【感想・ネタバレ】テロ 現代暴力論のレビュー

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Posted by ブクログ

出版されてから10年以上が経過しているわけで、サイバーテロの記載などは、もはや隔世の感があるのは否めない。でもそれはあくまで瑣末な問題で、本書の存在意義を貶めるものでは全くない。一気にテロが認識されることになる、最大のインパクトとなった9.11を軸に、そこに至るまでのテロの歴史と変遷が、その意識の変容と合い照らされながら綴られていく。正直、ここに書かれている代表的な事件でさえ、知らないものが大半だったけど、そんな無知の状態からでも、テロの何たるかがおぼろげながら見えてくる内容だった。新書ってこうじゃなくちゃ、って感じでした。

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2015年06月20日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
国際社会への暴力的な示威・脅迫行為である現代テロは、一九六八年のイスラエル航空機ハイジャック事件によって幕を開けた。
冷戦時代は東西の代理戦争的側面を持っていたテロだが、冷戦終結後、かえって規模が拡大し、手段も過激化している。
一般市民を巻き込む非常識的な方法で世界観の対立を表現してきたテロ。
その事例から学べることは何か。
現実のものとなりつつあるメガデス・テロを防ぐための要点を示す。
年表つき。

[ 目次 ]
序章 「目的なきテロ」の時代
第1章 テロとは何か
第2章 現代テロの始まり―一九六八年
第3章 現代テロの衰退
第4章 イスラム・テロの勃興
第5章 冷戦後のテロ―ポストモダン・テロの登場
第6章 二一世紀のテロ

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年05月28日

Posted by ブクログ

現代において「テロ」と呼ばれる行為の成立過程やその方法の変遷など、テロについて非常に詳しく解説している。中身の濃さはなかなかだったと感じた。

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2010年01月02日

Posted by ブクログ

2000年以降、9.11以降、あまり聞かない。現代ではテロの目的が、明瞭ではなくなっている。政権に対するものか、人民に対してのものか。そしてテロ行為で国家を消滅させようとしても、米国はつぶれない。むしろ国際協力により、テロを排除するために、体制が強くなる結果となった。RMA(軍事テロ)の定義は難しく。テロが起きたときに、政権交代をする場合、国家を作る手段であったり(イスラム諸国)や植民地から開放独立(インドシナ)。
原題のテロの発生は、ハイジャックから始まる。学生運動を巻き込み、過激派も登場し、世界規模となる。
日本人、日本の組織が関与した。記念碑的事件。
1外国でのハイジャックテロの元祖
2カミカゼテロ(自殺テロ)の創始者(日本赤軍)
現在、赤軍派は解散している。共産主義国家の消滅により、左翼テロも衰退する。テロが過激となるのは、映像メディアを通じて効果的な伝道ができるから。

21世紀のテロの恐怖
ABCとは 核(原子力)テロ、生物テロ、化学テロ、サイバーテロ

原爆
ガンバレル型(広島)爆縮型(長崎)

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2013年07月14日

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