【感想・ネタバレ】愛星団徒1のレビュー

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主人公はイマイチも美人令嬢が○

まず一つ言えるのは「通常の野球漫画ではない」ということです。
それもそのはず、主人公鷹王が投げる速球のスピードたるや、なんと時速200キロ!

で、その片鱗が河川敷での何気ない投石で垣間見え、それを偶然目撃した南武ジャガーズのスカウト戸張が執拗に鷹王を勧誘する・・・というところ迄はありがちな設定なのですが、そこからが???な感じ。

例えば、鷹王自身が「興味ない」と拒否していたのに、いつの間にか翻意して入団していたりとか。
で、それがなぜなのかというのが作中で語られていないんですね。
読み手としては「あれ?」となってしまいます。

そのあとで鷹王自身の口からブラジル帰りであることが語られるのですが、この理由も全く触れられず。
読み進めていくうちに明らかになるのかと思いきや、ついぞそれはなし。

ようするに、主人公のバックボーンや性格などが、読み手からするとはっきりと見えてこないままストーリーが進んでしまってるんです。
いわゆる『キャラが立っていない』という言葉で表現できるかと・・・
この『キャラが立っていない』という言葉が残念ながら作中の他の主要キャラにも結構当てはまってしまっているのがこの作品の残念な点です。
(余談ですが、上記の弱点はこの作品のみならず、この作者の他の作品にもしばしば見受けられます)

そんな中で、バリバリキャラが立っているのが鷹王と性交することに執念を燃やす南武ジャガーズ球団令嬢・真理亜。
正攻法で鷹王に拒否られたかと思いきや、なんと鷹王を昏睡レイプしようとする!
(某先輩の所業を十何年前に先取りしておりますw)

まぁ、単なる淫乱といえばその通りですが(笑)、正直エロイ!
Mっ気のある方にはオススメです!
絵柄自体の古さは否めないものの、80年代っぽいエロ描写がまたよかったりするんですよね。
ただ、この真理亜も例外ではなく、バックボーンなどをもう少し丁寧に描いてくれたらな・・・という部分はあります。

尚、真理亜のエロさは2巻当たりがピークで、以後の巻では正直引いてしまうかも・・・(いや、やることはやっているんですが)せっかくの美人さんなのに、もったいない。

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2016年06月06日

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