感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年04月01日
まえがき
新渡戸稲造
岡倉天心
斎藤秀三郎
鈴木大拙
幣原喜重郎
野口英世
斎藤博
岩崎民平
西脇順三郎
白洲次郎
クロノロジカル・チャート
参考文献
あとがき
Posted by ブクログ 2020年01月02日
偉人達のなす技であり到底我々凡人には真似できる芸当ではない。その上で彼等の姿勢、気概には学ぶべきところが多く定期的に自戒の意味で読み返している。
Posted by ブクログ 2017年06月04日
あとがきにあるように、英語を通じて日本近現代史を読み直す内容。
達人たちの英語力に圧倒されるのはもとより、驚くほど読みやすい文章でグイグイ引き込まれた。
そして日本のために奔走する偉人の姿に憧れを覚えた。
Posted by ブクログ 2012年01月02日
非常に面白かった。
過去の偉人たちがどう英語を学び、どう英語に対処してきたか
英語の学び方というだけでなく、歴史の勉強にもなる。
また、日本人としてどうあるべきかを考えさせてもくれる。
幣原喜重郎の章に出てくるデニソン氏をはじめ
表舞台に立つことがなかったが、素晴らしい人たちの言動を
知ることがで...続きを読むきるだけでも素晴らしい本だし
なにより筆者が英語至上主義であることもなく
分野が違うことには自分は門外漢であると潔く言い
自分の目で見たことや経験したことを交えてわかりやすく
きっぱりと書いてくれており、筆者の魅力も感じられる本。
英語を話す日本人は、英語を話しているとき普段と人格まで変わる
という話を聞いたことがあるが
英語を話していても普段と態度が変わらない人こそ
本当の意味で英語を習得した人なのだろうと思った。
日本国内で日本人なのにも関わらず
英語をもてはやしたり、社内の公用語にしたり
「日本人の男はだらしない」などと言う女がいる昨今、
『西洋かぶれになることなく、またその反動として偏狭な国粋主義に陥ることなく』
『日本人として英語を使うことの意味』
を踏まえた上で英語を操れる人間になりたいと思った。
そうなれた暁には是非、着物を来て外国旅行に行きたいものだ。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
what sort of "nese" are you people ?
are you chinese, or japanese, or jvanese ?
we are japanese gentlemen.
but waht kind of "key"...続きを読む; are you ?
are you a yankee, or a donkey, or a monkey?
岡倉天心がカッコイイ
Posted by ブクログ 2024年03月09日
『英語達人塾』が面白かったので、英語達人たちの偉業・面白話に興味を持ち、本書を読んだ。
本書は、勉強法云々よりもむしろ偉人伝として抜群に面白い。それは著者が英語学者でありながら日本語の文章がとても上手いからである。ユーモアと修辞に富んでいながら、筆が滑りすぎたり文章がうるさかったりすることは一切...続きを読むない。岡倉天心の件にもあったが、英語に限らず言語一般に対する高い興味・解像度が英語達人たちには共通しているのだろう。
達人の裏には尋常じゃない努力がある。わたしも地道な努力を弛まず続けなければ、達人はおろか中級者にもなれない——ということを思い知らされた。
勇気づけられるエピソードがあった。第Ⅴ章で幣原喜重郎がイギリスで御者に英語が通じず、「これは英語をやり直さなければならんと考えるようになった」という件だ。というのも私はカフェでバイトしているのだが、外国人のお客さまに簡単な英語の文言(”anything else?”など)が全然聞き取ってもらえないのである。これには自尊心が傷つけられる。だが、そこでしょげかえるのではなく、「やり直そう」という気概を持って発奮した人がいるという事実にわたしは救われる思いがした。わたしも彼と同じように一から発音を学び直そうと思う。ちょうど手元に、関正夫『世界一わかりやすい最後の発音の授業』がある。これが良い教師がわりになることを信じる。
Posted by ブクログ 2022年01月30日
日本人の英語教育の問題は良く指摘されるが、その中から天才的な英語の達人が時に現れる。10人の達人たちの生涯は英語学習のヒントになるか。
新渡戸稲造、岡倉天心、齋藤秀三郎、鈴木大拙、幣原喜重郎、野口英世、斎藤博、岩崎民平、西脇順三郎、白洲次郎。
留学しないと語学は身につかないような印象があるが、本...続きを読む書に紹介される人物の多くはほぼ独学で英語を修得している。学習法や環境より才能が求められるのかもしれない。
だがネイティブを前にひけをとらない態度ひ痛快。
中央公論に連載されたもの。
Posted by ブクログ 2019年03月07日
もう昔から英語習得の方法は確立していたのだと、改めて思い知らされます。
音読やるべし!
