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おーファーザー
4人の父親が1人の息子を実の息子として色々教える姿はとてもとても羨ましく思えました。
内容も愉快で、個性的な4人の父親は賑やかで。
なんだかおかしいことなのにまるでおかしくないと思えてしまいます。
主人公のゆきおくんもとても個性的で、私は好きなタイプです笑
絶対読んでも損しないし、読んだ後に清々しさすら感じられる作品だと思います。
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とにかく面白かった!
登場人物のキャラクターがどれも好きで、最後に伏線回収されるのも、父親たちが照れ合う様子なども想像がついて好きだった。
重力ピエロにもある、血の繋がり、家族、について。重力ピエロのように重い感じではないけど、明るく楽しく描かれている気がする。
伊坂節満載なのでおすすめの小説です!
Posted by ブクログ
どのキャラクターも生き生きとしてて読んでて面白かった。主人公と4人の父親たちの関係性がとても素敵だった。
自分にも必ず、両親から与えられた強みがたくさんあるはずだなとすこし嬉しくなった。
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個性的な父を4人持つ高校生の由紀夫。
とんでもない設定だけど、なぜか受け入れられちゃうのが、伊坂幸太郎作品の好きなところ!
4人の父は、なんやかんや仲良しで、妻と子供をとても大切にしているのが伝わってほっこり。珍しい家庭で育った由紀夫も、母と4人の父の良い所をちょっとずつ引き継ぎながら、いい子に育っている。
なにかあれば、すぐさま4人の父がぞろぞろとやってくるのがツボ。
設定がとても好みだったけど、日常の話も主人公に襲いかかる事件も面白かった!
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高校生の時に読んだ本
読んでる分にはこんなに素敵なお父さんたちが居たら毎日楽しいし頼もしいだろうな、と思うけど実際はそうでもなさそう。
クイズ番組でみんなで手旗信号をして、明日迎えに行くから待ってろよ!と言うシーンでじわっと泣きました。
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550頁もさらっと読める面白さでした。
1人の母と4人の父親を持つ由紀夫が、不意なカバンすり替え現場を見てしまい事件に巻き込まれ(首をつっこみ?)てゆく。
定番のくだりと言い回しは、やはり伊坂幸太郎のソレで期待を裏切らなかった。
とにかく父親たちが個性的で愉快だしそれが面白さに拍車をかけて、でもそれだけじゃなくセリフの節々にはいつも通り感心してしまう真理のような、哲学のような、本質をついた表現がしみる。
最初から謎がひしめき、厄介な出来事が絡んでゆく中、はられた伏線を回収していく描写が本当にあっぱれで大好きです。
こんな家族、不思議だけど愉快、理想とは言えないかもだけどその関係が羨ましい。
改めて、良い作品に出会えた。
Posted by ブクログ
全てが伏線で読んでて飽きがこない本!!
落ち着いた主人公の主観によって本が進んでいくから、お父さんが4人とか、色々な事件が起きてもすっと入ってくる。最後の4人が由紀夫に言った言葉がそれぞれ自分が大切にしてることを伝えたみたいでほんとに良かった。
速読したい人にはあまり向いていなかった。2時間くらいあれば読める本。
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バクチ好きの鷹、本好きの大学教授悟、体育会系中学校教師の勲、バー経営の女好き葵。
高ニの由紀夫には父親が4人もいて、母親と父親4人と由紀夫の6人で暮らしている。
伊坂氏の描く家族のお話はどこか風変わりで、現実には有り得ないんじゃないかと思いつつも、嫌みがこれっぽちもなくて面白い。
中間試験期間にもかかわらず、高校生の由紀夫が同級生たちと社会のトラブルに巻き込まれ、個性的で正義感の強い4人の父親それぞれが、由紀夫に大人の世界を教えてくれる。
なんて魅力的な展開。母親の知代さんはほとんど出てこないけれど、アクションあり冒険ありで、息子と4人の父親との関係がとても羨ましかったです。
Posted by ブクログ
2023/11/25→2023/11/28
職場の先輩に勧められて
伊坂幸太郎ワールド全開で面白かったです
伊坂シリーズでもかなり上位
由紀夫みたいな高校生いいなぁ
Posted by ブクログ
とても面白かった。4人の父親がそれぞれ良い味を出してるし、次の展開が全く読めないジェットコースター感がすごい。由紀夫が万能でスカした高校生なのに、ヤバい大人を相手にすると簡単に窮地に立たされるのもリアルで良かった。
良かったです…
初期設定が現実的じゃなくても、読み終えると当たり前の事実みたいになっている、不思議な感覚でした。4人もいる父親一人一人がみんな由紀夫のことを愛していて、父親であることに喜びを感じているところが愛らしかったです。登場人物に誰1人憎める奴が居なくて、読み心地も最高でした!
