーズ化必至ですね。続きが楽しみです。あ、そうそう「死神と少女」のすみ兵さんが挿絵なのも嬉しかったです。

0
2013年12月09日

「男性向けライトノベル」ランキング