【感想・ネタバレ】深爪のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

凄くよかった!

2014年10月26日

同姓愛者の自分でも言葉にするのが難しい女性同士の愛の複雑さが文章を通して理解できていく。
必ず違う作品も読もう!と思えました。
なんだかスッキリしました!

0

Posted by ブクログ 2016年10月09日

人妻と恋愛をするビアンのおんなと、不倫をするおんな、その旦那の目線で書かれた連作短編。描く目線によってテーマが変わっておもしろかった。各々の目線が描くすれ違いが切ないし、人生はこんなものだと思う。一番感情移入したのは旦那。かわいそうで愛おしくて、一番しあわせになってほしいと思いました。おんなの強さと...続きを読む弱さが共存するところが存分に描かれていました。激しく嵐のような恋愛に胸がえぐられました。

0

Posted by ブクログ 2012年12月17日

レズビアンの妻の恋愛がメインといえばメインなのだが、マツキヨの息子に対する愛情に、一番胸を打たれた。
吹雪に対して身勝手だなぁ、と思ったり、なつめに対して面倒臭いなぁ、と思ったりもしたけれど、結局誰のことも憎めない。
愛は理屈じゃないから。

0

Posted by ブクログ 2011年07月04日

これからどうなるのか気になって面白かったけれどあんな女に好き勝手させていいはずがない。でも男女の恋愛と違って、女は本当に感情で動いてしまうんだなぁ。どこをつついても欠陥だらけだ。ただ「魔王」をだしてくるところはうまいなぁと思った。
中山可穂さん初めて読んだけど他のも読みたいと思いました。

0

Posted by ブクログ 2010年01月29日

結局、母でも娘でも先生でも友達でもなく、
あれは女だったのだ。
まぎれもなく、女だったのだ。
三つのまなざしとひとつの痴話。

0

Posted by ブクログ 2009年12月05日

と、ゆーわけで中山可穂にドップリです。
コレは読んでて辛かった・・・。もーマツモトキヨシが可哀想すぎる・・・!!
ふざけんなー!あのおんな!なつめでいいじゃないかー!
てゆーか誰も幸せになってないぞこんちくしょー。

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

ホモセクシュアルは、ゲイにしろビアンにしろ複雑な人間関係を持ち込みやすいので、小説としてはわりと書きやすい分野だと思う。この3連作も最初はビアン不倫のねっとりしたエロスがテーマかと思ったが、視点が転換するたびに違うテーマ性を帯びてラストは家族愛の形までも描き出してしまい、なかなか面白い話だった。マツ...続きを読むキヨの性格がいいので救われるのかなあと思う。だって一番可哀想(笑)この人のビアン小説はもう少し読んでみたい。

0

Posted by ブクログ 2012年06月30日

ジャンル人妻らしい作品。正直主人公の恋人だった人妻より、その旦那のほうに感情移入してしまった。主人公でなく新しい恋人と出て行った妻を憎むでなく残された息子のために動く旦那と主人公の交流が面白い。

0

Posted by ブクログ 2012年02月08日

久しぶりに読んだ恋愛小説が、ビアン物。性別は関係なく恋愛は恋愛だよねと思う。登場人物3人のそれぞれの視点で書かれた連作短編集。
1番振り回された子供視点はない。大人は勝手だと責められても仕方がない内容。
恋愛とは不条理なものだ。いい人が幸せになるとは限らないのだから。
本もドラマも映画も恋愛物を見る...続きを読むと、必ず思うことがある。『みんが幸せになることは不可能である』。

0

Posted by ブクログ 2011年08月23日

レズビアンもの。

あーそう言う方向に行ってしまうのかー、と感じてしまった。
既婚者女性と独身女性。
考え方の違いもあって上手くいかない、かと思いきや、一気にその人に夢中になってしまうこともあり……
矛盾が入り混じり、少々混沌としたイメージ。
個人的には「赦し」があったのかどうかは何とも言えない。

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

昨日買った中山可穂の小説『深爪』は、人妻に恋し捨てられるレズビアン、その人妻、その夫、と主観を変えた3編の短編による連作だった。

この「主人公が人妻に恋をし、ふられる」というのは中山可穂の作品に繰り返し現れるプロットなんだけど(おそらく作者が実際に経験したのだろう)、今回は相手の視点から書くなど、...続きを読むより客観的にとらえる試みもなされている。それは一つの成熟ではあるんだけど、私は『感情教育』の頃のような、文章に当たり散らすような荒っぽい作品の方が好きだったかもしんない。

0

「小説」ランキング