達人はその勉強量が常人には想像も出来ないくらいですが、方法はマネできます!
ヤル気でる本です!
Posted by ブクログ 2014年02月11日
明治から昭和前期の、日本を代表する英語の使い手たちの英語力の特質を、生い立ちや学習歴の紹介を交えつつ解説した本。
天才の勉強のしかたを凡人たる自分が学んでどうなるのか、とも思わないでもないけれど、やっぱりすさまじい勉強振り。
天才って、何もしなくて出来る人の事ではない!
むしろ、努力を努力とも思わ...続きを読むず成し遂げてしまう人のことなんだと、改めて認識した。
新渡戸稲造や岡倉天心、白洲次郎といった人たちについては、これまで他のところでも知る機会はあった。
英語教育会の巨人、齋藤秀三郎や岩崎民平といった、知らなかった人のことを知ることが出来たのもよかった。
でも、一番強烈だったのは、「知っているはず」の野口英世の章。
英語の達人というイメージさえなかったのだけれど・・・強烈な出世欲と自己アピールという側面もあったのね。
苦学して、偏見にも耐えて偉業をなした、立派な人格者―というイメージで語れる人ではなかったのだな、と。
Posted by ブクログ 2013年01月21日
明治から戦後にかけて活躍した国際人たちが、いかにして英語を習得したかという本。新書だから仕方ないけど、もうちょっと掘り下げたものが読みたかったです。
Posted by ブクログ 2012年02月01日
▼日本で生まれ、日本に生きる日本人なのだから、日本人に合った英語の習得法があるはずである――筆者は言う核心は、ここにある。留学経験はないけれど、英語でコミュニケーションがはかれるようになりたい!そんな自分を励ますように、と、この本を手にとった。
▼「来た球を打つだけだ」と言えるのは、実は、彼らが天才...続きを読むだから(だけ)でなく、それまでの過程を、努力によって知らずもがな身につけていたからである。だとすれば、彼らの努力の方法を尋ねようとするのは、愚行でしかないのかもしれない。結局、彼らの生まれた環境が……と、思わなかったと言えばウソになるが、まだ頑張る余地はありそうだ、と思い直すいいきっかけにもなった。
▼ちなみに、「英語」に捉われるこなく、単にエッセイとして楽しむことも(もちろん)可能で、最後に収録されている白洲次郎の章を読むだけでも、充分に、本書を手にとる価値があると思う。
Posted by ブクログ 2011年06月25日
1. 新渡戸稲造
2. 岡倉天心
3. 斎藤秀三郎
4. 鈴木大拙
5. 幣原喜重郎
6. 野口英世
7. 斎藤博
8. 岩崎民平
9. 西脇順三郎
10. 白洲次郎
Posted by ブクログ 2011年04月23日
使える英語とかオーラルコミュニケーションじゃない。これからの日本に必要のなのは、"英語道"だと感じた。
徹底した修行に裏打ちされた英語を武器に世界に出て行く。
日本の夜明けには、現代の英語達人が必要だろう。
残念なのは、自分には到底その資質がない事だ。
日本のことをあまりに...続きを読む知らない自分に驚く。
恥ずかしながら、「武士道」が英語で最初に書かれたことなんてはじめて知った。
Posted by ブクログ 2011年04月03日
[ 内容 ]
「日本人は英語が苦手だ」という通念など、信じるに足らない。
かつての日本には、驚嘆すべき英語の使い手がいた。
日本にいながらにして、英米人も舌を巻くほどの英語力を身につけた「達人」たちは、西洋かぶれになることなく、外国文化との真の交流を実践した。
岡倉天心、斎藤秀三郎、野口英世、岩崎民...続きを読む平、白洲次郎ら、十人の「英語マスター法」をヴィヴィッドに紹介する本書は、英語受容をめぐる日本近代文化史を描きだす。
