【感想・ネタバレ】仕事・人間関係 どうしても許せない人がいるときに読む本のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「許せない」気持ちは、
①大切なものを奪われた
②ほしかったものを、もらえなかった
ことにより生まれる。

「許す」というのは、それらが、奪われたままの状態、もらえないままの状態で、相手を許すこと。
要するに、自分だけが損をする覚悟が必要となる。
何故なら、「許せない」気持ちが生まれた時、許しても損をするし、許さなくても大損をするから。

【「許す」とは「損してもいい」と覚悟を決めること】
「ま、いっか」思えることが第一歩。
「損してもいい」と思える心の状態を作る。

また、「自分の正しさ」と「他人の間違い」を主張する人は、常にさまざまな問題を作り出す。
自分のルールやタブーや常識は、自分だけのもので、他人には当てはまらない。

【「ダメ」を「いい」に変えると「許す」の幅がググッと広がる】

【「責める」と「許す」はセットである】
「損してもいい」は我慢でなく、伝えること。
ちゃんと「責めること」や「伝えること」も必要。

【覚悟は、「覚る」「悟る」ふたつの「さとる」】
クジラは、オキアミだけを選り好みして食べることはできない。いいものも悪い物も、全てを飲み込んでから、必要なものだけ取り入れる。
いい結果だけを手に入れようと、選り好みをしてはいけない。

私の許せない人は、母親。
私のお腹の子供を奪った人であり、私の人生と子供の人生を奪った人。

「ま、いっか」と思えたことも、「もう許そう」と思ったことも、何度もあるけれど、ふとした母親の言動がきっかけで、「許せない」気持ちがぶわっと一気に蘇ったりと、20年ずっとその繰り返し。
責めても伝えても、私の気持ちは届かないし、お互いが自分が正しいと思っているので、不毛な戦い。
でもまぁ、もう、それでいいのかなって思う。

「損してもいい」は、心屋さんに出会って、私がすごく変わった部分。「損してもいい」って思えることで、こんなにも楽に生きられるようになるんだと、すごく大きな気付きになったし、気持ちの切り替えが早くなった。
「損してもいい」気持ちが、結局は「得をする」ということも、実践してみてとてもよく分かった。

0
2017年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

許さないでいると人生で大損をする。だったら、許すことで損をしたほうが何倍も豊かになれる。

という主旨は面白く頷けた。

ただ、後半で出てくる「意地悪する人が許せないのだったら、自分を意地悪をしてみる。そこで意地悪する人の気持ちが初めてわかります」とか、
「こうした経験を通じて、『意地悪するって思っていたほど、悪いことではないかも』と感じますよね。するとこれまでの「意地悪は悪いことだ」という考え方からぴょんと飛び出せたりします。」

という論旨にはちょっと首をかしげてしまう。

確かに、世の中に「許せる程度」の意地悪は存在する。それはそうかもしれないが、「倫理的にどうよ!」っていう意地悪もあるわけで。程度が違えば、意地悪される人の感受性によっては、「意地悪」は「いじめ」や「虐待」にもなるわけで。それを「やってみたら、許せるよ」っていうのは強引かもしれない。

まぁ、これは私が飛躍しすぎていて、きちんと内容を理解できていないだけかもしれないけれど。「意地悪」と「いじめ」は同義語じゃない、と言われればそれまでですが。だけど、「意地悪」と「いじめ」は紙一重です。だからなくならないし、難しいんだと思います。

そういうレベルでの過去の「許せない」を「許す」に変えたい私としては、ちょっと腑に落ちなかった。

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2021年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

許すことは【「損してもいい」と覚悟を決めること】である。

【いまあなたが「ない」と思っていることを、「ある」と言い換えてみてください。自分の「ある」を体感するうちに、「損してもいい」がものすごくふに落ちてきます】

【「許せない」と思う相手は、じつは、あなたの分身です。あなたが「ダメな自分」として否定し、捨てたり、隠していたりする部分です】

【いい自分も、ダメな自分も受け入れてあげて、自分としっかり仲直りする】と自分の中の「許すの幅」がグンと広がる

許せないのは
①大切なものを奪われた
②ほしかったものをもらえなかった
に起因するので、
「損してもいいや」と思うことが大切。

損して得取れというか、
「こうしてくれたら許せる」と思うことは決して実現しないと、許さない本人にもわかっているはず。
誰かを許せない線引きによって、自分も縛られています。汚く食べるワークで、意外に大丈夫だとわかるそうです。クジラはオキアミだけを選んではいない話が心に残ります。えり好みによって豊かさが減る。

許すということは損してもいいと覚悟を決めること。
相手を変えようとせずに、
自分が変わる(成長する)こと。
許せない相手は、自分の写し鏡。
本当はやりたいのにできないことをやっている羨ましさ。
行動を変えれば感情が変わり、許す範囲も広がっていく。
タブーやルールと思っていることは、自分だけの思い込みかもしれない。 自分のルールは今でも必要ですか?
今までの逆のことをやってみよう。

自分が自分に科した、なりたくない自分にならないようにするためのルールを、破っている人を見ると許せないと感じる。
そのルールのせいでこんなに生き辛いんだったら、やめたほうがいいですよそのルールってところは心に残った。
一回破ってみてから、好きなほうを選べばいいとのこと。 ルールに従ってるんじゃなくて好きだからやってるだけ。そうしない他人がいても気にしない。

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2015年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

講演会を先に聴いていたので、イメージしやすかったです。
損してもいい、というのは実践むずかしそう。
許すのは損だけど、許さないのはもっと大損、という考え方にはハッとさせられました。
ま、いいかは魔法の言葉ですね。

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2014年12月17日

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