【感想・ネタバレ】複製症候群のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

よく「自分がもう一人いたら」なんて言葉がありますが、
さて実際にその通りになったらどうなるか。
自分が本物だといつてもそれを証明すべなんてない
これはミステリーではありますが、
ある意味恐怖でもあります。

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2012年02月19日

Posted by ブクログ

いつも奇想天外、大胆不敵なトリックで読み手を楽しませてくれる西澤さんの作品。でも感想は難しい…何を書いてもネタバレになってしまいます。

しかし閉鎖された空間って怖いです。おまけに「ストロー」なんて得体の知れないものが表れちゃうんですから、人間が恐怖に駆られるのも分かります。

この物語に出て来る七色の幕、「ストロー」とは一体何だったのか、その説明は最後までありません。それでも許せるのが西澤さんの作品の特徴ですね。

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2010年02月06日

Posted by ブクログ

この物語の面白いところはコピー人間も自分がオリジナルだと思っているところです。
政府からコピーは処分するという通達が来てから様子が怪しくなっていきます。閉鎖された空間の中、誰がコピーで誰がオリジナルかも分からず、一人、また一人と仲間が死んで行く展開は緊張感があって面白かったです。
全体的にムラがあるので完成度はイマイチですが、最後まで一気読みさせるだけの魅力はあると思います。

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2014年03月08日

Posted by ブクログ

3+ 

不条理な極限状態に於ける欲望と葛藤と自己崩壊を描いた壮大な屁理屈(褒めてます)。

例によってSF設定の“why”に説明はないが、いつものことなのでそれは気にならない。ただ、登場人物の心情に関する部分の“why”に投げっぱなしの点があるのは、大いに気になる。

それと状況を鑑みるに、川を挟んで〈ストロー〉に囲まれているので、川を流れていったアレはそのうち〈ストロー〉に到達してしまい、んんんーなことになるだろうし、川魚なんかもどんどん…、ま、いいか。あまり重箱の隅をつつくのも野暮なのかもしれない。

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2012年12月17日

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奇抜な設定に小さな驚きがたくさん詰まっています。大きな驚きがなかったのと小さな驚きが多すぎたのとでおもしろみが分散されたように思うのが残念。

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2012年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

触ると生物を複製してしまうベールに閉じ込められた高校生たちが、各々の思惑に狂い殺し合いをしてしまう物語。西澤保彦得意のSF設定が面白い作品。

特殊な状況で人が狂い殺し合いをしてしまう作品は大好きなのでとても面白かった。登場人物それぞれにスポットが当てられ、思惑が絡み合い駆け引きをする展開は最高に面白い。

ただ少し考えが飛躍しすぎてそんなのアリか?と思ってしまうところも。結末のためのご都合的な狂い方をしてるようにも感じてしまう。けど、こんな設定から狂気を引き出す展開は秀逸でした。

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2011年09月29日

Posted by ブクログ

ある日壁が現れた。
それを触ると、触った『生き物』の複製ができあがる。
オリジナルとコピーとが遭遇した、その閉ざされた空間で起こった殺人。
犯人は一体誰で、何が起こったというのか。

1号2号と出てくる自分。
もしもこんなものが出てきたら冗談ではないですね。
自分を知っているだけに、まったく御せない自信だけはあります!w

しかしこの状態でこういう殺人事件というのは…。
ある意味読みやすかったです、想像通りな感じで。
面白かった、というよりは、人間って恐ろしい! と
思える内容ですね。
ぷちっとこないよう、常日頃気をつけましょう。

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2009年11月20日

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