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Posted by ブクログ
1977年から、「週刊アサヒ芸能」に連載された西村寿行作品。
『君よ噴怒の河を渉れ』『犬笛』『化石の荒野』と共に、西村寿行作品の中でも代表作とされる作品。
生き別れとなった犬と飼い主が、再会を果たそうとする途中で、巨大な陰謀に巻き込まれる、というパターンは、後の作品『旅券のない犬』でも使われます。
自分が先に『旅券のない犬』を読んでたのが悪いのかもしれませんが、犬と飼い主との感動の再会シーンが、あまりにもあっさりしていて驚きました。もっと泣ける再会シーンだと思ってずっと最後まで読んでいたのに。
映画化・テレビドラマ化された作品は、観たことが無いのですが、もっと盛り上げてくれたのでしょうかね。