[ 目次 ]
第1章 新渡戸稲造
第2章 岡倉天心
第3章 斎藤秀三郎
第4章 鈴木大拙
第5章 幣原喜重郎
第6章 野口英世
第7章 斎藤博
第8章 岩崎民平
第9章 西脇順三郎
第10章 白洲次郎
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ 2009年10月04日
過去の偉人の努力は並大抵じゃぁないね。
全員意外と初等から外国人の先生に教えてもらっていることをのぞいて、各自の努力の量が半端ではなくて、本当に語学習得はスポーツだ!といわれる齋藤さんの意見に賛同したくなる内容です。
Posted by ブクログ 2021年08月22日
明治〜戦前、英語の学習教材もロクにない時代に、欧米人に遜色無い、もしくはそれを上回るまでの英語力を身につけた達人たちのエピソードを興味深く読む。
語学の才能の差もあるが、少なくとも彼らほどの猛烈な努力は出来ていないことから、自分に語学力が身に付いていない理由を再確認し、改めて学習意欲を持った。
...続きを読む新渡戸稲造の『武士道』、岡倉天心の「茶の本』、鈴木大拙の『禅と日本文化』は、原文で読めるようになって彼らの格調高い英文を感じてみたいと思った。
Posted by ブクログ 2017年07月08日
日本人でありながら、英語が母語の国の人よりも堪能な日本人を紹介。
彼らの背景は一人ひとり異なる。しかし、誰もが英語に対して目的意識を持って臨んでいたように思う。「英語が楽しいから」とか。あとは、個々人の言語能力が大きい。
英語という観点で、歴史上の人物を掘り下げてみるのは面白いと感じた。
その時代会...続きを読む計と相まって、その人の息遣いも聞こえてきそうだ。
Posted by ブクログ 2017年02月02日
明治から昭和にかけての英語の達人から英語との付き合い方を学ぼう、というのがコンセプト。
新渡戸稲造から白洲次郎まで、10人の達人たちがどのように英語を身につけ、どのように英語と向き合ったのかが、様々なエピソードとともに語られる。
読み物として気楽に読め、英語学習のモチベーションアップになる。
も...続きを読むっとも、もとより非凡な才能(努力の才も含めてではあるが)の持ち主たちの話である上、彼らの具体的な勉強法が紹介されているわけでもないことには注意が必要。
Posted by ブクログ 2014年03月04日
日本人でありながら優れた英語能力を身に着けた、10人の人びとを紹介した本です。取り上げられているのは、新渡戸稲造、岡倉天心、斎藤秀三郎、鈴木大拙、幣原喜重郎、野口英世、齋藤博、岩崎民平、西脇順三郎、白洲次郎です。
國定正雄や松本亨といった英語の達人が時々取り上げられているのを目にしますが、本書で扱...続きを読むわれているのは、英語を通じて世界と渡り合った、さらにスケールの大きな人物像です。もはやこのレヴェルになると、「英語の達人」という枠では語りきれないのですが、英語という面から見ても、常人離れしたエピソードばかりで、ひたすら驚き呆れながら読みました。
彼らがもし、今の英語学習者を目にしたら、英語教材もDVDもあふれているのに「ゆとり」にもほどがあると叱られるかもしれません。
Posted by ブクログ 2013年01月09日
NHK テレビ3か月トピック英会話「聴く読むわかる!英文学の名作名場面」の講師をしていた斎藤兆史さんの書いた本.明治時代から終戦直後にかけて活躍した英語の達人を10人選んで,その人たちの英語史が語られている.外国で育って英語を学んだのではなく,日本で英語を学んで達人になった人を選んで,日本で英語を学...続きを読むぶことの意義までを考えさせる仕掛けになっている.
