【感想・ネタバレ】夢の島のレビュー

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Posted by ブクログ


人生を中庸に生きてきた中年が、台場の埋立地、そこで出会う不思議な少女に惹かれていく話。
ディストピアと咽せ返る様な自然の鮮やかなコントラストが気持ち良い。白昼夢のような内容に、熱の籠った作者の筆が合わさり、特異性を感じた。短いボリュームに力強いインパクトを残す印象深い一作。

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2022年10月30日

Posted by ブクログ

大好きなんですよね〜大沢在昌。ちょっと色を変えて。


24年間、連絡のなかった父の「遺産」を巡る争いに巻き込まれる、フリーのカメラマンの主人公。遺産とは何なのか、夢の島とは何なのか…糸を手繰り寄せながら、敵なのか味方なのかもわからない人間の中でついに夢の島までたどり着く、という話。


ひとつも飽きさせないところがいいです。実際、こんなに行動力あるやついねーよ!と思うけどそこは笑。あっさり正体バラしたり、主人公の憶測どおりに事が進んだり、ご都合主義な感じはあるけどとにかくキャラが魅力的で引き込まれる!

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2011年11月25日

Posted by ブクログ

「戦争のあと一切の神がかり的なこと、迷信的なことはもちろん
まともに宗教的なものにさえ反発を覚えてきた」

という主人公(建設業者)が、拡大を続ける80年代の東京を偶像視するという小説

これはデカダンスか、それとも耽美主義か
あるいは、単に自覚のない、無責任なだけのナルシシズムか

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2010年11月01日

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