伊坂さん大好き。
Posted by ブクログ
久しぶりに読みした、伊坂幸太郎さんの作品。
第一期の締めくくり、と位置付けされる本作ですが確かに「これぞ伊坂作品」と思わせる小説でした。
やっぱり会話の軽妙さが心地よい、オリジナリティの塊だと思います。楽しかった。
Posted by ブクログ
20240222
最初から設定が好きで面白かった。
最後どうまとまるかと期待して、若干物足りなさあるがあえてだと思う。あくまでミステリーでなく、ファミリーロマンスだと。
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父親が4人なんて!!!
設定に惹かれて手にした一冊。
現実ではありえない関係だけど、個性溢れる4人の仲が良くて、会話が楽しい。彼らが息子を大切に想う気持ちと行動にじーんとくるものがあった。
個人的にはイケメンの葵が好き。
伏線回収が見事で、物語に、のめり込んでしまった。読後感も最高。
Posted by ブクログ
結構、伊坂さんの要素が詰まった作品かなと、、、
前半から色んな出来事や会話が繰り広げれられ、それが伏線だったり、そうじゃなかったりすることやクライマックスのシーンでエンタメ要素を持ってくるようなところが伊坂さんらしく楽しかった。
あと、これも伊坂作品の良さで「言葉」がいい。それは読者が人生の指針となるような示唆に富んだ言葉もそうだし、言葉遊びのようなものもそう。
個人的に好きだったのは、
「人生で有意義なことの大半は、無駄に見えるんだって、知らないの?」
「噂の大半が真実である、という噂すらある。」
の二つ。
Posted by ブクログ
四人の父を持つ青年高校生の物語
伊坂作品は何作か読んできたが、相変わらず「日常から少し外れた日常」を描くのが上手いと思った。
大学の教授を務める賢明な父、悟
中学校の体育教師を務める筋肉質な父、勲
居酒屋を営むイケメンで女好きな父、葵
ギャンブルに勤しむ父、鷹
そしてそれぞれの特徴を吸収した由紀夫青年
500ページ程の単行本では、それぞれの特徴が所狭しと発揮されていた。
最初は四人の父の存在や鬱陶しさを感じるほどにちょっかいを出してくる同級生に囲まれる由紀夫に同情していた。しかし物語終盤では、それは羨ましさにも変わっていた。それほど由紀夫の日常は楽しそうに見えた。
そして「四人の父」という巨大な非日常は物語を読むに連れて不思議と日常に組み込まれていった。最初の多惠子が「あのさ、聞いてくれる?」と父への愚痴を話す場面は、由紀夫の「四人の父」の存在がバレる非日常への入り口だったはずなのに、最後の多惠子の父への愚痴を話す場面は日常へ戻っていくきっかけに思えたほどである。また由紀夫が、自身の致命的な場面から救ってくれた父たちに対して、尊敬の目を向けるように変化するのではなく、「知らねえよ」と今まで通りの対応をとるところに、不思議な感動を感じた。
これだけキャラクターが立つ登場人物が複数人もいるのだから『陽気なギャング』のようにシリーズ化してくれないだろうか。期待してます伊坂さん。
気になった点は二点ほど。一つは殿様の電話である。高頻度で話に登場してきた割に、その答えは鷹の仲間たちによって行われていた賭け事の不正行為だった。由紀夫たちの日常が感ぜられる良さもある反面、本編に関係ない事をあんなに登場させる必要はあったのかと気になってしまう。
二つ目は鱒ニである。本編の問題は主にこいつが持ってくる。そして由紀夫は鱒ニを放っておくことができずに関与してしまう。そこまでは良い。でも鱒ニの対応は何なんだろう。どうしてあそこまで被害者ヅラをできるのだろうか。まだ小宮山の方が誠実さを感じた。でも憎むことはできないんだよ。こういう自分の身近にはいてほしくないけど、憎むことができないような人物を描くのが上手いよ伊坂さんは。
Posted by ブクログ
妹に勧められて読みました。
「父親が4人いる家庭の物語」と聞いて、父親同士は関わりがない設定をイメージしていましたが、むしろその逆でした。複雑な家庭環境ではありますが、あんなお父さん達がいたら楽しいだろうなと思わせる、アットホームな小説でした。
Posted by ブクログ
またまた大好きな作品のひとつになりました。
由紀夫と4人の父親達や、多恵子、小宮山、鱒二との微妙に噛み合わない会話がなんとも伊坂幸太郎さんらしい。
父親達の言葉もなんだか胸に残る。
読む度に、ちりばめられた伏線というか、登場人物達がそれぞれの役割をしっかり果たして(どこか滑稽に)、最後にシュッと回収されていく様は素晴らしいなぁ、と思います。
Posted by ブクログ
またもや面白い!
