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Posted by ブクログ 2022年02月23日
どのお話もとても良かった。
明確な真実は明かされずに読者に委ねる形のラストで、色々と考察できて面白かった。
こういう、奇妙で起こり得そうで起こらない不思議なお話が大好きなので、楽しんで読むことができました。
世にも奇妙な物語で映像化したものを見てみたい!
私は「固結びの人」「同窓会の夜」「スコール...続きを読むを横切る」が好きです。
(ざっくりジャンル分け)
●無害だけど…不気味・奇妙なお話
「ただ開いている穴」
「頭痛帽子」
「何のアレルギー?」
「角の悪意」
「厄介なファックス」
「スコールを横切る」
「同窓会の窓」
「サカグチの引き出し」
●ちょっと巻き込まれる…じわじわ不穏で不気味なお話
「祖父のメンテナンス」
「固結びの人」
「黄色い猫」
「瓶の中へ」
●後は破滅しかない…不穏なお話
「削除」
「認識不足」
「×(バツ)」
「ミセスKの鏡台」
「空白を埋めよ」
Posted by ブクログ 2012年02月05日
幼い頃に読んで…心のどこかに怖いものがひっかかっている感じ。
額に×がついてたり、縛られた人は捨ててよかったり
FAXから腕が出てきたり、壁に穴があいていたり…??
いつもの街なのに誰もいなかったり。
確かそんな感じだったような。
おぼろげながら、世にも奇妙な物語に通ずるものがあり
怖いのダメな...続きを読むのであえて読み返したくはないけど
今の怖いものみたさな性格はこの本からスタートかな。
と考えると、私の人生でかなり影響を受けた本です。
こういう体験があるから、本は幼い頃から読むべきだと思ったよ。
今読んだって、何も残らないと思えるから。
Posted by ブクログ 2010年01月30日
原田宗典の真骨頂とも言うべき短編集。
「0をつなぐ」にも通じる『何とも言えない奇妙さ』をこれでもかという位に描きだした短編17編。
空想上のものから実際にありそうなことまで・・・
突然部屋にぽっかりと穴があいてたらどうしよう。
Posted by ブクログ 2009年12月18日
異世界に紛れ込んでしまったような心細さ、奇妙さがちりばめられた短篇集。
短いものは4ページほどで終わる。全17篇。
「ミセスKの鏡台」がぞくっとするほど怖かった。
Posted by ブクログ 2021年05月04日
SFチックなショートショート。
どれも好みであるが目立って面白い作品はなかった。
失礼だけど、この手のジャンルにはありがちとも言える作品群かと思った。
「固結びの人」がすごく好き。
Posted by ブクログ 2011年11月08日
不条理なお話満載。筒井康隆に通じるものを感じる。だが、原田宗典は筒井越えは難しいとみる。理由は彼ほどには強烈な毒を吐くに至ってはいないからなのだ。優しさからなのか、性格の良さがそうさせる。どちらかというと、無難なところを行きつ戻りつしている感が否めない。あえてというなら、『同窓会の夜』は好きだ。
Posted by ブクログ 2015年06月29日
原田宗典さんの短編集の中でもいちばん面白いと思いました。
どの話もオチが気になって気になって、グイグイ読めます。
発想が自由というか斬新なかんじ。
すっごく奇妙というよりは、ほんのり(?)奇妙といった印象。
Posted by ブクログ 2010年07月04日
不可解な話ばかり。
世にも奇妙な物語なんかが好きな人は楽しめると思う。
私も楽しめた。
短編集だからあっと言う間に読み終わるのもいい。
このノリで長編だったらきつかったかもなぁ。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
〜お薦めお返事〜
お薦め有り難うございます!これは次に本屋に行った時探してみようと思います。何だか凄く不思議な魅力のあるような、そういう雰囲気の物語だなぁ・・・とあらすじやレビューを読んで思いました。未読の人間のイメージですが、星新一っぽいのか、ドグラマグラっぽいのか、何となくそんな印象を頂きました...続きを読む。探すのが楽しみです!お薦め有り難うございました!>たもつ