【感想・ネタバレ】謎だらけの日本語のレビュー

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Posted by ブクログ

馴染みのある言葉だけれど、なぜそのように言うのか知らなかったり、使い方を間違っていたり、本来の意味を見失っていたり、へぇ~と思いながら日本語の雑学力がアップしたように思う。
日経新聞電子版の連載コラムをベースに、メモが加筆されアップデートした情報を提供してくれている。
伝わる(誤解を生じない)言葉のための新聞編集の視点が感じられたほか、記事の表記や国語辞典への採用などに、生きた言葉の変化が映されている様子が分かった。
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2014年01月04日

Posted by ブクログ

民営化してすっかり商売の色気がついているJR。そんなJRが各地で展開しているのが駅の中に様々な飲食店などを誘致して、駅の中でも買い物をしてもらい収益を上げようとしているのがいわゆる「エキナカ」だ。

 いつ頃から使い始めたのか、日経の校閲記者が調べてみたとある。「日経MJ」という日経よりももっと専門的な記事が掲載されている新聞の記事をもとに調査したとあり、2003年3月18日に初登場。

 「就活」、「婚活」など何とか活と名のつくものが目立つ今日この頃。そんなに「活」が必要なほど、今の時代はへなへなと萎れているのかとふと思ってしまう。モクモク羊場合、「豚活」と「甘活」だな。前者は、「豚カツに限らす、豚肉を食べる活動。ブタミンパワーでブーブーと生きていく」。後者は、「スイーツを食べて身も心もとろける活動」を意味する。

 あともう少し寝て待つとやってくるのが秋の紅葉の季節。紅葉があたりの景色を彩り何とも言えない美しさを醸し出す舞台装置になる。この本を読んでみるまで、「紅葉」はなせ「もみじ」と読むのかという疑問を抱いたことがなかった。その疑問に答えてくれるのが今回の本だ。答は手に取ってみて読んでください。

 意外に思ったのが「青山一丁目」という駅名だ。東京メトロの駅名の1つとしてあるこの名前。駅名になっているくらいなので地名からとったものかと思ったら甘かった。実際に、校閲記者がいろいろ調べてみたが答は出てこなかった。分かったことと言えば、そう簡単には分からないことが世の中にはたくさんあることの証明になったことか。

 同じ漢字でも日本語と中国語では意味が違うことがある。その代表としてよくあげられるのが「愛人」だ。日本だと、頭の中が紅葉のようにピンク色に染まりモヤモヤしたイメージがあるが、中国だと文字通り「愛する人」で、「妻」や「夫」を意味するとありびっくり。日本のサラリーマンが中国人から「この人は私の愛人です」と紹介されて、にやにやしないよう気を付けてもらいたいものだ。

 言葉は、人生のごとくいろいろあり面白いなあ。

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2013年09月16日

Posted by ブクログ

日経新聞編集部が編集の立場から見た日本語の誤用や誤解など
・弱冠の本来の意味は20歳男子
・師走の語源には諸説あり。「風馳す」など。
・オートバイが単車と呼ばれる理由…戦後サイドカーが一般的だった
・「大統領」という言葉は江戸時代にpresidentを訳すのに棟梁という言葉から作った
・墨田区は本来は隅田区としたかったが「隅」が当用漢字から外れていた
・「全然いい」が誤用であるというのは学者の間ではよく知られた迷信

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2018年11月23日

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