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Posted by ブクログ 2013年09月14日
エンタープライズ向け開発で何を設計すべきか。全体整合をどのように担保するか等がわかりやすくまとめられている良書。SIerにおける上流設計で抑えるべき内容がきちんと書かれた本はこれが初めてではないかと思うくらい良い内容。
特に、機能・業務の粒度とトレーサビリティについては、規模が大きくなるほど重要に...続きを読むなるもので、このことが理解されていない事が多く、ためになる。
個々の内容は知っているものも多いかもしれないが、要件定義~基本設計~詳細設計の中で全体として設計すべき内容を横断的に把握することができるため、SIerで上流設計を行う人全員に読んでほしい。新人教育を行う機会があれば是非読ませたい。
次のステップとしては、本書の工程定義を参考に自社の設計技法とうまくすり合わせを行い、現場での周知、および提案・見積に反映させていくことが必要だろう。どの工程で何をすべきか、感覚ではなく、明確な基準によって臨みたい。
Posted by ブクログ 2013年06月03日
久しぶりに仕事でスクラッチ開発を行うことがあり、設計のプロセスを再整理しようと手にとった本。設計って何?という謎に答えるために書かれている。本書のメインは基本設計または外部設計と呼ばれる領域だが、それに対する入力である要件定義、および背景にも触れている点は非常によい。大概、設計がうまくいかないときは...続きを読む要件定義に問題があることも多いため、よい設計に必要な要件定義を明確にしてあることは大切。
またそれぞれの設計要素についても具体的なアウトプットである設計書の項目例やその考え方が書かれていてわかりやすい。
正直、これだけ設計について網羅的に書かれている本は初めて出会った。理解にはある程度の経験は必要だと思うが常に手元においておきたい、エンジニア必携の一冊だと思う。
評価が高かったので読んでみたが、どう設計するかではなく、設計書にはこういう内容を書くという内容に見えた。
自分は設計する上で、どのように設計すると良いかと言う視点の本かと思ったので、ちょっと思っていたものとは違った。
設計書を書くときに、これ書いてないなーというチェックには使えそう。
Posted by ブクログ 2015年09月15日
主にアプリケーション(アーキテクチャ)設計のお話。
要件定義から基本設計を進めていくイメージで色々と解説。一応具体例もあるのでわかりやすい。
なお、詳細設計(いわゆる実装)は含んでいません。
自分としてはインフラ系なので大変参考になりました。
もう少し実経験を積んだ後に読み直してみたい一冊。