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3冊目の山崎直子さん本。今までの2冊はスーパーウーマンと思って読んでいたけれど、本著はもっと普通の理系の一女性として読めた。自分の心境の変化もあると思う。
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こちらは山崎直子さん自身による手記です。彼女の本沸かした性格からくるのかどうか走りませんが、夫の山崎大地さんと同じことを書いていても、どこか楽観的なものがうかがえます。
この夫婦の本は同じ時期に読んでおりましたが、男と女の感じるところの違い、そして、大地さんと直子さんの考え方の違いが浮き彫りになって面白かったです。で、こっちは宇宙飛行士の山崎直子さんが書いた自伝的な手記になります。初めに読んでいて思ったのは
『宇宙飛行士って大変だよなぁ。訓練でさえ過酷を極めるのにその上家族を持って』
ということでした。事実、宇宙飛行士の離婚率は非常に多いそうで、彼女の職場の人間の大半が離婚を経験したことがあるのだそうです。実際にもこの山崎夫婦にも離婚の危機が何回も訪れます。特に彼女と大地さんが離婚を調停をしているときは自身のことながら持ち前の
「何とかなるさ!」
が出ていて、複雑な気持ちになったことは否めませんでした。そして、旦那様の山崎大地さんが老親の介護や仕事ができない焦燥や娘の世話やもろもろのストレスを鬼気迫るように書いていたのとは対照的に本人の人がらなのか実際にかかわっていないからなのか僕には判断がつきませんがとっても、ほんわかとした文体で彼女から観た事実がつづられていました。
山崎大地さんの本と2冊同時に読んで対比すると面白いです。
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宇宙飛行士という華々しい職業の裏側では、大変な苦労があることがわかる。
家族を持った上での宇宙へいくという決断は、男性でも立ちはだかる壁は大きいのだろうが、女性で、しかも小さな子どもを置いて、長い期間家を空けることの苦労は想像を遥かに超えるものがあるに違いない。
実際、旦那さんのメンタルでの病気や、離婚の危機など涙を流したことも少なくないそうだ。
そんな時でも、「何とかなるさ!」という強い気持ちを持ち、乗り越えた山崎直子さんの素晴らしさや、支えてくれた家族の温かさが胸を打つ。
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宇宙飛行士になるまで、たくさんの苦労や困難があったようなのに、元々の明るさからきているのか、とても楽しく読めた。
なんとかなるさ、そう思って悲観的にならないように自分も頑張らないと!
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印象に残った文。
「何が後々自分の役に立つか、また何が夢の実現につながっていくのかは本当にわからない」
計算しての行動だけでなく、「おもしろいから」で始めてもいいじゃん!
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ママさん宇宙飛行士と騒がれた山崎直子さんの本。夢を追ってそれを確実にかたちにする人って,どこか楽観的で,合理的で賢い選択を要所要所でしているなって思う。挫折と書いていても本当の挫折を感じさせない。しかしご主人の山崎大地さんの本を読むと,宇宙飛行士の夫としての葛藤とか,理想と現実のギャップや葛藤,どす黒い!?感情・本音満載でとても対照的。あわせて読むと味わい深い。
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宇宙飛行士 山崎直子さんの手記。
宇宙飛行士というと一見華やかな職業に思えるが、その裏側では大変な苦労や困難があることが理解できた。
そんな苦労や困難の中でも、旦那さんや娘さんを大切に思い日々精進されている姿には感動した。
☆「人生には自分が思い描いていた未来とは違う、しかし自分の力だけではどうにもならない、ということがあると思うのです。そんなとき、私はいつも「何とかなるさ!」と言って、自分を励ましてきました。それは、あきらめることではありません。開き直ることでもありません。その状況を冷静に受け入れ、きっとどこかに「道」はある、と信じること。そして、いまの自分にできることを精一杯やることなのです。
私もこんな家族思いで、どんな困難にもめげない素敵な女性になりたいと思った。
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山崎直子さんのこれまでの人生において感じたこと(楽しかったこと、つらかったことなど)が良く分かった。