これが非常におもしろい.みんな個性的な人ばかりだ.英語という側面に話をしぼることによって,これまで知っていた人の知らなかった部分が見えたり,私がこれまで知らなかった外交官,斎藤博や英文学者,岩崎民平といった人たちを知ることができてとてもよかった.先に読んだ「女の旅」と一人,一人に割いているページ数は同じながらも,こちらはかなり充実感がある.
取り上げられている人の中で,特に印象に残ったのは岡倉天心,西脇順三郎.
またときどきはさまれる英語の先生の悩みとか,英語教育に関する考えなども興味深く読んだ.
Posted by ブクログ 2018年10月15日
英語の化け物の偉人達の伝記。
取り上げているのは基本的に幼少時に海外生活をしていないもの。つまり、帰国子女っぽい人は外している。英語の基礎は日本国内で学んだ人たちばかりである。多くは学習後に海外でも研鑽を積んでいるが、海外に渡った時点でのレベルも相当のものというか、異常なレベルの高さ。
英語の達人、...続きを読む英語を一つの学問としてそれを研究するというばかりでなく、何らかの手段として英語を学び自分の目的を達するために英語を学ぶのだけど、道具としての英語がそれはもう一流である。彼らは日本人の中では最高クラス、それどころか英語圏の人たちの中でもトップレベルの英語力を備えている。
自分の研究対象が専門的であればあるほど、それに対応する英語も高度になってくる。
面白い人物が挙げられている。
野口英世
新渡戸稲造
岡倉天心
幣原喜重郎
白州次郎
岡倉天心のエピソードは特に面白い。
英語学習の何らかの学ぶ本としてはあまり期待できない。とても真似できない。
Posted by ブクログ 2011年02月25日
近年の文法軽視、会話重視の英語学習に疑問を感じる人は読んでおきたい一冊。歴史に名を残すような偉人の努力量はすさまじい。日本人として英語を使うことの意味を考えていきたい。
Posted by ブクログ 2011年01月24日
札幌農学校に学んだ新渡戸稲造からスタート。日本国内で英語をマスターした達人を列挙。十分な教材もないままとにかく英語の文章を読むことから始めたような印象を受けました。国内にいてはあたれる原典が限られているせいか、シェイクスピアすら読むという。オーラルコミュニケーションの授業が人気であったりする昨今、や...続きを読むはり自学自習の基本は読む、これにつきると思った次第です。それと達人それぞれに外交の仕事、研究者としての仕事があり、英語修得のその先に日本の明治から昭和を形作る人材で、日本の仕事をしているという高い志しがありました。今だったらお金や時間のことさえ解決すれば簡単に留学できてしまうところなのに。これを読んだら英語の勉強ができない言い訳ができない。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
斎藤先生と言えば、一般向けには、『英語達人塾』、『日本人に一番合った英語学習法』、『これが正しい!英語学習法』など一連の英語学習法の指南書の中で、一貫して素読、多読、精読などのやり方で地道に、確実に英語を読みながら、英語の上級者を目指すための方法や心構えを紹介し、昨今の会話重視・文法軽視の英語教育を...続きを読む批判するという著作が多いが、それらの本の根本にあるのはこの本(というかこの本の元ネタとなった雑誌の連載)にあると思う。明治期から昭和期にかけて活躍した英語の「達人」10人の英語学習、英語にまつわるエピソードを、当時の日本の状況や昨今の英語教育への批判を交えながら紹介するというスタイル。個人的には「巨人」斎藤秀三郎や、辞書の岩崎民平なんかが興味深かったが、日本の戦後政策に関わった幣原喜重郎、白洲次郎なんかも面白い。野口英世の人柄が評価されていなくてショックだった。(07/07/02)