もう毎回面白いのですが、面白さの説明に苦慮します。ボキャブラリーが貧しくて。
伊坂作品の良さ・面白さってどういえばいいんだろ? そう考えて思い浮かんだのは、「洒脱」、「ユーモラス」。我ながら悲しいほどの低表現力です。
で、裏表紙側の帯の言葉が、しっくり来ました。曰く、「軽妙な会話。悪魔的な箴言。息子を守る四人囃子」
てか、これほど的確だと、内容についてこれ以上書くことないよね。。。
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本作の設定はまたぶっ飛んでいますね。
私が住む国はイスラム教国で、イスラム教徒なら五人まで奥様を持つことが出来ます。まあ現実的には殆ど見ませんが。ほらやっぱりお金が、ね。
で本作は逆バージョン。奥様は一人でそこに群がる?かのような旦那様方。ストーリー中は奥様はほとんど登場せず、旦那様方とその一人息子が中心の活劇。
ちなみにポリアモリ云々というより、ライトにエンタメ的に設定がしつらえてある感が強いですね。
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それと、もう一つ面白いのは、生物学上の父親が誰だかが分からないという所か。
高校生の息子由紀夫に、四人の親がそれぞれ父親顔をしつつ、すり寄り(媚売り?)、そして「やはり俺の息子だ、俺に似たんだ」とばかりに、したり顔。でも、敢えて検査もせず、四人が四人とも四人の個性で子育てに関与する。
因みに四人のうち悟と勲さんはちょっと印象マジります。悟が大学教授で、勲が中学教師。私の中では、中盤以降、上記のキャラがごっちゃになり父親が三人になっていました。
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ということで今回も面白かった伊坂作品です。
そういえば今回は東北が舞台ではなかったのかな?多恵子ちゃんの気持ちを汲まない由紀夫の様子がほんのりと青春ストーリーでもありました。全体感としては、予想もしない展開、ツイストの妙と洒脱な会話、が売りの作品かと思います。
伊坂ファン、家族ものが好きな方、学園もの・高校生が主役なのが好きな方、純然たるエンタメ好きの方、等々にはお勧めしたい一作です。
Posted by ブクログ
今作も楽しかった。
伊坂幸太郎の小説に出てくる「鷹」、「鱒二」みたいなキャラが好き。というか父親が4人っていう設定だけど、伊坂の小説なら納得しちゃう。
4人がそれぞれ個性的でいい。由紀夫はそんな高校生という多感なときをそんな4人と暮らす。ただでさえ、この時期の父親はやっかいなのに4人もいるのだ!