そして、夫婦でいること、子どもを生んで育てること、さらに、仕事をするということ、それら全てにおいて何が大切なのか、どうすればいいのか、悩み苦しみながら、今までやってきた山崎さん家族の姿に感動。
相手に言葉をかけることも大切だけど、してくれたことに感謝し、行動するということに重きをおいて生活することの大切さを知った。
さらに、「変えられないものを受け入れ、変えられるものを変えていく」という詩の話はとても印象的。
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ママさん宇宙飛行士の本。
『何とかなるさ。』
どんな状況に置かれても、その時になれば何とかなるさ。
それにはかなりの努力も必要。
でも、ネガティブなネガティブにしかならない。
やっぱポジティブに物事を考えていこう。
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宇宙飛行士選抜の内容やその後の訓練の様子などが書かれており、とても興味深かかったです。また子育てをしながら、訓練や激務をこなす苦労や、その大変な状況をどのように前向きに乗り越えてきたのかなど、すごいパワーを感じました。そして旦那さんや娘さんに対する愛にあふれている!人間的にも本当に素晴らしい方ですね。感動しました。読みやすく、一気に読みました。これからも応援しています。
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旦那さんは夢をあきらめて奥さんの宇宙飛行士をサポートしてくれているけど、複雑な思いで応援してくれているって前に直子さんがつらそうにいってたのを覚えていた。
そして最近偶然、宇宙飛行士を辞め離婚もしていたと知り、なんだかショック…。
気にはなっていたが読んでいなかったので、やっと読んでみた。先入観があるからか、全体に薄く漂う哀しさに目を伏せてしまう。
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宇宙飛行士 山崎直子さんの手記。
人生には「壁」がつきもの。でも、越えられない「壁」は無い。
かっこいいなぁ!!
同じ女性、妻、母として尊敬します。
宇宙飛行士の訓練は想像を超える程過酷なのにそこを楽しんだり、何とかなるさ!という気持ちで臨む姿勢は素敵です。
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宇宙兄弟の副読本として読み始めた。
向井千秋さんは日本人女性として初の宇宙飛行士で、
山崎直子さんは美人で初などと能天気にも思っていたが、
直子さんが宇宙へ行く直前にでた本とは思えないレベルで、
文の端々にプライベートのダーク面がにじみ出ている。
直子さんはリスクに対する恐怖心が薄いというか、怖がらず進んでしまう鈍感力を持っている。
しかしながら能力と努力のレベルが高すぎて、すべて実現してきた直子さん。
それは宇宙飛行士の訓練を受けるようになってからも変わらないのだが、
訓練中にプロポーズを受けて結婚した夫がこれについていけておらず、
子育てと介護のために夫が会社を辞めたり、夫婦の危機をむかえたり、
なぜかリスクのあるボートハウスへ住むなど変な方向へ行ってしまっている。
夫婦ともにやりたいことがあって時間が足りないのだから、
相当な範囲をお金で解決するしかないだろうに、
わざわざ自分たちの時間をさいて対応しようとして、
しなくていい苦労をわざわざしている。
どの不幸も鈍感力から判断したことが源となっているので、
読んでいてはらはらする。
文中でイイことを言っているところが、あからさまに太字になっていてイラっとする。
サンマーク出版…
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「宇宙兄弟」から宇宙飛行士に興味が沸いて。
山崎さんとは同年代だけど、こんなすごい人生を送る人もいるんだな・・・と、負け犬気分に。
でもアメリカで母子家庭生活していたとことか、夫婦喧嘩のこととか読むと、親近感を持てたり。そして尊敬。宇宙へ行ったあとのエッセイも是非読みたい。