中学生や高校生のように守られたなかでいきがっていても、それは限られた範囲にしか通じないもの。そんな厳しさは誰に教えてもらうのか?やっぱり大人に教えてもらうしかない。たまに助けられたりしながら。由紀夫も勲に訓練され、悟に教えてもらって世を知った気でいた。それが砕かれたとき、大人の偉大さを知る。父の偉大さを知ったのだ。
Posted by ブクログ
ぜんぜん期待していなかった設定だったのに、めっちゃ面白かった。もうすぐ父になる自分にとってはズゴい父の見本が4人いた。
父親の教科書の様に感じて、全員のいいところをとろうと思う。
ストーリー事態も伊坂幸太郎らしく後半のつながり、伏線がすごかった。
けっこう好きな話。
Posted by ブクログ
由紀夫は4人の父親全員から愛されてるから素敵だなと思った。
父親たちの由紀夫への接し方はすごくいいなと思った。息子であろうと一人の人として尊重する。自分の価値観思を持ち、共有するときには近寄って伝える。いい親父達ですね。
Posted by ブクログ
スラスラ読める作品。
自分が父親になってみて、改めてこの本わ読んでみたが、4人の父親から学ぶことは大きかった。
ギャンブル好きだけど、世渡り上手な鷹さん
女性を1番に考え、いろいろな意味で懐に入り込む葵さん
真っ直ぐながら、生徒との向き合い方を解く勲さん
物事を俯瞰的に論理的に考える悟さん
全部を兼ね備えることはできないけど、自分も息子に親としてのちょっとした色を出せたら、いいなと思う作品だった。
やっぱり父親は煩わしものですね。
Posted by ブクログ
本当の父親がどのひとかは重要な問題ではない
4人それぞれが自分の息子だと信じているのに
父親たちが対立するわけでもなく、息子のピンチにはそれぞれの特技で協力する。よかった!
Posted by ブクログ
個性的な4人のお父さんとミステリアスで魅力的なおかあさんに、どこか客観的な雰囲気でものすごいことに巻き込まれる由紀夫くん。
伊坂さんのスピード感あふれる展開でするする読めた。
Posted by ブクログ
中盤まではとにかくだるい友人とだるい女子が鬱陶しい笑
が、最後まで読めばまあ許せる存在。
4人のパパたちは少し間抜けなかっこいいヒーローたち。
結局知事選がどうなったのかは分からずじまいだったのが引っかかる。
本を読む上ではすべてのことが明らかにされてほしい。
それは明示されなくても隠喩でもいい。
「あれって結局どうなった?」が残ると、どうしても評価としては下がってしまうかな。
Posted by ブクログ
鱒二の件を不問にした理由が父親なのはあまりしっくりこなかったです。
富田林さんが騙されたオレオレ詐欺の犯人の件は解決していない(すでに亡くなっている?)のがちょっともやもやしています。
とはいいつつ、それぞれの父親の個性が面白くていつも通りどんどん読み進めてしまうほどに面白い作品でした。
Posted by ブクログ
結局あの事件はどうなった?がいくつかあるけど、後半楽しく読めたのでok。伏線回収は大体予想がついたことが残念かな。いろんなファミリーの形があっていい。4人と結婚して全員と同居する母、長期出張に出かけて、携帯を家に忘れたことに気づいても確認の電話もしない母ってどんな人だろ?多恵子みたいな人かな。でも多恵子のウザさに引っ張られながら進んでいくストーリーだった。
Posted by ブクログ
父親が4人いるって変だなと思いつつ読んだけど、読んだ後は優しい父親が4人もいる由紀夫がほんの少しだけ羨ましくなった。多恵子と鱒二にはモヤモヤした。伏線を徐々に回収していくのが読んでてもどかしかったけどもとは新聞連載小説らしいし、そういうものなのかな。
Posted by ブクログ
4人の父親、由紀夫は好きだったのだけど
とにかく多恵子にイライラ!こんなにうっとうしくなくてもよくない?笑
現実的ではないけど、こんなにも自分を大事にしてくれている父親がいるのは羨ましいなー
いろんなところが繋がっていくのはわかっていたけど、なんだかごちゃごちゃに感じた
オーファーザー
よくある小説のように、区切りごとに場面が切り替わりながら展開するような構成ではなく、話がずっと流れていく。話にのめり込んでいくから、どこをキリのよいところとして本を放すか難しいかも。
非現実的な家庭環境を面白くも感じ、実際自分ならいつまで父親でいられるであろうか、と創造を掻き立ててくれる。
ちょっとこれは…
伊坂氏の小説は初読でしたが、人物描写や風景描写に関してはいささか難ありと感じます。
正直、お父さんが四人という発想しか、この小説で読む価値があるところはないと思います。
よくこれを映画かしようと思ったよなー。