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副題「ママは宇宙に行ってきます」でミッション前に出版~星が見るのが好きな自衛官の娘は九州で1970年に九州で生まれ,北海道でも生活し,大半を松戸で過ごし,高校は県立高校を考えていたが,お茶大付属を選び,東大理一に入学し,ロボット工学を学び,大学院からメリーランド大学留学で研究し,現JAXAに入社した。1998年,宇宙飛行士選抜に二度目のチャレンジをして合格。機械工学が好きでアメリカ研修中に現夫と親しくなり,入籍,訓練予定を考えながら,娘を妊娠・出産。その後,コロンビア号の事故で予定が大幅に遅れ,スペースシャトルとソユーズに関する訓練を終えた11年後にアトランティス号でISSへの物資輸送・返送を担当することになった。アメリカやロシアでの訓練中は夫が父子家庭となり,義父母の介護をしながら,必死で妻である私を支えてくれたが,夫が退職して娘を連れてヒューストンにやってきた。アメリカで準外交官の家族として生活することは夫にストレスを与え,夫は宇宙関連での起業を目指すために帰国。母子家庭の生活はスタッフに支えられ,長い訓練では夫が渡米して家族の絆を維持してくれた。離婚の危機も乗り切り,家族として思い出を作り,ミッションに備えている。ミッションは映画の様に裏で支える多くの人間によって成り立つわけで,飛行士は画面に登場する出演者のようなもの~眠れない夜に読み,楽天的な性格でも落ち込みそうになるシチュエーションでも踏ん張った女性は流石だなぁと感心させられた。28・9で飛行士として選抜され,3~4年の訓練で6~7年後に飛ぶかなぁと想定していたのに,事故で11年も待たされるとは・・・私なら辞退してしまうかも知れない。諦めない人だから選ばれたんだろうが大したものです。亭主も偉いね
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宇宙飛行士:山崎直子さんの本。
JAXAの職員となってから宇宙飛行士として宇宙へ行くまでの困難な道のりが描かれています。
宇宙飛行士となってから、宇宙へいくまで
なんと11年もかかったそうです。
いつ宇宙へいけるかわからない、ゴールが見えない環境であったとしても努力と続ける姿勢に感動しました。
また働く母親としての体験もとても興味深く読むことができました。
【抜粋】
(宇宙飛行士候補になってから、11年後に初任務となる)
三、四年後には念願の宇宙へ行ける。
最初の頃はその思いを心の拠り所にして日々訓練を続けていました。
しかし、(もうすぐゴールだ)と思っていた四年がたっても、さらに五年たっても宇宙へ行ける見込みは立ちませんでした。
でも明日にはもしかしたら、その見込みが立つかもしれない。突然ゴールがみえるかもしれない。
もしそうであるなら、今日を全力で走らなければならない。
つまり、ゴールがどこにあるかわからない状態で、常に全力疾走しなければならないのです。
たとえ何年後かわからなくても、宇宙に行くチャンスを与えられていることは、とても素晴らしいことです。
それでも、長い(レース)の途中では、ときに不安がよぎる。いったいいつまで走り続ければいいのだろう。
ひょっとしたら、私は永遠にゴールにたとりつけないのではないか。
こんなふうに思うとき、力強い支えとなってくれたのが、幼い頃に見上げた北海道の夜空であり、プラネタリウムの天井に広がる(星空)、そして宇宙戦艦ヤマトで描かれていた宇宙空間でした。
星を見る会に向かう途中に抱いていたワクワク感。
月のクレーターがハッキリ見えたときの感動。
星の世界の神々たちが繰り広げるドラマに感じたドキドキ感。
あのころ、私は本当に宇宙が大好きだった。
そしていまもやっぱり、私は宇宙が大好きだな。
そんな大好きな宇宙に関われる仕事ができていることに感謝しよう。
そう思うと、再び走り続ける力がわいてくるのです。
宇宙をめざして、また明日も全力で走ろう、と。
だから私は思うのです。
夢や目標をかなえるためには、その夢や目標に対する素朴な好きという気持ちを大切に持ち続けることが大事なのだと。
(宇宙飛行士候補となったものの、訓練が受けられない日が続き)
だれかが故意に、訓練に待ったをかけたわけではありません。
かといって自分の努力でなんとかなるものでもありません。
どうしようもない。ただ待つしかない。
そのとき私は思いました。
だったら仕方がない、いまできることを一生懸命やろう、と。
(子育て)
娘とふたりきりの生活で、一分一秒の貴重さを知りました。
また、自分のためだけに使える時間はごく限られていました。
やりたいことはその時間にしかできません。
ですから、その分、集中力がついてきました。
時間の使い方もぐっと効率的になったと思うのです。
Posted by ブクログ
僕は宇宙飛行士ほどハードな仕事をしていませんが,それでも仕事でいっぱいいっぱいなので,結婚はしない方が良いと思ってます。ましてや,宇宙飛行士なら離婚が多いというのも当然でしょう。職場や家族や友人たちのサポートに恵まれて,山崎さんの家庭はなんとか危機を乗り越えたようですが,僕は多分どちらの立場でも無理だと思います。仕事と家庭どちらも取ることは,自分にはできそうにないなと思いました。